屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

春の陽気に誘われて屋久島を半周ぶらり【屋久島風景写真:FUJIFILM X-Pro3】

2021年02月23日 | 屋久島風景写真・カメラ

この日の最高気温は20度超え。春らしい陽気に誘われて屋久島を半周ぶらりとしてきました。

屋久島の北西、永田集落で見られる景色をご紹介いたします。

屋久島いなか浜
 
まずはウミガメの産卵地として有名な屋久島いなか浜。
 
ウミガメの産卵地屋久島いなか浜
 
モクモクの雲。

遠くに見える島は口永良部島。屋久島からフェリーに乗って行くしか行くことができない島です。

屋久島いなか浜の海の色
 
オーシャングリーン。空や海を眺めているだけで気持ちの良いところです。
 
 
ここでお弁当を食べながらのんびりしていると、遠くに大きなタンカーが通っていきました。
 
屋久島の海岸線、西部林道
 
この後目指す屋久島灯台の方角。
 
屋久島灯台
 
明治時代に造られ、鹿児島で唯一残っている灯台、屋久島灯台。
 
屋久島灯台
 
屋久島の人はどこちらかというと「永田の灯台」と呼んでいます。残念ながら中に入ることはできません。
 
屋久島灯台えびす様
 
裏側には気づかない人も多いと思いますが、えびす様が祀ってあります。
 
屋久島灯台えびす様
 
灯台とえびす様が屋久島の海を行き来する人たちを見守ってくれています。
 
屋久島海岸線花崗岩
 
ちなみに屋久島は白い岩(花崗岩)が隆起してできた島でこの辺りの海岸は花崗岩がむき出しになっています。
 
屋久島横河渓谷
 
次は横河渓谷。屋久島には本当にきれいな川がいっぱいあるのですが、こちらは麓から近く行きやすいところです。
 
屋久島横河渓谷
 
夏場は水遊びもできるところですが滑りやすく水難事故が多いところなので注意しましょう!

こちらの白い岩も花崗岩です。

屋久島横河渓谷エメラルドグリーンの川色
 
透明度の高い非常にきれいな川です。このような川で遊んでみたい方は沢登りツアーに参加してみてください。
 
屋久島横河渓谷苔むした渓谷
 
少し奥の方に行くと苔のきれいなところもありますが、岩が滑りやすく、この時は裸足になりました。
 
屋久島横河渓谷上弦の月
 
岩の上で少し休みながら後ろを振り向いてみると上弦の月が・・・こんなちょっとした気づきがうれしいです。
 
屋久島永田岳
 
帰り道、屋久島で二番目に高い山、永田岳(1886m)を眺めてきました。何日か前におおきな寒波が来たので山頂付近には積雪が見られます。日本百名山で屋久島で一番高い山、宮之浦岳が有名ではありますが、時間と体力に余裕があれば登ってほしい山です。
 
屋久島渡り鳥カモ
 
永田川の河口にはカモがいっぱいいました。どこから渡ってきたのでしょうか。暖かい屋久島は過ごしやすいかな?
 
屋久島永田川河口
 
そういえばこの永田川河口の少し上流に横河渓谷があり、ずっと先には水源となる永田岳がそびえています。

そして、永田川から流れてきた花崗岩の細かい砂がいなか浜に堆積してきます。

意図せず、ふと山から川、海へのつながりを感じた一日でした。

 

屋久島里めぐり観光ツアーはこちら。 (屋久島には狭い道があるので車の運転が心配な方におすすめ)

屋久島フォトトレッキングツアーはこちら。

 
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巨木が立ち並ぶ屋久杉の森をPENTAX K-1とD FA 24-70mmF2.8レンズでフォトトレッキング【屋久島ヤクスギランド】

2020年02月02日 | 屋久島風景写真・カメラ

天気が良い日にカメラを持って屋久島のヤクスギランドに行ってきました。

ヤクスギランド、名前から誤解されがちですが屋久杉の原生林を堪能するのに最適な場所です。

ちょっと冷たい空気とやわらか日差しを浴びながら歩き始めました。
奥に見える山は標高1497mの太忠岳。ここヤクスギランドが登山口となっています。

親指を立てたような岩は天忠石。高さが40mともいわれています。

初心者の方でも登ることができる山です。

赤い木肌のヒメシャラの木がとても目立ちます。
屋久杉のコブ。よく見ると人の顔に見えてきます。
屋久島といえばコケが多くて有名です。屋久島に来るとコケが好きになること間違いなし。
このような大きな倒木も数年で苔むしてきます。
ヤクスギランドひげ長老
屋久杉「ひげ長老」。見上げてみると太い枝も折れてしまい、葉っぱも少ないですがいろいろな植物が引っ付いています(着生といいます)。
ひげ長老のすぐ横にある屋久杉。中に入れるぐらい大きいのですが、名前はありません。
中から覗くとこんな感じ。二代目の屋久杉で一代目をまたいだ形です。
少し歩いていくとさらに大きな屋久杉の切り株があります。ハートの形はないですが、苦労してウィルソン株まで行かなくてよいかもしれません。
おもわずキノコがあると撮ってしまいます。
森に差し込む光芒がきれいなのですが、なかなかうまく撮影できません。
ヒメシャラの根。
この辺りは屋久杉に限らず巨木が本当に多いところです。
こちらはヒメシャラの巨木。数百年は生きていると思われます。
右手の屋久杉は二本の杉が合体した合体木。
青空があると見上げてみるのも面白いです。
コケの種類は多く、ぶら下がるタイプのコケも見られます。
ヤクスギランド小田杉
看板はありませんが小田杉。推定樹齢2500年。
コケの感じがうまく撮影できました。ペンタックスは緑の色が良いと思います。
ヤクスギランドガイドツアー釈迦杉
こちらも看板はないのですが釈迦杉と呼ばれています。
屋久杉の赤ちゃん(実生)。
枝の曲がり具合がすごい。
D FA 24-70mmF2.8レンズは最短距離が38cmなので近くのものの撮影もそれほど困りません。
屋久島に住んでいると水もひとつの撮影テーマになります。
時間が経てば看板もこのように・・・
屋久島では屋久杉にヤマグルマがよく着生しています。その姿から通称「しめ殺しの木」とも呼ばれてしまいます。
冬なので花は少ないのですがこちらはリンゴツバキの花。
ヤクスギランドガイドツアー苔むす渓谷
苔むした渓谷。
このようなコケが至る所で見られるのが屋久島のすごいところ。
ヤクスギランドガイドツアー母子杉
母子杉。推定樹齢2600年。こちらも二本の屋久杉が根元で合体しています。
母子杉の木肌。
透明度が高く、川底の花崗岩がよく見えます。
登山道を覆いかぶさるような巨木。
ヤクスギランドの50分コースまでであればこのような整備された道を歩くことができます。
屋久杉の残骸。屋久杉は樹脂などが多く、なかなか腐りません。
こちらは屋久杉ではありませんが、年輪の細かさが伝われば良いかな。

ヤクスギランド、繁忙期でも人の少ないところですのでゆっくりと撮影しながらあるくのにはとても良いところです。

屋久島自然学校のヤクスギランドツアーはこちら。


こちらからはカメラとレンズについて。興味がある方はご覧ください。

レンズD FA 24-70mmF2.8の質量は約787g。

K-1と合わせると約2kgとなり、重さが心配でしたが意外と大丈夫でした。

ヤクスギランドや白谷雲水峡ぐらいの山であれば問題ないと思います。

ただし、縄文杉コースや宮之浦岳コースには持っていくのにはためらいます。そもそもゆっくりと撮影している余裕のないコースですので私ならもっと軽量のカメラを持っていきます。

 

写りに関しては優等生でそつなくなんでもこなせます。ズームレンズはやはり便利ですね。

実は最初はHD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WRを購入しましたが、最短撮影距離が50cmなのとF値が変動するのが合わずにHD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRと入れ替えました。

最大撮影倍率は28-105mmの方が高いのですが、私にとっては最短撮影距離が遠い方が扱いづらかったです。道端で見つけた花などを撮影するときに一歩さがらないといけないイメージです。

唯一、気になるところはMFを多用するのでピントリングの幅が狭いこととピントリングがぐるぐる回転してしまうことです。

 

それにしてもペンタックスの出す緑の色は格別です。

また、雨が多く湿度が高い(ここ重要)屋久島では防塵防滴のボディーは重宝します。

ぜひ風景写真を撮る方にはペンタックスのカメラをおすすめしますよ。

 

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白谷雲水峡をカメラを持って娘と散策【屋久島風景写真・フォトウォーク】

2020年01月08日 | 屋久島風景写真・カメラ

冬休み天気も良いので小学4年生の娘をつれて白谷雲水峡の三本足杉まで行ってきました。

白谷雲水峡に向かうワイディングロードもとても景色の良いところです。

写真は宮之浦集落と屋久島を出発した高速船。

PENTAX KP 1/250 秒。 f/8 26 mm

ヒメシャラの大木。枝の様子が毛細血管のようにも見えてきます。ちょっと枝に残っている葉っぱはヒメシャラの木に引っ付いた宿り木。

 
PENTAX KP 1/25 秒。 f/5.6 16 mm

屋久杉のひとつ「二大大杉」。この屋久杉でも十分に大きいです。

  
PENTAX KP 1/320 秒。 f/4 29 mm

正月の飾りに使うセンリョウの赤い実。

 
PENTAX KP 1/50 秒。 f/4 50 mm

屋久杉の赤ちゃん(実生)。日当たりのよい足元を探すとよく見つかります。

 
PENTAX KP 1/25 秒。 f/4 16 mm

三本足のように根っこがのびた様子から三本足杉と呼ばれています。

 
PENTAX KP 3/5 秒。 f/10 16 mm

白谷雲水峡には美しい渓谷がいっぱいありますので被写体探しには困りません。

 
PENTAX KP 1/25 秒。 f/4 19 mm

あまり知られていないようですが、屋久島の山には大きな花崗岩がゴロゴロ。

 
PENTAX KP 1/30 秒。 f/4.5 24 mm

白谷雲水峡の目玉、苔むした風景は至る所で見られます。屋久島の隠れた主役はコケだったりします。

 
PENTAX KP 1/40 秒。 f/4 34 mm

ふわふわのコケを触ったり、苔むした風景をみているとコケが好きになること間違いなしです。

 

コケのしずくも忘れてはいけない美しい景観です。

人も少なくゆっくりと写真を撮るには最適な場所です。


屋久島自然学校ではフォトトレッキングツアーも開催しておりますので興味のある方はお問い合わせください。

 

今回使用した機材。PENTAX(ペンタックス)KP。

ペンタックスの緑と空の色が気に入っています。なるべく誇張してない自然な色味を心がけています。

レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM。立体感のある写真が撮れるレンズです。

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