京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

北白川 「カシナガ」稼動中!

2007年06月18日 | ナラ枯れ
北白川の現場を見てきました。
写真は、クモの巣に捕らえられたカシナガです。
クモの巣にかかったフラスも見えます。(下の写真)

この新しいフラスの状態を見ると、
最近の活動の結果であることがわかります。

下の写真でも、棒状になって穴から排出された新しいフラスが見られます。

現場は、左京区北白川のコナラ(G165とその周辺の計3本)です。
(写真はその内の一本)

これらは、昨年カシナガの被害が見つかった、いわゆる「生被害木」です。
一度カシナガの侵入を受けた「生被害木」には
「カシナガは入らない」と、最近言われてきましたが、
これは、どう考えたらいいのでしょう?(訂正:19日に、これは「生被害木」でなく「枯死木」だと、わかりました。)
昨日は、様々な状態の穴に、
爪楊枝を計80本ほど打ち込んできました。
これらの「穴」の全体像は、一方で、
夏とは違った状態が見られました。
その特徴は、
①フラスの出ているものは、全体の5分の1程
②最近のフラスも出ていないし、「昨年のもの」も見られない穴が多い
ということです。
新しいフラスの出ている穴は明らかに最近のものです。
では、そうでない穴は、昨年の古い穴の「見落とし」か?

この現場は、昨年も見に来ましたし、
その時に、二度目の「爪楊枝の打ち込み」を行っていますので、
見落としがあるとは思えません。今年に入っても、二度目です。
昨日までに、計3回は観察と「打ち込み」が行われている所です。
だから、穴は
「新しいもの」と考えざるを得ません。
では何故、これまで見てきたものと違っているのか?

なぞが深まりました。(続く)
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電力会社と市民との「差異ある責任」

2007年06月17日 | 地球温暖化
16日、気候ネットワーク主催の「温暖化防止市民シンポジウム」があった。
後半は「吉田山ウォッチング」で参加出来なかったが
前半の、浅岡代表の講演を聴いた。

安倍首相の「京都議定書の目標達成の『国民運動』」が紹介された。
「お年寄りから赤ちゃんまで、一人が一日1kg、それを365日、
1億2500万人の日本国民が毎日毎日削減する」のだそうだ。

一方で、CO2の「日本の排出の内訳」が紹介された。
直接排出を見れば、「発電所と工場」で日本全体の60%
「排出主体別にみた日本のCO2排出構造」では
「200ほどの事業所で日本のCO2排出の約半分」という事実が示された。
これは、この間、気候ネットが常に問題にし続けているが
・電力会社(82発電所)で28%
・鉄鋼(17工場)13%、これで41%にもなる。
あと、
・セメント(27工場)4%
・製油(26工場)3%
・化学、製紙業(28工場)3%
これでシメテ、51%

日本国内でみても、地球温暖化に対する「差異ある責任」は量的にみても明確だろう。
電力会社は、「安く儲かる」からと我々が使う電力を
石炭でつくる傾向を強めているが、この影響は大きい。
市民に、「節約」と「地球温暖化の『自己責任』」を問う安倍首相だが
「政策」の持っていく方向がずれている。
温室効果ガスの排出量を計算するための「排出係数」というのがあるが
これは、「天然ガス」「石油」「石炭」と、どれを燃料にするかで異なる。
石炭はCO2を沢山排出するので、同じ電力を使っても
「排出係数」が大きく、結果、CO2排出量が増えてしまう計算になる。
いくら節約しても、電力の製造段階で沢山のCO2を排出していると
節約は“もとのモクアミ”となる。
そして、現実には、電力会社は、自社の利益拡大のために
石炭使用をどんどんと増やしているのだ。

温室効果ガス排出量削減の約束が守られない時は「制裁」を受けるという仕組みができた場合、国内的には、その「差異ある責任」が当然問われなくてはならないだろう。
そして、すでに現在においても、地球温暖化の進行に対する明確な責任は
こうしたトップ200事業所とそれを束ねる「経団連」にある。
企業の社会的責任というが、地球温暖化についての責任を
「経団連」などがもっと自覚し、その対応を抜本的に変える必要がある。
“自主計画”などにいつまでも固執するのを止め
目標達成に相応しい明確な削減目標を国や自治体との協定<法的約束>とする、そして、これに向かって責任をはたす
この新しいステージに踏み出すことが非常に強く求められている。
この方向のほうが、企業にとっても未来的展望が開けるはずで
もたもたしていたら、それこそこの新しい力も伸びないままになる。
「こんなのは社会主義だ」などと変なおそれを捨てて
地球新時代に挑戦するような意気込みで
日本経済界はガンバレないのだろうか?
こんなことが出来なくなると、
それこそ、「時代にとり残される」。
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吉田山ウォッチング

2007年06月16日 | ナラ枯れ
近所の人に集まってもらって、「ナラ枯れ吉田山ウォッチング」を行ってきました。
公園を抜けて北へ三分の所に、「現場」があります。
写真は、カシナガが入ったコナラです。
新しい穴を見つけて、持ち合わせた爪楊枝を打ってもらいました。
「なるほどなー、中に入っていくわ」と、穴埋めの実感を体験してもらいました。

「カシナガの穴はどうして見つけるのか?」
「他の穴との違いは?」などの質問がありましたが
ポイントは、穴の大きさと「フラス」です。
木の表面が朽ちて出来た穴と違って
カシナガの穴は爪楊枝の直径と同じ大きさで
しっかりとした○(マル)です。

「枯死木・生被害木の『皆伐』はどうなりました?」の質問も
私たちは、ナラ枯れ先端地での対策として
発生したての所では、本当は被害木を全部切るのが良いと考えています。
しかし、その本数なども含め、全部切るという事にならない所では
生被害木への対策ー例えば、私たちが行っているような「爪楊枝刺し」のような対策が必要です。生被害木を放置しておけば、枯死木だけ切っても、今度は生被害木からどんどん広がります。
カシナガが侵入したアラカシは、まだ残されていました。
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もう一度、「住民税増税」

2007年06月14日 | 貧困・格差問題
「定率減税」で打ったら、財務省のホームページが出てきました。
ウソ・ごまかしの仕掛けがどこにあるか、探してみて下さい。

(財務省HP)
「平成19年から所得税が変わります。(税源移譲の実施・定率減税の廃止)
ポイント:税源移譲によって、所得税と住民税とを合わせた税負担が変わることは
基本的にはありません」

「住民税は平成19年度分から増える(平成19年6月以降に納付)こととなりますが、税金の移し替えですので、所得税と住民税とを合わせた税負担が変わることは基本的にはありません。
ただし、景気回復のための定率減税措置がとられなくなることや、皆様の収入の増減など、別の要因により、実際の負担額は変わりますので、ご留意ください。」

官僚たちは、これは「間違ったことは言ってはいない」
というでしょうが、
市民には意味がよくわかりません。実際に納税額は増えているのに、
「基本的に、税負担はかわらない」???
そりゃ、わからないように書いているから、当然です。
わからないように言って、ごまかそうというやり方です。

①、まず大事なことは、一人一人の住民税も、住民税+所得税も
納税額は、現実に上がっているという事実です。
②、次に、彼らの言い分は、定率減税で行っていたのは『控除』で、
『控除される前』の「所得税と住民税を合わせた『税負担』が変わることは、
基本的にありません」
が、(控除がなくなれば、当然、『納税額』は変わりますよ。増税になりますよ)
ということなのでしょう。
しかし、ここははっきり言いません。
③、しかも、「基本的に」と逃げを打っています。他でも書かれているように、
昨年の所得から今年の所得が大きく減った場合などは
「税源移譲」だけでも大幅な増税になります。

財務省は、実際、私たちの負担は、はっきり増えるのですから
こう書くべきでした。

「住民税は平成19年度分から増える(平成19年6月以降に納付)こととなります。
所得税と住民税とを合わせた実際の納税額は、自民党と公明党が決めた
定率減税の廃止などによって、(平成18年度とあわせ)大幅に増えることになります。」
「ただし、参議院選挙(結果)などの政治的要因により、大変動が起これば、今後の増税政策が変化しますので、ご留意ください。」

本日付の「しんぶん赤旗」が
「税源移譲でも増税数百万人」の記事を一面に載せています。
国会での日本共産党の佐々木憲昭議員の質問(13日の衆院財務金融委員会)に対し、
政府が「最大97,500円の増税になる」と認めたというものです。
単身サラリーマンが正社員をやめてフリーターになった場合
夫婦子ども二人のサラリーマンがリストラされて転職、年収が半減した場合
12月に63才で退職し、1月から年金生活になった場合の3ケースをのせています。
いづれも9万円以上の増税です。
「07年の所得税が課税されない程度の所得に減った人の場合は、07年度分の住民税を、税源移譲前の額まで減額する経過措置がある」そうです。
ただし、これも「経過措置」、しかも、本人からの申告が必要で、これがないと自動的には減額されません。

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吉田山「ナラ枯れ」ウォッチング

2007年06月13日 | ナラ枯れ
6月16日、吉田山「ナラ枯れ」ウォッチングをします。
午後4時から5時すぎぐらいまで
集合は、山頂公園のトイレ前です。特に、カナヅチなど要りませんが
蚊よけ対策だけ、お願いします。

前回にも書きましたが、吉田山で「ナラ枯れ」が広がると
コナラなど結構太い木が多く、
これがカシナガの感染を受けやすいようです。
これらの木々が“次々感染”ということになれば
少し厳しい状況になります。
現在の感染木は4本だけで、これは京都市との話し合いの結果
1本のコナラを残して伐採することになっていますが
地元の皆さんに「ナラ枯れ」のことを知っておいていただいて
早朝や夕方の犬の散歩のついでに
カシナガ侵入木があれば“爪楊枝で埋めてもらう”か
知らせてもらう体制を取るのが目的です。
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何で、こんなに上るんや!「住民税増税」

2007年06月12日 | 貧困・格差問題
今朝、下京区役所に行ってきました。

日本共産党の南地区委員会が、区役所前で行う
「住民税増税」や「国保証の取り上げ」を批判する
ビラ配布に参加してきました。
予定では、住民税の通知が月曜日に発送され
今日には届いているとのことで、15日までの宣伝行動です。

役所を訪れる人に「住民税ですか?」と聞くと

「そうですわ!年金生活なのに、えらい額ですわ。
とにかく夫婦二人で文句を言いに来ました」

「こんなに上るとは思ってませんでした。商売をやっているので
署名はちょっと出来ませんが、何ですか!これは!」と
本当にこんなん、どうもならんわ、と怒っているご婦人

「こんなん酷すぎますわ。増税、増税と続くのに、それでも
日本国民は自民党を支持するのですか?何でです?」と問い掛けてくる人など
とにかく、みな三階の窓口に次々あがって行かれます。

ビラを渡しながら、署名をもらいながら
最後は、「選挙で、きっちり文句言いましょう!」

ここ6年ほどの日本政治、
強いものが強くなれば、日本は良くなる
「改革なくして成長なし」「いまはじっと我慢の時」と言われ
我慢し続けた結果がいまです。
「庶民にはずっと増税、しかし、大企業やお金持ちには
ずっと減税し続けているのをご存知ですか?」と聞くと、
「えっ?そんなん知りません?それはあかんわ!」
と言われる方に、沢山出会います。

調べていたら、読売新聞の中で「不安」という言葉を含む記事の件数を
調べたものがありましたが(03年4月まで)、99年からグッと棒グラフが上っています。
これはさらに増えているのではないでしょうか。

「改革なくして成長なし」に賛成した人の中でも、
「余りにもやり過ぎ」と考えている人がどんどん増えている気がします。
今日も話していて「憲法の考え方は違うが、
これ(住民税増税中止)はあんたらと一緒や」と言う方がおられました。
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東山のナナフシ

2007年06月11日 | 環境
ナナフシです。
これもご覧の通り、ナラ枯れ処理木をおおった
ビニールの上にとまっていました。
「エダナナフシ」というのが正式名のようです。
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「コケガ」との遭遇

2007年06月10日 | 環境
カシナガ感染木を覆ったビニール包みの「補修」作業を行っている時に
遭遇しました。
「コケガ」の仲間だそうです。
少し調べましたが、名前がわかりません。
色使いは、南系ですが
どなたか、ご存知の方、教えていただけたら幸いです。
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大穴です。

2007年06月10日 | ナラ枯れ
(さらに、続きです。)ところが「処理木」を調べてみると
カラスに突かれた穴だけでなく
包みの下部にポッカリ大穴が開いていたり
ビニールのつなぎ目のテープが外れかけたりして
これは大変です。
折角、カシナガ侵入木を伐採しても
この穴からカシナガがどんどん発生していったら
何をしていることか、わかりません。
これは、布テープで補修どころでは間に合わない
補修しながら、もう一枚全体をビニールで二重に
くるむ事にしました。
周辺に溝を掘って、そこにビニールの裾を埋め込んで
スコップで土をかけました。



思いのほか時間がかかり
結局、本日の補修は10箇所ほど
参加者は11人でした。
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ビニール内の様子です

2007年06月10日 | ナラ枯れ
(続きです。)
今日は、将軍塚の駐車場南でしか作業ができませんでした。

写真は、今年伐採されて輪切りにされたカシナガ感染木の「今」の状況です。
「処理」されているのですが、虫が沢山出ています。
伐倒木には薬剤が注入され
虫が発生しても逃げないようにビニールが掛けてありますが
ご覧のような状況です。
太い木で沢山のカシナガが発生しているようです。
薬剤はあまり効いていませんね。
(次に続く)
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カシナガがいっぱい

2007年06月10日 | ナラ枯れ
先程、将軍塚から帰ってきました。
予想通り、新しい穴は見られませんでしたが
その替わり、国が伐採したカシナガ侵入木から
太ったカシナガがいっぱい出ていました。
外の温度は低くても、包みの中は温室
外界より早く成長したカシノナガキクイムシが
ビニールの包みの中で飛び回っていました。
飛び回っているだけならいいのですが
ビニールには様々に穴が開いており(5月13日にガムテープで補修したのですが)
緊急に再度の補修を行いましたが、大変です。
続報で、写真つきで書きます。

ところで、本日の発見!
参加者の一人の方が
「あっ、カシナガが鳴いてる!」
かわるがわる耳を近づけて聞いてみると
“キィッ、キィッ、キィッ”と
かなりの強い声でした。
ビニールの包みの中で、
それこそ、これから繁殖に向かう
勢いのある声でした。
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6月10日、ナラ枯れー東山での駆除活動

2007年06月09日 | ナラ枯れ
あいにくの天気になりそうですが、
明日、東山将軍塚での今年2回目の爪楊枝でのカシナガ駆除活動を行います。
爪楊枝で詰める穴がないと
参加者からは、「もう一つ、“やりがい”がない」と言われますが
幸い、まだ虫が新たな穴を沢山開けている状況ではありません。

昨日、森林管理事務所に聞きました。
東山の国有林での被害木ですが
ーーーー18年度ーー17年度
枯死木:ー53本ーーー65本  
生被害木:103本ーー105本が事務所で把握している数です。
(ナラ枯れ被害によるもの)

24日の駆除活動には、近畿コカコーラボトラーズのメンバーが
ペットボトルを持って参加するとのことです。
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パッチギの街

2007年06月08日 | 京都
薬品会社のカレンダーには、
河畔の古城が、きまって載っていた。
夕闇に包まれ
余計な色がつぶされた
いつもの場所は
ラインより、ええ。
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引き続き、陸自"スパイ隊”問題

2007年06月08日 | 日本ウォッチ
引き続き、陸上自衛隊の「情報保全隊」問題
7日、参議院外交防衛委員会の質疑の中で
久間防衛相は、指摘されている行為について
「公然と行った集会やデモの情報を集めて何が悪い」という主旨の答弁をしました。

しかし、そうですかね?

この「内部文書」を見ると

「平成16年1月12日 成人式会場におけるPの街宣(P県議・弘前市議 民青同)
街宣 署名 1022~1105 弘前市上白銀町『弘前市立考古館』前
3名 
政府は、16日にも自衛隊の先遣隊をイラクに派遣しようとしていますが、迷彩服を着て武器を持った自衛隊が行けば、イラクの人たちは、誰も復興支援に来たとは思いません(これは宣伝で訴えられた内容です)」
こんなのが表になっています。
「3名の署名集め」ですよ。
ここにわざわざ出向いていって、記録がされ、上部に報告が上っていく。
同じく1月14日
新日本婦人の会が行った
青森市内「さくら野」百貨店前での街宣・ビラ配布
6名で行った記録が書かれています。
1月17日には、共産党青森県委員会が行った4名での街頭宣伝の記録
こんな細かいのが、結構あります。

少数人数でのビラ配布を、自衛隊は
どうして事前に察知したのか?
これはデモの写真をマスコミが撮るのとは質的に異なります。
これをしている人は、事前に準備し、ある決め事に基づいて動いている。
そして、これは、我々の税金で動いているんですね。
これが
わざわざ、国民の税金を使ってやる仕事でしょうかね?

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自衛隊「情報保全隊」による市民監視

2007年06月07日 | 日本ウォッチ
6日、日本共産党が、「陸自情報保全隊」による大規模な市民監視活動を、
独自に入手した文書に基づいて明らかにした。

この内容は、7日付「しんぶん赤旗」に詳しい。
(「陸自」の生資料の全文は共産党のホームぺ―ジ)

監視対象は「イラク派兵反対運動」を行う団体とともに、
様々な市民団体や宗教者、労働組合、法律家などのグループ
または個人が実名であげられ、その「行動」も記載されている。

一部であるが、
さっぽろピースアクション実行委員会、津別町林業研修会館、朝日新聞労働組合、新聞労連北海道地連、北海道新聞労働組合、新婦人函館支部、日本キリスト教団道北センター、弘前市議、連合青森三八地域協議会、青森母親大会実行委員会、「年金改悪・大増税反対」中弘南黒実行委員会、県労連、平和環境労組センター、ピースウォークin目黒、生活者ネット小平市議、北区春闘共闘会議、青年法律家協会神奈川支部、神奈川労働弁護団、自由法曹団神奈川支部、神奈川原水協、学生エコアクション(埼玉)、埼玉土建朝霞支部、和光民商、ピースネット山梨、平和と暮らしを守る守山総行動実行委員会、大阪高教祖、寝屋川市職労、日本バプテスト京都教会、福岡県民医連、島鉄、全逓、非核・平和を願う仏教者ウォーク・イン熊本実行委員会、平和を願う女性の会・・・・などなど。
政党では、日本共産党旭川地区委員会、同市議団・・・民主党室蘭支部、社民党青森県連合など、共産党、民主党、社民党関係。

これらを見ると、北海道、東北、関東と九州に偏っている。
これが情報収集した「全容」でないことはひと目で分かる。
京都などでも、「STOP!イラク派兵反対・京都」などで行った共同の呼びかけアピールなど、
そこに名を連ねた団体や個人は別紙ファイルにされているのではないか、と危惧する。
「戦争ができる国」日本をつくるということは
その邪魔になる団体は排除するということだから
共産党だけでなく民主党も社民党も、宗教者も労働組合も市民団体も・・・
そして、そんな表現をし、意見を発表する市民も対象になる。
二度と戦争をしないと決めた「憲法9条」を変えるとは
こうゆう日本をつくる事になると
非常にイヤな感じがする。
政府は「法令範囲なら問題なし」との発言。
要するに、戦争するんだから、“反戦団体や個人の監視は当然だろ!”との立場だ。
こうしたブログも当然監視の対象になるのだろうが
こうゆう時は、ここに名前が出ている団体や個人でなくても
声をあげるべし!
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