屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

春におすすめする屋久島ガイドツアーは「色鮮やかな新緑につつまれるリバーカヤックツアー」と「太鼓岩からのカラフルな新緑とヤマザクラの絶景・白谷雲水峡ツアー」

2023年02月15日 | 屋久島ガイドツアー

春に一番おすすめする屋久島のガイドツアーをご紹介いたします。

一つ目は、白谷雲水峡太鼓岩ツアー

太鼓岩からの眺望はもちろんのこと、この時期は新緑の鮮やかな黄緑色とヤマザクラのピンク色がモザイク模様にまざったカラフルな景色を楽しむことができます。

 
ヤマザクラのピークは毎年4月10日前後ぐらいです。
 
 
雲がなければ屋久島最高峰で九州最高峰でもある宮之浦岳(1936m)も見ることができます。
 
 
この時期は山登りをしない地元の人も登りに来たりするぐらい良い季節です。
 
 
ヤマザクラのピンク、ヤクシマオナガカエデの黄緑、屋久杉の深緑がよく目立ちます。
 

手前味噌ですが、2023年2月8日放送「林修のニッポンドリル」・春しか見られない世界遺産の絶景ランキングにて「太鼓岩からの新緑と桜の絶景」が紹介され、屋久島自然学校が太鼓岩からの動画とヤクシカ・ヤクシマザルの動画を一部提供させていただきました。


 

屋久島は常緑広葉樹が多く、春先にはいろいろな新緑が目を楽しませてくれます。

 
プカプカ浮遊感がたまらない。
 
 
水面から見た景色はいつもと違って見えて新鮮ですよ。
 
 
新緑の季節でなくてもエメラルドグリーンの水色はとっても美しいです。
 
 
暖かい日は水遊びをすることも可能です。この写真を撮った日は最高気温が20度ほどでした。

関連ブログはこちら。(新緑を愛でる春におすすめの屋久島カヌーガイドツアー)

屋久島へのご来島をお待ちしていますよ!

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キラキラの木漏れ日を全身に浴びながら【コロナ禍でも楽しめる屋久島登山穴場のスポット】

2021年05月08日 | 屋久島ガイドツアー
屋久島前岳岳参り登山
今回はコロナ禍でも楽しめる屋久島の穴場の登山スポットをご紹介します。

人に出会うことはほぼなく、ガイドブックにも載っていない山「前岳」ですが(地形図や登山用の地図には載っています)、山頂からはすばらしい景色を味わうことができます。

また、屋久島の春牧集落の人にとっては岳参り(集落の代表者が登り、集落の繁栄、家内安全、五穀豊穣などを願う山岳信仰の一種)の対象の山となっています。

屋久島コケのある風景ツアー
 
最初は気持ちの良い渓流のそばを歩いていきます。
 
屋久島コケのある森の風景
 
苔がとても多く、コケが多いことで有名な白谷雲水峡にも負けていません。
 
屋久島炭焼き窯の跡
 
炭焼き窯の跡。比較的人里から近く、人の手の跡が合間見ることができます。
 
屋久島コケと木漏れ日
 
この日は天気がよくキラキラと降り注ぐ木漏れ日の中を歩くことができました。

もうそれだけで幸せです。

屋久島コケのある風景

 
ヤクシマミヤマスミレ
 
足元もよく見て歩いていると花を発見したりします。ヤクシマミヤマスミレ。
 
屋久島アリドオシの花
 
アリドオシの蕾。ちょっとぷっくりとしているところが可愛らしい。蟻を通すような鋭いトゲがあるのが特徴です。
 
屋久島屋久杉の大きさを実感
 
生きている屋久杉は少ないですが、残骸などは所々で見ることができます。

洞に入ったり、間近で見ることができるので屋久杉の大きさを実感することができます。

 
屋久島キノコ、サルノコシカケの仲間
 
サルノコシカケの仲間(きのこ)。
 
屋久島ツガの大木
 
こちらの大木は屋久杉ではなく、ツガの木。屋久杉以外の木も大きくなります。多様な自然を見ることができるのが屋久島の凄いところです。
 
屋久島木の隙間から海
 
木の隙間からの景色。
 
 
山頂が近づいてくると風当たりが強くなり、木々のかたちもいびつになってきます。それぐらいとても風が強いです。
 
屋久島白骨樹
 
強風によって白い木肌がむき出しになってしまい白骨樹と呼ばれます。
 
屋久島の植物チャボシライトソウ
 
白い糸のような花を咲かせるチャボシライトソウ。足元にひっそりと咲いていました。
 
屋久島岳参り前岳の祠
 
山頂に到着。祠が祀られています。
 
屋久島岳参り前岳山頂からの景色
 
眼下には屋久島で二番目に大きな安房集落。
 
屋久島岳参り前岳山頂からの景色
 
遠くには平らな種子島が良く見えます。

種子島といえばロケットの打ち上げが有名で屋久島からも良く見えます。

屋久島岳参り前岳山頂からの景色
 
北側の景色。白い花崗岩の肌がむき出しになっているのは数年前に崩落した場所。
 
屋久島サクラツツジと白骨樹
 
山頂に咲いていた屋久島を代表する花のひとつサクラツツジ。
 
屋久島ひこうき雲
 
ひこうき雲もはっきりと見ることができました。

ちなみに「ひこうき雲が長く見えると天気が崩れる兆候」という観天望気がありますが、翌日は大雨でした。

屋久島の植物ハイノキ
 
行きは気付かなかった、ハイノキの花。
 
屋久島岳参り前岳ガイドツアー
 
コケのきれいな渓流で一休み。のんびりとしたスローな時間がとても心地よいです。

コケを痛めないように裸足になっています。

屋久島明星岳新緑風景写真
おまけ。車道からの眺め。まだまだ新緑が美しいです。

「前岳登山」ゆっくり歩いて4時間ほどの山行でした。

ガイドツアーのメニューには記載していませんがご案内することも可能ですので興味のあるかたはお問い合わせください。

屋久島へのご来島をお待ちしております。

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春を感じながらのトレッキング【屋久島白谷雲水峡ガイドツアー】

2020年03月12日 | 屋久島ガイドツアー

今週見られた屋久島白谷雲水峡の風景をご紹介いたします。春らしくなってきた屋久島の景色を楽しんでいただけると幸いです。

白谷雲水峡までの道路
 
標高600mの白谷雲水峡に向かう際のワインディングロード。屋久島の宮之浦集落を見下ろすことができます。
 
サツマイナモリの花、白谷雲水峡
 
サツマイナモリの花が水辺に群生していました。
 
桜色の花、サクラツツジ屋久島白谷雲水峡
 
屋久島を代表する花、サクラツツジ。
本来はもう少しあとの時期に咲き始めるのですが、日当たりの良いところではすでに咲き始めています。
 
屋久島の固有種ヤクシマオナガカエデ
 
こちらは屋久島のカエデ、ヤクシマオナガカエデ。屋久島の固有種です。

新芽はまだ赤く、時間とともに緑色になってきます。

マムシグサ、白谷雲水峡にて
 
ニョキニョキとタケノコのように伸びてきている植物はマムシグサ。

茎の模様が蛇のマムシを連想させるところからきています。

マムシグサの新芽
 
茎の皮?の部分からきれいに畳まれた花と葉っぱが少しづつ展開していきます。
 
マムシグサの果実、白谷雲水峡
 
そして、赤い独特な果実をつけて枯れていきます。こちらは冬に見られた果実が残っていました。

マムシグサのライフサイクルをいっぺんに見ることができるのは今の季節だけです。

ヤクシマキイチゴ、屋久島の固有種
 
ヤクシマキイチゴ、屋久島の固有種

白いイチゴの花も咲いていました。

白谷雲水峡のコケの世界
 
白谷雲水峡は名のない場所でもコケが広がっています。
 
苔むす森、白谷雲水峡
 
こちらは有名な苔むす森。岩の上にもコケが広がっています。
 
オオゴカヨウオウレン、屋久島の固有種

そして今、一番目を引く花はオオゴカヨウオウレン。

白い妖精、オオゴカヨウオウレン
 
コケの上などに生えています。あまり大きくはないので気づかない人もいるかもしれません。
 
 
屋久島の春を告げる花なのでこの花を見るとうれしくなってきます。
 
太鼓岩、白谷雲水峡
 
太鼓岩に到着。この日は天気がもってくれて屋久島で一番高い山・宮之浦岳を拝むことができました。
 
太鼓岩より宮之浦岳を望む
 
太鼓岩より奥岳を望む

島とは思えない山の深さと山の多さです。

木漏れ日、白谷雲水峡
 
森の中に日が差し込んでくると本当に綺麗です。写真で写しとるのはなかなか難しい。
 
コケに覆われた七本杉、白谷雲水峡
コケに覆われた七本杉、白谷雲水峡

例年より観光客が少ない屋久島。森の中に入れば新鮮な空気と人も少ないので快適なトレッキングを楽しむことができます。

屋久島までの交通機関には十分注意が必要かと思いますが、この機会に自然が多く、人の少ない屋久島に来ていただくのも良いかもしれませんね。

白谷雲水峡のガイドツアーはこちら。

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雪を被った宮之浦岳を見るために太鼓岩に行ってきました!【屋久島白谷雲水峡】

2020年02月07日 | 屋久島ガイドツアー

屋久島も例にもれず暖冬ですが、久しぶりに山の方では雪が降ったようなので小学4年生の娘を連れて白谷雲水峡に行ってきました。

屋久島は南の島のイメージがあるようですが九州最高峰の山があったりするので、山の方では雪が積もります。

里の方ではハイビスカスの花が咲き、山に登ると雪が見ることができる面白いところです。

清流沿いの道を歩いていきます。最初の方は整備された道です。
白谷雲水峡ツバキの花
時期的には終わりですが、足元にはツバキの花がたくさん落ちていました。
屋久島の植物オオゴカヨウオウレン
一方で屋久島の春を告げる固有種オオゴカヨウオウレンの花が咲き始めています。少しづつ春が近づいているのを実感します。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
屋久島には屋久杉以外にも様々な樹木が見られます。代表的な樹木のひとつ赤い木肌が特徴のヒメシャラ。屋久島のすごいところは多様な植生にもあります。
屋久島白谷雲水峡ツチグリ
キノコの一種「ツチグリ」触ると胞子を吐き出す姿が面白いです。足元をよく見ていないと気づきません。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
屋久杉の大きな切り株。昔の人たちは屋久杉を切り倒し、人力で運び出していました。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
石をつたって川を渡っていきます。時々落ちる人がいるので(笑)注意が必要です。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
屋久杉「くぐり杉」。アトラクションのようで子供は楽しいようです。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
屋久杉「七本杉」。根元に張り付いたコケが美しいです。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
屋久杉「シカの宿」。中に入れるほど屋久杉は大きいです。
屋久島白谷雲水峡苔むす森
名勝「苔むす森」。一番の人気スポットですが、ここに来るまでも十二分苔むしています。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
こちらも屋久杉の株の中。数百年から千年以上の屋久杉が当たり前のようにたくさん点在しているところが屋久島のすごいところです。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
正面の巨木は屋久杉「かみなりおんじ」。
屋久島白谷雲水峡ガイドツアー
お腹が空いたのでお昼ご飯を食べ、太鼓岩へ。

こちらは切られずに残ったおおきな屋久杉。名前はありませんが大きいです。

屋久島白谷雲水峡太鼓岩
太鼓岩に到着。上の段はすこし混んでいたのでまずは下の段の太鼓岩へ。斜めになっているので少し怖いところです。行く時は気をつけてください。
屋久島白谷雲水峡太鼓岩
下の段から上の段の太鼓岩を見上げたところ。皆さんが想像しているよりは小さいみたいです。
屋久島白谷雲水峡太鼓岩
今回の目的、冠雪した屋久島の奥岳を眺めることができました。九州最高峰の宮之浦岳は1936mあります。
多くの山が見られる屋久島では手前に見える山々を前岳、奥に見える神々が住む山々(昔は簡単にいくことができなかった)を奥岳と呼んできました。
屋久島白谷雲水峡太鼓岩
落ちないように展望を満喫しましょう。
屋久島白谷雲水峡女神杉
屋久杉「女神杉」。巻き付いている木がポイントです。詳しい解説はぜひガイドツアーに参加してくださいね。ガイドと歩くといろいろなことに気づくことができて楽しいですよ。

ちなみに白谷雲水峡の登山道には雪はありませんのでご安心ください。

この時期は人も少なく快適に歩くことができます。

屋久島自然学校の白谷雲水峡ガイドツアーはこちら。

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屋久島第2の巨木に会いに行く!

2019年01月25日 | 屋久島ガイドツアー

屋久島の1月2月は閑散期。時間に余裕があるので家族サービスで屋久島で二番目に太いと言われている大和杉に会いに行ってきました。(二番目に大きな屋久スギは所説あります)

場所はヤクスギランドを通り抜けた森の奥。

ヤクスギランドだけでも見ごたえのある森ときれいな水がながれていますが、大和杉コースは自然の奥深い体内に入っていくような感覚です。 

途中倒れていた倒木の年輪を数えています。勘違いされやすいのですが実は成長が遅くて年輪の目がとても細かいです。 

嫌がらずについてきてくれる娘たち。楽しいそうな姿を見ているだけでこちらもうれしいです。

家族サービスは娘に対してではなく、お父さんへのサービスだと思います。

このコースは大きなサルノコシカケ(キノコの一種)がよく見られます。これで何十年たっているのでしょうか? 

落ちていたヒメシャラの皮。冬は脱皮?する季節でもあります。

このコースは本当に巨木の多いコース。名前のないものでも十分に大きいです。 

誰が名付けたかわかりませんが通称ミホノスギ。隠れた名杉です。

白骨化して洞の大きな巨木も今なお葉をつけ生きています。

強風の吹き荒れる屋久島では樹木もねじれてしまったり。

 途中、一か所しとしとと苔のしずくが流れ落ちる癒しポイントもあります。

大きな屋久スギの切株の中に入ったり。切り株の上に違う樹木が生えていたり。 

見上げてみるとこのような景色。

屋久島では石の上にも巨木が成長します。屋久島のどこの森でもそうですが、自然の生命力の強さには驚くばかりです。

こちらの巨木はまだ生きていますが洞がとても大きいです。

 

そしてこちら大和杉。推定樹齢3000年から4000年。樹高が高く34.9m、 胸高周囲(幹回り):10.2mほどで直径が3m以上あります。

人をいれるとこんな感じ。大きすぎて写真には収まりきらないし、なかなか大きさを表すのは難しいです。

ちなみに大和杉コースで出会った人はゼロ。繁忙期でも人に会うのが珍しいコースです。

ぜひ人とは違うところ、人が少ない穴場が良い人は縄文杉コースよりこちらをお勧めしておきます。

 

屋久島自然学校の大和杉ガイドツアーはこちら。

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