♪大地一人のスカイツリー暮色♪

有料版/運命鑑定
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(再掲)意外に難しかった、「乗せる」と「載せる」の違い!

2024-06-19 06:29:53 | 日記
以下のブログは、2013年に書いたものです。

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・

十一面観音の文章を書いているときだった。

 

俺は、大いに迷った。

 

「観音の頭の上に、11の顔が、乗っている」のか、「載っている」のか?

・・・どっちが正しいんだろう?

普段は迷わない。
「子供を自転車に乗せる」と言うし、

「文章を雑誌に載せる」という。

 

「乗せる」と「載せる」の違いは明白だと思っていた。

 

しかし、十一面観音はどうなるのか?

 

まず俺はいろいろ考えた。

そして結論が出た。

「動くもの」は、乗せる・・・

「動かないもの」は、載せる・・・

 

しかし、必ずしも、そうじゃないようだ。

「艦載機」と言うではないか!

 

これは空母に載っている、「動く飛行機」のことだ。

 

つまり、動く場合でも、「載せる」を使うのだ。

 

・・・いろいろ考えた末、やっとわかった。

 

「動いて、意志を持つもの」・・・これは、「乗せる」だ。

「動かないもの、また動いても、意志を持たないもの」・・・これは「載せる」だ。

 

だから猫の場合は、

「猫を自転車に乗せる」となる。

 

花は・・・

「花を自転車に載せる」となる。

 

・・・ただし、これですべてか言うと、例外もある。

「車両積載量」と言う場合、

「人間が乗る」場合も多い。

でも、この場合は、人間を「物」として扱い、体重だけを考えている。

 

「エレベーター積載量」も同様だ。

 

もっとも、エレベーターに乗ったとき、普通は、

その中で、何か意志的なことはしないけどな。

男も女もじっとしてる。

こうしてみると、十一面観音は、「載せる」が正しいとなるようだ。

でも、十一面観音という守護霊に守られている場合は、どうだろう?

十一面観音は生きているわけだから、「乗せる」を使っても、

あながち、間違いとは言えないと思うが・・・どうだろうか?

 

「俺の肩には、守護霊が、乗っている」とかさ・・・

 

また擬人化などする場合もそうだ。

花でも、「大好きなリラの花を自転車に乗せて」と言っても、

間違いではないだろう。

 

「自分の命より大切な、プラモデルを、乗せて」・・・とか。

 

ぬいぐるみもそうだ。

「かわいいぬいぐるみを、体の上に乗せて」は正しい。

でも・・・

「クビの取れたぬいぐるみを、体の上に載せて」も正しい。

 

じゃあ、恋人の遺体はどうなるんだろう?

「死んだ美代ちゃんを、車の助手席に乗せて、最後の別れに、ドライブした」

 

嫌いな夫の遺体の場合は?

「冷たくなった、大嫌いな夫の死体を、トランクに載せて、火葬場まで運んだ」

 

・・・ちょっと怖い話になってきたので、
今日はこのくらいにしよう!

 


ちょっと調子にのったかな?

ん?

調子に「乗る」・・・でいいんだよな・・・

俺は意志を持ってるんで、うん、「乗った」でいいんだな。

 

最後に、「調子に載った」なんて、書いたら、お笑いだよな、ハハハハ。

 

ただし最近は、「載せる」を使うべきところでも、「乗せる」でも、

許している場合も多いようだ。

 

・・・・というわけで、
「乗せる」と「載せる」の違いは、意外に難しかったぜ!

まだまだ、俺のわからない日本語の不思議って、たくさん、あるんだろうな。

 


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