俺が若いころ、美濃部亮吉さんは、
都民の絶大な支持を得て、
三度も都知事をしました。
しかし、今から、彼の政策を振り返ると、
「弱者救済」ばかりを掲げ、
非常に非現実的で、
そのせいで、大変な赤字財政となり、
東京のインフラ整備も進まなかったのです。
「勘違い政治家の一人」と言われても仕様がないでしょう。
もしも美濃部さんが、財政的に、
もっとバランスの取れた政策を行っていれば、
その後の東京に、もう一度、革新知事が、誕生したかもしれません。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」という諺を思い出します。