京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

「TPPを考える」学習会

2011年01月30日 | 日本ウォッチ
最近「TPP問題」学習会の講師依頼が増えています。
今日は、「TPP(環太平洋連携協定)を考える」と題して
以下の筋で話してきました。
・・・・・
1、問題の本質-外圧で、日本全体を変える大掛かりな「構造改悪」
○TPPへの参加は、いのちと暮らしを支える農林水産業はもとより、圧倒的多数の商工業や地方経済に大きな打撃を与え、日本社会の土台を根底から覆す希代の愚策」(「TPP反対の大義」)
・アメリカが事実上主導
・TPPは06年5月にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドで締結。この「自由貿易協定」を太平洋全域に広げる。2015年までに工業製品、農産物、金融サービスなど全ての商品について、関税、その他の貿易障壁を実質的に撤廃する。
・水や空気、教育、医療、公共的な交通機関などに新しい市場を作って儲ける


2、GATT・WTO、TPPの話
○GATTとWTOの違い
GATT時代はモノの貿易(鉱工業製品と林産物、水産物)
モノが国境を越えるときの問題-関税や数量制限を低減・撤廃していく
WTOは、「国境」の話だけでなく、母屋の奥まで踏み込んでくる
(ア)各国の基準を国際基準に合わせる
(イ)貿易の障害となる国内法規制・政策の改変-政府調達。投資関連措置
(ウ)貿易自由化に資する国内法の新設
  この推進のために「法的拘束力」を持つ
(例えば)
WTO「衛生植物検疫措置に関する協定」では
・生産物の無害なことは、輸出する側が証明しなくてはならない→輸入する側の責任とする
・ホルモン牛肉(米)にヨーロッパが異議-しかし「欧州は立証しなかった」として、WTOは欧州がWTO義務違反
WTOの紛争解決機関(DSB)が判定-アメリカとカナダは、それによって被った損害額について、自由に選べる欧州からの輸入品に対して100%の関税をかける
・カナダと豪州のサケ類の輸入例
カナダ産のサケに豪州にはいない20種のバクテリアが存在。しかしその「危険性」については、豪州が疫学的な研究を行い、「豪州のサケに感染する正確な確立を数学的に算定しなければダメ」→輸入禁止を認めない
・アメリカ通商部は常に「違反」を監視
 
BSE対策も「関税障壁」になる
 米―全頭検査なし(1%)、30か月以上の牛
 肉骨粉の輸入禁止、発生国からの輸入禁止
普通は高い基準で健康をまもる→大商社にはこれが「貿易障壁」に
国内基準だけでなく、国内法や自治体条例も「撤廃」「緩和」が迫られる
進出する外国企業に対して、「一定の受入国国民の雇用」「国内での部品調達を迫る」措置は、「貿易障壁」
農産物も金融商品も、サービスも自由化の対象に。教育も福祉も、水道も電気も

京都の、「スクールニューディール事業」でも
「WTOで禁止されている」との理由で、中小企業向けの発注を行おうとしなかった(京都府)
○なぜ、TPP
●150カ国以上を結集するWTO-「各国の国内法に超越する立法・司法権・報復措置を容認し、自由貿易を世界一律に促進する機関」-内政干渉まで行う
 →閣僚会議などがたびたび決裂(うまくいかない)→アメリカなどは「別の方法」でと個々の国々や地域で協定をとFTA(自由貿易協定)促進を狙う
 その中での徹底したFTAがTPP(例外なき関税撤廃FTA)
●9カ国+日本のTPPというが、GDP総額の90%は日米―TPPは事実上の「日米TPP」
●24の作業部会
-首席交渉官協議、市場アクセス(工業)、同(繊維・衣料品)、同(農業)、原産地規則、貿易円滑化、SPS、TBT、貿易保護、政府調達、知的財産権、競争政策、サービス(クロスボーダー)、同(電気通信)、同(一時入国)、同(金融)、同(eコマース)、投資、環境、労働、制度的事項、紛争解決、協力、横断的事項特別部会(中小企業、競争、開発、規制関連協力)

 
3、TPP参加で、日本はどうなる?
①労働者の大規模で自由な輸入
 経団連会長―「日本への移民を奨励せよ」自由貿易圏内の労賃は同じに―賃下げを狙う
 自由に輸入された労働力を使うことが出来る
  労働契約有効期間内の滞在許可-国内の労働法が適応されるのか?失業保険は?
②サービスや投資など広範な分野を対象にする
  教育市場は2兆ドル。保険市場は3,5兆ドル
  環境も景観保護も、水道も・・・・・
③徹底した関税ゼロ-完全な自由貿易を受け入れれば、「日本農業は壊滅」する
  ・貿易自由化の理念は、個々の国が負う、異なった条件という現実を無視
   農家一戸あたりの平均耕地面積-日本(2,2ha) 米国は(180ha)。
 日本のコメは800%の関税で何とか守られている-条件が違う「米づくり」
「参加」で、食料自給率は13%にまで低下
   北海道農政部の試算
  北海道内の農業生産・関連産業等への影響は、2兆1千億円。雇用は17万3千人の減少、農家戸数は3万3千戸の減少。農業生産額は半分以下。農家戸数は7割以上減少。
  国内の農産物の生産額は、4兆5千億円の減少。食料自給率は40%から13%に。農業の多面的機能は、3兆7千億円喪失。関連産業への影響は、国内総生産で8兆4千億円、就業機会の減少は350万人。(農業の多面的機能は8兆円)
・田畑は、“競争力”だけでなく、日本の土台そのもの
  「社会的共通資本の存在を全面的に否定」-多国籍企業はこれらを保障しない
   自然環境(山、森、川、海、大気など)、社会的インフラ(道、鉄道、港、上下水道、郵便、通信・・・)、制度資本(教育、医療、金融、行政、文化・・・)

4、反対の声が広がっている

5、日本政治とTPP
○菅首相は、「食料主権はそのとおり」「両立させたい」などと言っているが、
財源の展望なしのマニュフェストと同じ-実際は経団連-自動車、電機産業が求め、農産物の輸出で利益を上げようとしている米・豪の大商社の利益に
GDPはほとんど増えない(プラス0,48~0,65%)玄葉大臣
○強いものに擦り寄り、新自由主義的政治に再び大きく足を踏み出した「菅政権」
 大きな運動と共同作り上げ、絶対にやめさせる-日本の未来に大きな災い
○世界の食糧は・・・ 
○求められる本当の「政治改革」
   

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「TPP反対の大義」ー注文に追いつかない!

2011年01月28日 | 日本ウォッチ
26日に「農文協」に20冊、個人的に注文しました。
メイルで流したら
友人らから、「12冊の注文」が一気に舞い込みました。
ところが、農文協からはなかなか送ってこないので、
今朝、電話しました。
「第4回目の増刷分が届き、出荷中」とのこと
もう来るだろうと楽しみにしています。
来たら、この本の合評会(学習会)をしようと思っています。
営業部の方と話していたら
第4回目の増刷分も、「大量注文が入り、もう無くなった」そうです。
やはり注目されているので、
もっと刷って下さいな。
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再び「TPP反対の大義」

2011年01月28日 | 日本ウォッチ
26日に「農文協」に20冊、個人的に注文しました。
メイルで流したら
友人らから、「12冊の注文」が一気に舞い込みました。
ところが、農文協からはなかなか送ってこないので、
今朝、電話しました。
「第4回目の増刷分が届き、出荷中」とのこと
もう来るだろうと楽しみにしています。
来たら、この本の合評会(学習会)をしようと思っています。
営業部の方と話していたら
第4回目の増刷分も、「大量注文が入り、もう無くなった」そうです。
やはり注目されているので、
もっと刷って下さいな。
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「TPP反対の大義」がメチャ売れている!

2011年01月26日 | 日本ウォッチ
農文協発行の「TPP反対の大義」
TPPが、決して農林業だけの問題でなく
「日本社会の根底を根底から覆す希代の愚策」であることを
26名の緊急執筆で明らかにしたブックレットだ。
非常にわかりやすい。
1月に本屋を回ったがなかなか見つからず
大垣書店三条店で聞くと「四条店に一冊だけある」とのことで
早速購入した。
1月13日に増刷と聞き、
「学習会の参考に読みたい」という友人には
「増刷されたから本屋にあるはず」と伝えたが・・・
彼は本屋をあたったが無く、ネットで「古本」を2000円で購入したそうだ。
今日、知り合いの本屋に聞いたら
「まだない。注文してるが・・・時間がかかる」とのこと
ほしいという人があり、再度大垣書店にも聞いたが
「完売」「問屋にも問い合わせたが、いまは無い」との事
なので、農文協の営業部に20冊、直接注文した。
農文協では「1月23日に増刷し、さらに28日にも増刷」
早く、書店のあちこちに大量に出回ってほしい。
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楽しみな、アジア杯ー日韓戦

2011年01月24日 | 日本ウォッチ
本日の朝日新聞、
遠藤選手のコメントが載っていた。
「昔からのライバルである韓国とやるのも楽しみ。朴智星とやることも楽しみ。良い結果を出したい」
こうゆうコメントを聞くと、うれしくなる。
アジア杯、チームの力も強くなり
観ていても、スリリングで楽しい。
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専門委員会の皆様への手紙

2011年01月20日 | 京都
以下は、昨日送付した「京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会の皆様への要請」に関わって
一緒に送付した文書です。

昨日送付した共同「要請」を準備して以降のところで、
オリックス不動産株式会社が
「京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会」の提言発表について
という記者会見をされ
専門家委員会での議論とオリックス側の対応(見解)について
三つの文書を発表しています。(オリックスのHP参照)
その上にたって、意見を述べたのが下記のものです。
・・・・・・・・・・・・
 さる12月27日、オリックス不動産株式会社は、「京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会」の提言発表をされ、3つの資料を公表されました。
「要請」に記しました「委員会での議論」の状況については、上記の発表によって、内容を市民が知ることができるようになりました。「公開」については、委員長も「行う」旨、述べられていましたが、その措置に感謝します。その上にたって、ぜひ「市民説明会の開催」を求めたいと考えています。

その理由は、以下の点にあります。
①、 委員会での議論の様子はよくわかりますが、なぜ「工事が一旦停止」されずに、事実上「既成事実」を重ねるがごとく進んでいっているのか、その経過は「資料」を読んでもよくわかりません。「工事の一旦停止」については、「専門家委員会」の責任ではないと考えますが、「一旦停止し、設計変更」しなくてはならないほどのものだったことは、幸島委員長が「評価」し言明されています。その大事なポイントがなぜ全く触れられずに通過(議論も工事も進行しているのか)したか、明確にされる必要があります。

②、 議論でも「動物福祉の観点から、イルカの生活場所をできるだけ広くし、高速での遊泳を可能とするためプール同士の接続」の必要性などが出されています。“現状でできる措置”と見受けますが、それで本当に「動物福祉」の観点から見てどうなのか?議論の経過から見れば、これでは不十分と専門家の皆さんは評価されていると受けとめていますが、これでは動物福祉の観点からも、現在求められている「水族館」の水準から見ても全く不十分ではないか、そうした専門家の評価が明らかにされる必要があると考えます。こうした点での議論は、本当は前提の議論と考えますが、これが行われたのか否か、行われていないとすればどうなのか、明確にされる必要があると考えます。

③、 オリックス不動産株式会社には、現状でも「建設工事の一旦停止」を求めるものです。
貴社が「『環境都市京都』のシンボル」として推進をはかる京都水族館です。本当に「『命の尊さ』を実感していただく」ものとするなら、専門家委員長が「工事の一旦停止、設計変更」を求めた施設を抜本的改善もなしに建設することは禍根を残します。上記の点を曖昧にせずに進むためには、工事を一旦止めて、しっかり議論し、市民に説明することは最低限の作業です。「言葉」を軽んじないで「オリックスグループ全体で推進」するものであればあるほど、貴社の誇りをかけて、上記の措置を求めるものです。

文責:北山の自然と文化をまもる会代表幹事 榊原義道

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京都水族館「専門家委員会」委員などへ、48名「要請」の手紙

2011年01月20日 | 環境
昨日、「京都水族館」問題で、オリックス不動産株式会社が任命した「専門家委員会」委員とオリックス不動産株式会社山谷佳之社長へ
下記の「要請」を48人の連名で送付しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・
京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会の皆様への要請
                               2011年1月19日
 9月29日(2010年)、オリックス不動産株式会社は、梅小路公園に建設する「京都水族館(仮称)」に関して、「京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会」を立ち上げました。「“梅小路公園に水族館はいらない”市民ネットワーク」など市民団体は、同委員会の公開と水族館建設工事を一旦中止するよう求めてきましたが、工事は続行されています。私たちは、ここに以下の理由から連名で、「専門家委員会の公開」と「市民説明会の開催」を求めます。また、オリックス不動産株式会社には、「建設工事の一旦停止」を求めます。
理由
オリックス不動産株式会社が委嘱した上記「専門家委員会」の委員長は、9月9日「京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会」が主催したシンポジウム「京都・梅小路公園に水族館?----生物多様性から考える」で、計画されている京都水族館のプールは狭すぎること、「条件としては、プールの設計変更、見直しをすること」「プールの設計変更をするため、いったん工事を止める。そしてオープンに市民の意見も取り入れる」ことの必要性を述べられました。オリックス側がまじめに「京都水族館の展示活動等」の検討を行うつもりであれば、この委員長の求めにしっかりと応える必要があります。しかし、現実は、市民には専門家委員会での議論の状況もわからないまま工事は着々と進んでいます。オリックスが選んだ「専門家委員会」委員長がこうした言明を行っているにもかかわらず、なぜ工事が続行されているのか、大きな疑問を持たざるをえません。こうした経過の中で、少なくとも専門家委員会ではどのような論議が行われてきたのか、そしてなぜ工事が一旦中止されないまま続行されているのか、設計変更の可能性があるかないか、なんらかの「判断」が行われているとすれば、どのような判断が行われているのか明らかにされる必要があると考えます。

要請 私たちは、連名で、以下のことを要請します。
「専門家委員会」は、早急に市民に向けた説明会を開いてください。

連絡先:京都・水と緑をまもる連絡会
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西粟倉村を訪ねるツアー

2011年01月16日 | 環境
「京都・森と住まい百年の会」が
3月5日、6日
岡山県の「西粟倉村を訪ねるツアー」を行います。
同村は「百年の森構想」を掲げ、植林された森の管理を続けながら、
地域の未来を様々な工夫で切り開こうとしている村です。

①、個人まかせでは森の管理が進まないので、ここでは「森の管理と木材を販売する権利」を村に委託、販売利益の半分は村に還元する「共有の森」を広げています。
②、実際の仕事は、森林組合がまとめて行う仕組みです。
③、これを応援するファンドを作って、高性能林業機械も購入
④、村では「森の学校」という営業部を立ち上げ、若者を中心に10人ほどで各地へ
西粟倉村材の売り込み、商品開発を活発に行っています。住宅から家具、小物まで・・・
⑤、また株式会社「木薫(もっくん)」工房が立ち上げられ、森林管理や家具製作などを積極的に行い、保育園家具や遊具は関西中心に人気が広がっています。
⑥、村では人口を増やそうと「雇用対策協議会」を立ち上げ、移住者の住居確保など積極的に取り組んでいます。空き家の所有者に村が交渉、借り上げて一定の修繕を行い移住者に貸し出す仕組みです。こうした活動の中で、新たに40名の”新住民”が増えています。
というのが、紹介パンフの趣旨です。

ツアー1日目は、現地での説明を受け、「森の学校」、シニアワー製造所、伐採現場、木工房「ようび」などの見学
2日目は、製材所、百年の森やモデルハウスを見て回ります。

参加費:25000円(50名先着順)
宿泊先:国民宿舎あわくら荘 季節の会席料理・温泉付き(部屋は相部屋です)
現地までバスで行きます。
5日午前8時京都駅八条口バスプール集合ー6日午後7時京都駅で解散
希望者を募っています。


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自殺は敗北かー山折哲雄(京都新聞)

2011年01月15日 | 日本ウォッチ
本日付の京都新聞「天眼」に上記の論評が載っている。
「自殺3万人を超える」話題から、芥川の自殺、
宮本顕治の「敗北の文学」へと論を進め
「大量発生の自殺に対しては支援のネットワークをつくり、政治的な支援の仕組みを作れ」という呼びかけ(論)について
「その背後には『死(自殺)は敗北である』という世論と、生きよ、生きよ、の合唱圧がひかえている」と
これへの批判的思いを込めている。
多分、山折氏の主張は、
人が現代社会ですり潰されていくことに対する「政治的支援」(これを氏は”短絡的”と見ているのかもしれない)でなく
心への支援?が求められている、そんな思いと推測する。
本人は、亡くなった方、ご家族などへの配慮か
では「自殺は何か」について言及していないが、
この点、もう少し論を進めた方が良いと思う。
氏には、
生きよ、生きよの大合唱も問い直してみるべきとの思いがある。
私は両方と思う。
それらは「対立物」のようだが、案外そうではなく
もしかすると未来で、”生きること”と”死ぬこと”が一つになるかも知れない。
いやいや、これは本来一つですか。
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日野のナラ枯れ対策ー1月15日

2011年01月15日 | ナラ枯れ
本日、伏見区日野でナラ枯れ防止の作業が行われている。
急な都合で行けなくなったが、
住宅周辺での被害木(数えた範囲で)106本
うち45本が枯死しており、
住宅地に影響を与える細い(伐採可能な)木は前回に切ったとのこと。
しかし、太くて手に負えないものが残っており、
京都市長に手紙を出したが、これはまだ伐採されていないそうだ。
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専門家委員会の皆さんへの手紙

2011年01月05日 | 環境
11月17日に”梅小路公園に水族館はいらない”市民ネットなどは、
オリックス不動産株式会社に                
「京都水族館(仮称)の展示活動等」の検討に関わる申入れ文書を送りました。
「専門家委員会の公開と、水族館建設工事の一旦中止」を求めるものです。(文書は当ブログ11月17日参照)
12月7日、その要請文を以下の手紙とともに
「専門家委員会」に皆さんに送付しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

専門家委員会の皆様へ

 11月17日、私たち“梅小路公園に水族館はいらない”市民ネットワークは、別紙の「申入書」をオリックス不動産株式会社宛に送付しました。既にご覧になっているかもしれませんがお送りします。
私たちは、これまで「京都水族館」建設に関わって問題提起を行い、「反対」運動に取り組んできました。「水族館」建設については様々な意見がありますが、今回の「水族館」建設はオリックス不動産の土地にではなく、京都市民の財産である梅小路公園での事業です。ここで大きな問題が起こっています。
今回の事業推進に関わって、京都市、ならびにオリックス不動産には、事業について市民の理解を得る上での非常に大きな問題があり、それは今も続いています。
今回、私たちは、オリックス不動産株式会社が、真剣に「京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会」に展示活動等の検討を求めるのであれば、「工事の一旦停止」は最低限、必要な措置であり、それなしに「専門家委員会」に検討を求めるのは失礼なことと考えます。しかし、ご存知のように工事はずるずると進んでおり、オリックスの無礼は言うまでなく、現状では今回の進め方も、“ごまかし”のようにしか見えなくなっています。
このまま皆さんの「専門家委員会」が、粛々と進むのであれば、これはこれで大きな問題となります。工事はどんどん進む、専門会委員会で議論が進んでも、それは何のための議論でしょうか?今回の経過から言えば、本来は、オリックスの営業上の問題は「専門家委員会」が考慮すべき問題ではありません。本当にオリックスがこのままの施設では不安、専門家の皆さんに知恵を貸してほしいというのであれば、工事を止めなくては「改善」はできません。もし、オリックスがそのことを曖昧にして、経営上の問題を最優先し続けるなら、また皆さん方が、そのことを“考慮”した途端、「専門家委員会」は、いつもの環境アセスメントの「アワスメント委員会」に変質してしまいます。別紙にも引用しましたが、幸島委員長が言われた、現状の京都水族館のプールは狭すぎること、「条件としては、プールの設計変更、見直しをすること」「プールの設計変更をするため、いったん工事を止める。そしてオープンに市民の意見も取り入れる」ことは最低限の真っ当な主張です。オリックスもまじめな立場から「京都水族館」の改善に着手しようとしたら、当然、これを飲まなくてはなりません。私たちはそう考えています。              

2010年12月7日 
“梅小路公園に水族館はいらない”市民ネットワーク 文責:榊原義道          
                                






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2011年 吉田山ナラ枯れウォッチ

2011年01月03日 | ナラ枯れ
3日午後、吉田山での、2011年”ナラ枯れー初ウォッチ”をしてきました。
アラカシは直径10センチ強の若木にもアタックがされ、
今年はこのあたりも調べてみたいと思っています。
田舎(愛知)に帰った時に、一昨年からの被害地を見ましたが、
”思ったほど”枯れていなくて(京都と比較してしまうと、少なく見えてしまいますが)・・・
愛知県など、今年はもっと被害が目立つことになるでしょう。
また、今年もよろしくお願いいたします。


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