北海道の「山中置き去り事件」は、
いろいろな批判と注目を浴びた。
もちろん原則として「やるべきことじゃない」が、
子供がどうしても言うことを聞かない場合、
「身の程」を教えることは、
正しいケースも多いと思う。
たとえば、
子供がどうしてもマッチの悪戯をする場合、
親は、子供の手に直に、火の熱さを教えるのは、
間違った教育ではない。
子供というのは、
しばしば「できもしないくせに、やりたい」
という生き物だ。
そういうときは、
やらせてみて、
痛い目に遭わせるのも、
ひとつの立派な教育だと思う。
世間でよくあるのは、
サラリーマンの脱サラと独立だ。
しかしいざ、事業を始めたものの、大失敗し、
多額の借金で、一家心中というケースもある。
また若い女性は、結婚に憧れ、
結婚をしたものの、
すぐに離婚というのも多い。
そして子供を連れて、
その後の人生、苦労する。
今回は、たまたま大事件になったが、
普通の場合は、
一時間くらいして、
子供が泣きながら家に戻ってくる・・・が、大半のケースだろう。
尾木ママは、「山中置き去り事件」を厳しく非難するが、
正直、この人は、世間を知らないと思う。
たとえば大地一人、
いろいろな人に、
「タバコをやめろ」
「お菓子は食いすぎるな」
と口を酸っぱくして言うが、
「聞く人は稀である」。
そう、
肺がんや糖尿病にならないと、
人間というのは、わからない生き物なのである!
北海道の事件も、
詳細はわからないが、
それに近いケースだった可能性も高い。
将棋なども、
見ていると「なんて、弱いヤツなんだろう」と思うが、
いざ自分と対戦すると、「う~ん、強い」と感じることも多い。
人間は、体験が一番なのだ。
どうしようもない子は、
親の有り難味や、
自然の厳しさを教えるために、
一時的に山の中に置き去りにしても、
正しい場合もあるのだ!
ただしむろん、
「例外的な措置」であることは言うまでもない!
日常的に、
誰もがやっちゃいけないことは、
当たり前だ。