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京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

有頂天家族の風景3ー魔王杉

2007年12月06日 | 有頂天家族の風景
東大路丸太町角の熊野神社は、「魔王杉」事件の舞台である。

「私」と弁天は、
大地震で苦しむ人間たちをあざ笑いに出かけるケシカラン大天狗ー赤玉先生を、懲らしめてやろうと、術を仕掛ける。

「魔王杉」は、大天狗らが空中遊泳の際
いつもお世話になる止まり木だ。
これに化け、先生の帰りを待ち
よろよろと酒にでも酔って帰ってきた先生を
二本の「魔王杉」の間でウロウロさせ、
あわよくば大失敗をと狙ったのだが、
これがハマってしまった。
赤玉先生は杉の間に墜落し
その後の人生も落ちていく
のだが・・・

写真をご覧いただきたい。
現場におもむくと
熊野神社にはカラスが溢れていた。
本殿横の提灯にも、丸太町に面した門扉の真中にも・・・
カラスたちがしっかり鎮座し、社を守っている。

「烏天狗」と言われるが
そもそも、天狗との仲は良好ではなかったか?
不思議・・・・
大天狗が、その真っ只中に落ちるとは・・・?
烏たちは不在だった?
いや、知っていて助けなかった?
ここには(20p~21p)、一羽のカラスも登場しない。
この秘密は、やがて明らかになるの? 森見さん

如意ケ岳も紅葉

2007年11月30日 | 有頂天家族の風景
あちこちで一気に紅葉が進み
昨年よりはきれいに色づいた京都。
もやっているが、東山も、赤や黄色に一晩でヘンゲした。
「偽如意ケ岳事件」で「父」は
気宇壮大に、大文字山そのものに化け、
鞍馬天狗たちをてんてこ舞させた。

よく見ると、この如意ケ岳、
なるほど
「父」の顔だ。

有頂天家族の風景

2007年11月27日 | 有頂天家族の風景
森見登美彦氏の「有頂天家族」に手を染めてから二ヶ月
今は「夜は短し歩けや乙女」に目を染めている。

「私」の家族たちの棲息域は
私自身慣れ親しんだ左京区
読みながら、
現実と幻想の世界を楽しませていただいた。
実は、私も北白川にはよく出没させていただいたが
その折、「私」の家族の皆さんにお会いしている。
写真もどこかにあるはずで・・・・
探して紹介しようと思いながら
それなら、「有頂天家族の風景」を紹介しようと
本当は、少しまとめてからと思ったが
風景は生きがいいほうが良いので、まあ、ぼちぼちと・・・


ちなみに写真は、京都市水道局疎水事務所の「夷川ダム」貯水池(288p)