漫画家の佐渡川準が自殺した。
2013年8月13日午前5時ごろ、
茨城県利根町中谷の利根親水公園で、
男性が首をつっているのを 通行人が発見。
110番したものだ。
34歳だったという。
ヒット大地、佐渡川準を、全く存じ上げないが、
ファンの人から見れば、
すごいショックだったろう。
でも、なんとなく、
佐渡川準の気持ちは、わかるような気もする。
だから慰霊のためもあって、
この文章を書いている。
いつも思うが、
売れっ子漫画家って、
本当に過酷な商売だって思う。
ヒット大地が、
小学校に入学したころは、
週刊マンガ誌はなく、
月刊マンガ誌だけだった。
(少年、冒険王、少年ブック、ぼくら、少年画報など)
ところが、そのうち、
週刊マガジン、週刊サンデーなどが生まれると、
売れっ子の作家たちは、
殺人的なスケジュールで仕事をするようになった。
その結果、
多くの精神破綻者を生むようになった。
『エイトマン』の桑田次郎が有名だが、
あの赤塚不二夫も、アル中に追い込まれた。
赤塚は、一番忙しいとき、
週刊誌5本、月刊誌7本を持っていた。
よく仕事ができたものだと思う。
桑田次郎はのちに宗教に目覚めるようになった。
赤塚の場合は、心を純化させていくと同時に、
多くの女性とセックスをするようになった。
約350人と言われる。
性病にもよく罹っていた。
赤塚のことは、ヒット大地、
いろいろ調べたので、
そのうち本にしたいと思っている。
すごい人生を送ったことは確かだ。
でも、俺は基本的に、赤塚は好きだし、
彼を信用したい。
話は変わるが、
マンガ文化って貴重だと思う。
俺はしばしば昔の「サザエさん」を読むが、
教えられることも多い。
考えさせられることも多い。
ある意味で、西田幾多郎やイマニエル・カントよりも、得るところは多い。
そういうわけで、
いつも「サザエさん」を読んでいると、
いまや、長谷川町子の心は、
すっかりわかってしまったヒット大地だ。
「サザエさん」のことは、
何でも、俺に聞いてくれ!