ラジオの人生相談を聞いて
驚いた。
ひとりの母親が、泣き叫んでいた。
その母親の家は、学習塾経営。
一人息子がいて、
この子には、父親と二人で、
幼のころから、
日々、猛烈な勉強を、強いた。
スパルタ教育の日々であった。
小学校から、
英検や、漢字検定にもチャレンジさせた。
無事、合格した。
ところが、そのうち信じられない悲劇が・・・。
成績はどんどん落ち、
中学生になると、まるでダメ。
下位をうろついているばかりでない。
万引きをするようになったのである。
母親は叫ぶ!
「子供のためを思って、勉強をさせたんだよ!」
「なんで、こんなことになったのだろう!」
「将来、つらい仕事をさせたくない一心で、
勉強をさせてきたのに!」
「なんて、ことだ!親の人生はまっ暗だ!」
最後の方になると、
もはや絶叫であった。
こういう親は、競馬を見てほしい。
逃げ馬は、最後に、こける。
ドン尻になる。
それが、世の中の道理だ。
また、こういう親には、
自分の心をみつめてほしい。
「子供のため」と言いながら、
実は、「自分のためであった」
ということを、正直に認めてほしい!!
「あの学習塾の息子さん、○○高校に、入学したんだよ!」
・・・そうなると、学習塾は、繁盛するだろう。
息子が成功すれば、親が儲かる・・・という図式だ。
私の人生、
そういう悲劇の子供たちを、
腐るほど、見てきた。
あの秋葉原事件の犯人も、そのひとりだ。
人間というのは、伸びるときは、
急に伸びる。
伸びないときは、まるで伸びない。
伸びないときに、強制すれば、
その人間は、伸びるべき時にも、伸びなくなる!!
もはや、一生、使いものにならなくなることもある。
そればかりではない。
そもそも、親に愛されない人間は、グレる。
反社会的になる。
麻原彰晃が、その一例だ。
私の例など挙げても仕様がないだろう。
でも、極端な例として、一応挙げておく。
私は、幼稚園は、1ケ月行っただけ。
小学校時代、家で勉強したのは、2度だけだ。
毎日、田舎の野山を駆け回っていた。
でも、有名高校に5番で合格した。
有名大学も、好成績で合格した。
(ただし在学中は、あまり勉強しなかったが)
その代わり、大學卒業後は、
ずっと、勉強を続けている。
自発的な学習だ。
好きな勉強ほど、楽しいものはない!!
どうか、世の中の、親御さん!
精神的に健康な子供に、育ててほしい!
まず、子供に、進路を決めさせることです!
だって、子供の人生なんですから!
たった一度の、子供の人生になんですから!
親が、子供の人生に、
干渉する権利など、基本的には、ありません!!
子供が精神的に、健康な大人になった時、
それが、親の一番の幸福にも、ダイレクトに、
つながることでしょう!!!
そして与えた愛情は、
きっと、いつか戻ってきます!
・・・ただし、本当は、
無償の愛が、一番なのですが・・・
ただし、自発的でないと
有名進学高や有名大学に入って 一流企業に入る
という安定方程式に型にはめるのは考え物です。
子供の適性に自分できめさせるべきですね。