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京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

「アユモドキ『絶滅危惧種』」に。「府や亀岡市は保全に苦慮」と(京都新聞・夕刊)

2015年11月12日 | 環境
京都新聞の夕刊
「アユモドキ『絶滅危惧種』」「国際保護連合指定へ」「亀岡の球技場計画懸念」
「日本の固有種でアユに姿が似ていることから人気のあるドジョウの仲間、アユモドキを、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定する見通しになったことが12日、関係者への取材で分かった。生息数が約800匹に減少したことなどが理由」
「数少ない産卵地の一つ京都府亀岡市の河川や水田周辺では、球技場建設が計画されている。国際的な絶滅危惧種に指定されることで、国内外からの計画中止を求める声が高まる可能性がある。アユモドキは京都府と岡山県だけに生息する体長15~20センチのドジョウの仲間。一見アユに似ているためこの名前が付けられたが、ドジョウの特徴であるひげはある」

「IUCNは、最新の生息状況などを調べ、近く発表するレッドリストの見直しで・・・最も危機的な『ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高い種』に指定するとの案をまとめた」

府や亀岡市は「保全に苦慮」と

1月30日 秘密保護法廃止を求める環境NGO-ネットづくりの相談会

2014年01月16日 | 環境
環境NGOの活動にも大きな影響を及ぼす「秘密保護法」
廃止の運動を、京都の環境団体などNGOでも取り組んでいこうと
年末に相談会を持ちました。

そこで、1月31日に京都の環境NGOを中心としたネットづくりに挑戦しようという事になり以下「呼びかけ」にもとづく会がもたれます。
私たちにとっても秘密保護法はどうしても相容れないものです。どうぞ、皆さんの参加を呼びかけます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

秘密保護法廃止を実現するために 京都で環境NGO(を中心とした)ネットワークをつくりましょう

-----準備会のお知らせ------------------

◆と き 2014年1月30日(木)午後7時~9時
◆ところ ハートピア京都 視聴覚室 (地下鉄丸太町駅すぐ)

特定秘密保護法は、大多数の国民の反対・慎重審議を求める声を無視して、強行採決されてしまいました。この法は、憲法に反し民主主義を踏みにじり、中央官僚支配の強権的な政治運営を可能にします。また、戦争ができる国への基盤整備にもなるものです。さらに、より良い社会を求める様々な市民活動・NGO活動を監視し、時の政府にとって都合が悪い調査、実践、政策提案活動を行なった団体の人々を、逮捕し刑罰に処することも可能にするものです。

このような法律が実施されれば、日本の未来は閉ざされてしまいます。
このような社会的な危機に気付き、短期間のうちに多様な人々が反対の声を上げはじめました。その声は、法案が国会を通ってからもやむことはありません。 このような「あきらめない」声を集め、連携し、活動の輪を広げていければ、この稀代の悪法を廃止に追い込むことも可能です。

そこで、京都で秘密保護法廃止を実現していくための活動を、幅広くネットワーク化するための準備会を開催することにしました。 第一段階として環境NGOを中心としてネットワークをつくり、そして多様なテーマに取り組むNGO・NPOをはじめ市民、団体、学者、表現人・芸術家等にも幅広い輪を広げていき、全国的な取り組みとも連携をしていきたいと思います。

準備会は、このような趣旨にご賛同いただけるNGO、団体、個人なら(環境問題に取り組んでいるかいないかに関わらず)どなたでも参加していただけます。ぜひお越しください。

当日の話題(案)

・秘密保護法に反対する各NGO・NPO等の思いの共有化
・ネットワークの広げ方
・廃止を実現するための具体的な活動方法の検討
・全国の活動の情報共有
・当面の行動の検討

準備会呼びかけ団体(50音順)環境市民 075-211-3521:気候ネットワーク 075-254-1011 京都・水と緑をまもる連絡会 

「中国 鳥インフル拡大」(毎日)

2014年01月16日 | 環境
中国の鳥インフルエンザ「感染者今年30人、2人死亡」
「H7N9型の感染者が今年に入って急増」
「鳥インフルは昨年夏前に収束したが、秋以降、せっこう省などで再び感染者が確認され始め」「今年に入って感染のペースが加速し、上海市やせっこう、江蘇、広東、福建各省で感染が確認されたほか、貴州省でも1人に感染の疑い(死亡)があると伝えられた。昨春に初めて感染が確認されてから、中国本土での感染者は計175人(うち50人が死亡)」」

「京都の環境・まちづくりと地域経済活性化」を考える意見交換会

2014年01月14日 | 環境
12月18日に開かれた”まちづくりネット”の集まりで、
「京都のまちづくり」と京都府政、地球温暖化や被害が甚大化する災害と京都府政などについて、活発な議論が行われました。
これに派生して様々な動きが広がっていますが、
その1、
1月21日に「京都の環境・まちづくりと地域経済活性化」を考える意見交換会を開くことになりました。

京都の伝統を生かしたまちづくりは大切だが、これを守っていくことと「地域経済の活性化」はどう結びつく?
地域分散型エネルギー(再生可能エネルギーの普及)と地域経済の活性化、災害対策と地域経済活性化の結びつきは?・・・・ と
当日は、この点での議論を深め、できれば政策提言にまとめてみようということになりました。

意見交換会は、下記の日程で行います。
関心をもたれている皆さんの参加を呼びかけます。

日時:1月21日(火曜日午後6時半~
会場:市職員会館「かもがわ」


鴨川で彼岸花開花

2013年09月14日 | 環境
鴨川べりで、本日「彼岸花」開花
ただし丸太町橋以北
高野橋あたりはどうだろう?
いつもウォッチしている”四条以南”はまだで
もしかすると今年は早まっている?

以南で見ると、最近は9月23日より遅れる日が目立ったが、
今年はどうなる?

マダニ 7人目の死者

2013年04月11日 | 環境
今日の「毎日」
マダニが媒介する新種の感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」での日本国内の死者が7人に達していた、との記事
60代の男性、「昨年6月に死亡していた」そうで、海外渡航歴なし、佐賀県内では二人目
同県の健康増進課は「水田でかまれた可能性がある」と

中国・鳥インフルー「人から人」可能性注視(京都新聞)

2013年04月08日 | 環境
7日の「京都」
「中国鳥インフル 研究者ら感染経路つかめず」「『人から人』可能性注視」
中国側が公表したウイルスの遺伝情報に基づき「『H5N1型より、人へのかかりやすさが一歩進んだ』(WHO研究所)と推定されているが、人の間で容易に広がるには数種類の変異の組み合わせが必要との説もあり、そうした能力を獲得したかは不明」

北大喜田教授は
「既に人から人への感染が広範囲に広がっているという見方だ。今回のウイルスは鳥からブタ経由で人に入ったと見るべきだとした上で『感染者が別々にブタから感染したとは考えにくい。既に人の間で広がり、重症になった人が氷山の一角のように見えているだけではないか』と話す」

ヘルペス発症、喉の痛み、皮膚の腫れ・かゆみ痛みの人が、身近で多発

2013年03月26日 | 環境
身近なところで、「ヘルペス」を発症したり、
皮膚や喉の痛みを訴える人が増えています。

ヘルペスは、ご存じ「小さい水ぶくれの集った状態」
見やすい所では、たとえば唇のまわりなどよく発症します。
原因は「ヘルペスウイルス」で、これが暴れだすと症状が出ます。
加齢、ストレス、疲労などによって、体の「免疫機能」が低下したときに起こるとのことで
「感染するウイルスにより症状は様々。代表的な病気に、『単純ヘルペスウイルス』による口唇ヘルペス、性器ヘルペス、『水痘・帯状疱疹ウイルス』による水ぼうそうや帯状疱疹があります」(詳しくは、herpes.jp/)

最近、私のまわりでもヘルペスを発症する人が増えています。

先日、出会ったAさんは、「目でヘルペスが発症し、風景がカスミがかかったようになり大変だった」
Bさんは、「顔全体が腫れて仕事を休んだ」
入院された方もいます。
私は、花粉症の時期、鼻水ダダ漏れの時に必ず唇の上で発症しますが
こんなにあちこちで「ヘルペス」の話題が飛び交うのは初めてです。
何年か前、春、黄砂と花粉症の時期に
街頭で選挙カーで訴えてまわっている中で「目でヘルペスが発症」などの複数の事例を見ました。

喉の痛み・皮膚のかゆみを訴える人も増えています。

この時期、中国からの黄砂と汚染物質を含んだ空気の塊が繰り返し日本に襲来します。
私自身は、花粉症とのかかわりも疑っていますが、
全国的に「ヘルペス発症」や「喉の痛み」「皮膚の痛みや腫れ」などの症状が
この時期、大きく増えているということはないのでしょうか?
どなたか、データを持ってられませんか?

中国全人代と「PM2,5」-大気汚染問題

2013年03月06日 | 環境
昨日の夕刊
京都新聞は中国の全人代開幕の報道解説で
「成長のひずみ修正急務」の見出し
「大気汚染や格差拡大など急成長の矛盾が噴出しており、行き過ぎた成長を抑え問題解決を急がなければ体制安定にも影響しかねない」と
朝日は温家宝首相が「経済・環境重視」でPM2.5問題などを念頭に
「大気や水、土壌など『際立った環境汚染問題をしっかりと解決する』と述べた」と

この問題の行方を注目したいが、
過去、激しい大気汚染に見舞われた日本は、その克服に「選挙」が大いに力を発揮した。「公害」が全国的に問題化し、各地で住民運動が活発化
それは世論と選挙に反映した。
京都だけでなく、東京や大阪、その他の地域でで誕生した革新自治体は
厳しい汚染物質の「総量規制」を盛り込んだ条例を生み出し
工場からの汚染物質の排出を規制し、各地に青空を取り戻した。

温首相はかつて「『政治体制の保障がなければ、経済体制改革の成果も失われる』と、政治体制改革の必要性に何度も言及した」(6日、毎日新聞)そうだが、
日本のような「普通選挙制」がない中で、汚染物質を排出する企業に大きな圧力を加え、排出を規制する仕組みをつくるには、政府と共産党のかなりの「力」が求められる。
その点では、世論が反映する「選挙制度」は、統治にとって非常に有効な仕組みだと思う。日本でもそうだったが、汚染物質を排出する企業はなるべくならお金のかかる「排出規制」を先延ばししたいと考える。この企業群と、それなりのつながりを持っている政治家や政府は、彼らの利益を一時的にでも損ねる(本当は損ねたりしないのだが)措置は取りたがらない。こうした時、「選挙結果」を利用できる社会的システムは有効だった。

今回の総選挙の結果もそうだが、
日本の「普通選挙制度」も小選挙区制の影響で、ある意味、”中国の制度”に向かって進んでいる。柔軟な社会変革システムを失うと、社会的不満は「暴発」せざるを得ない。日本でも中国でも、その可能性を危惧する。
現政権は、圧倒的多数の議席を今は保持しているが、
あえてその一定数を失う「中選挙区制」や「完全比例代表制」に向かって、
『政治体制改革』に踏み切るべきだ。
美しい国は、独裁政治ではつくれない。
国民の意志のまっとうな反映こそ求められる。

京都水族館 ゴマフアザラシ・サニーの死亡理由

2012年12月13日 | 環境
前にここでも紹介したオリックスの京都水族館でのゴマフアザラシ・サニーの死亡原因
私も関わっている市民団体などが、以前、オリックス不動産に質問状を出しましたが
回答はできないとのことで、ずっと明らかにされませんでした。

今回、それが京都大学野生動物研究センターからの連絡で明らかになりました。
これは、「梅小路公園の未来を考える会」の質問状への追加の回答の転送です。

「サニーの死因に関しては、解剖等の検査によりウィルス感染による敗血症が直接に死因であることはわかりましたが、感染の経路などはまだ不明であり、再発防止のための飼育環境改善に向けて調査と分析を続けています」

このことについて聞きたいのは
①、このウィルスは特殊なものか。例えば、これまで日本ではそんなに見つからなかった抗生物質への耐性が強く、対策が困難なものとか。
②、特にそんなものでなければ、「感染の経路」の問題より、アザラシの健康状態の方が重要と思われるがどうか。


京都会館は「20世紀の日本を代表する建築作品の一つ」

2012年09月19日 | 環境
8日、ここで「京都会館」問題について書いたが(「世界遺産の候補」のひとつを自ら破壊する京都市長の矛盾)、
その後も、「20世紀の日本を代表する建築作品の一つ」である「京都会館」建て替え(破壊)問題について、危惧の声が広がっている。
日本イコモス国内委員会は、イコモス国際学術委員会に続いて
この問題で門川京都市長への手紙を出した。

(以下、紹介します)
・・・・・・・・・・
2012年9月10日 京都市長 門川大作様  
日本イコモス国内委員会 委員長 西村幸夫

京都会館再整備計画に関する見解

 イコモス(国際記念物遺跡会議, ICOMOS)国際学術委員会ISC20(20th Century Heritage,委員長Sheridan Burke)による京都会館再整備計画に関する意見書が送付されました。そのなかで、20世紀の日本における最も重要な建築家のひとりである前川國男の代表作品の一つとして京都会館の文化財としての重要性を位置付けたうえで、現在、京都市が再整備計画に示す建て替えは、文化財としての価値に対して「取り返しのつかない害を及ぼし、美と調和を破壊する」として危機遺産警告を発令する可能性が示唆されました。また、この件に関しイコモス(国際記念物会議, ICOMOS)日本国内委員会には各方面から様々な御意見、情報が寄せられました。この状況を受けイコモス国内委員会として、国際学術委員会ISC20C委員から経緯を聴収するとともに京都市による京都会館再整備計画を省察し、以下のことを確認しました。

 ①京都会館は現在、国内法において文化財としての登録・指定がされていないものの、20世紀の日本を代表すある建築作品のひとつであり、ある一定の文化財としての価値を有していること。

 ②京都会館は第一ホールを中心としてさまざまな機能上の問題が竣工当初から指摘されてきており、また、経年変化によりさまざまな物理的性状の問題も有していること。

 ③京都市は上記①および②の双方の問題の解決するために、慎重に検討を重ねてきたこと。
しかしながら、
 ④京都会館再整備基本設計において、20世紀建築のリビング・ヘリテージ(使われる建物としての継承)としての機能変化を含む改修などの変化に対して、継承すべき価値の判読が困難で、かつその資産のインテグリティ(完全性)の確保が合理的に示されていないこと。

 ⑤京都会館再整備基本設計における資産のインテグリティ(完全性)が保たれているかの検証と、その確保のための新たな要求性能の再検討がなされていないこと。

 ⑥「京都会館の建物価値継承に係わる検討委員会」提言の示す「近代建築を保存・継承する新たな道筋をつけること」に対する説明が不十分であること。

 京都市は、①および②の点を止揚して、新たな京都会館のあり方を提案するのであれば、上記の④~⑥の疑問点に対処し、かつ、その解決策が京都会館の最小限の改変案であることを合理的に示すべきであると考えます。京都市が行う上記の作業を注視し、必要に応じて協働して検討するために、イコモス国内委員会拡大理事会(9月8日)において、国内委員会内に第14小委員会「リビング・ヘリテージとしての20世紀建築の保存・継承に関する課題検討(京都会館再整備計画に関する検討)」(主査:苅谷勇雅)を設置することとしました。また、その検討結果を国際学術委員会ISC20Cに報告する予定です。

「世界遺産の候補」のひとつを自ら破壊する京都市長の矛盾

2012年09月08日 | 環境
京都市が行おうとしている「京都岡崎・改造計画」
(平安神宮や京都市美術館などがある左京区岡崎地域の改造計画。「岡崎地域活性化ビジョン」や「京都MICEプラン」などがあり、”富裕層”観光を軸に地域改造をはかろうというもの)

これに関わって、「戦後のモダニズム建築の歴史の中でも、最も重要な作品」と言われる京都会館の建て替えが大問題となっている。
京都市は、これまでの住民団体や市民グループ、研究者などの大きな反対を押し切る形で、9月10日からの解体工事の準備に入ることを決めて進めているが、
8月末、イコモス(国際記念物遺跡会議:ユネスコの諮問機関、世界遺産の登録や審査、監視活動を担うNGO)の「20世紀遺産に関する国際学術委員会」が、門川京都市長宛に強烈な手紙を出し、この段階で再び問題が注目を浴びている。
イコモスの手紙は、「遺産危機警告」発令を前提とした「京都会館整備基本設計に対する意見書」で、京都市長に現計画の再検討を求めたものだ。
当然、京都市議会で議論が持ち上がり、市民団体などが緊急に京都市や文化庁に申入れを行っている。

「世界遺産登録」をめぐって、京都市のご都合主義をあらわにした文書がある。
それは、「平成25年度国の予算・施策に関する提案・要望」
この文書は、
京都市が国への予算などの要望にかかわって出した文書(6月28日)で、市のホームページでも見ることができる。
(京都市情報館→総合企画局→組織を見る→政策調整担当→国家予算要望)

そこで京都市は、「琵琶湖疏水」とその周辺の建造物を「世界遺産の候補の一つになりうる」ものとして、国に「支援」を求めている。
周辺の建造物群には「日本を代表する別邸群や美術館・動物園など」が書かれているが
この「など」に「京都会館」が入ることは、誰にでもわかる。

(以下、抜粋)
「5、伝統的な食文化や琵琶湖疏水及び古都京都の文化財など新たな世界遺産登録に向けた取り組み」
「この調査過程で、日本の近代化遺産を代表する『琵琶湖疎水』が、京都岡崎及び南禅寺界隈に造られた日本を代表する別邸群や美術館・動物園などとともに、文化的景観の重要なファククターであることが認識され、世界遺産の候補の一つになりうると考えています」「つきましては、数多くある京都の歴史的・文化的資産から新たな世界遺産となりうるものを選定し、世界に向けて日本の文化を発信するために、次の通り提案します」・・・そして具体的には「新たな世界遺産への取組」として「市内に所在する世界遺産14社寺・城に匹敵する文化財の世界遺産への追加登録」「琵琶湖疏水」をあげ、「取組の支援」を要請している。

”矛盾”のテレビ番組で勝負してもらってもいいが
これったナンだ?
国への要望では、「世界遺産の候補の一つになりうる」と言って「支援」を要請しながら
一方で、それをロームの要望か何か知らないが、つぶして高い”塔”をくっつける。
京都会館は、西側を流れる疏水などとの調和を大事にして建設されているのに、
このご都合主義の、切り貼りされた”世界遺産”追加のお願い
これは全く筋が通らない。
イコモスが警告を出すのは、当然だ。


京都水族館、「サニー」死亡についての質問状の回答は?

2012年07月27日 | 環境
ゴマフアザラシ「サニー」の死亡について
オリックス不動産株式会社に出していた「質問状」(下記)、
回答はありませんでした。

今日、京都水族館の業務推進部にこの件で電話しました。
「先日の質問状についての回答の件ですが・・・」
返事は、「これまで公表している以上に、外部には公表しません」というもの。
関係する京都市や専門家委員会には
「サニー死亡の詳細(原因など)」について伝えていますか?と聞くと
担当者は自分の部署ではわからない、とのことでした。

その後、京都市の担当である、市緑政課に電話しました。
オリックスから「ゴマフアザラシサニーの死亡の詳細について、何か聞いていることがありますか?」と聞くと
ホームページで公表されている以上のことは、わからないとのこと。

うーん
結局”環境首都京都で、いのちの大切さを学ぶ環境教育施設”のようなことが言われたが、
動物たちは単なる展示物?
その死を通じて「いのち」を考えたいという市民の思いなど眼中にないということか。
大企業の「社会的責任」など、大問題になった時だけ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下、質問状)
オリックス不動産株式会社御中
2012年7月13日

京都・水と緑をまもる連絡会
京都・まちづくり市民会議
下京・梅小路パークプロジェクト

京都水族館のゴマフアザラシ「サニー」死亡に関わる質問状

 4月末、私たちは京都水族館において飼育されていたゴマフアザラシ「サニー」が死亡したことを知りました。私たちは、京都水族館の開設に関して、本建築場所が広域避難所を一部占拠する事、周辺の住環境や既存の市民公園の静穏な環境を損なうことを指摘、さらに人工海水をはじめとした「飼育環境」が、動物や魚類などが生きる環境としてふさわしいか、疑問を呈してきました。
 貴職は、京都水族館の建設に際して行った説明(梅小路公園で運営する意義・目的)の中で、「緑豊かな梅小路公園と、環境に配慮した新しい水族館」「『つながる生命(いのち)』を感じさせる京都の新しいコミュニケーションスポットが、さらに豊かな暮らしを創造します」と設立の意義を訴えました。((仮称)京都水族館の事業運営についての考え方-平成22年4月23日) 
 そこには江ノ島マリンコーポレーションと共に「質の高い業務を行います」、「『環境都市京都』のシンボルとして自然保護や環境配慮の大切さを訴え、環境教育の場を提供する『水族館』は多くの人々に生命(いのち)、動物、自然環境といった環境問題と向き合う機会を提供します」と述べられています。
 また貴職は、「(仮称)京都水族館計画、(仮称)京都鉄道博物館計画開発構想に関する見解書」(平成21年12月9日)の中で、「水族館は営利を目的とした単なるレジャー施設ではなく、『学びの施設』としての役割と水生生物の研究を行う『研究施設』、絶滅危惧に瀕する種を保存する『種の保存』の機能をも担っております。皆様の『生き物』を慈しむ貴重なご意見を参考とさせて頂き、生物が本来持つ行動特性を考えた環境を整える等、お客様だけでなく、生物にとっても等しく幸せになれるような展示、飼育方法に取り組んでまいりたい」「本計画は長期にわたる事業であり、京都市、地域の皆様とのつながりを大事にしながら、体験学習プログラムの実施等の中長期的な環境に関する取組みを行ってまいりたいと考えております」と、環境といのちの大切さを市民とともに考える「京都の皆様に愛される水族館」を強調されました。
 今回、下京・梅小路パークプロジェクトの会員が貴職にゴマフアザラシ「サニー」の死因などを尋ねた際、貴職の職員は「死因は公表しない」旨を回答されました。「死」も生命の循環の中で大切な構成部分です。貴職が、市民とともに「動物、自然環境といった環境問題」を水族館を通じて考えようとするなら、今回の「サニー」の死亡に際して、その死因などの公開は当然の事ではないでしょうか。それを通じて、私たち市民は、「いのち」や「自然」、「環境」や「水族館」について考える機会を持つことになります。私たちは頭から「死」を否定している訳でも、貴職を非難しようと考えている訳ではありません。しかし、「サニーの死」に関する情報非公開を貫こうとする貴職の対応には強い落胆の思いを抱くものです。また、私たちは、当初から京都水族館における動物たちの棲息環境について心配してきました。貴職が、彼らの棲息にとっての良好な環境を保障しているか、それを保つための技術・ノウハウを持たれているか、引き続き、危惧の念を持っている事も表明しておきます。
今回、ゴマフアザラシ「サニー」の死亡原因などに関する市民への情報の公開は、貴職が水族館設置に関わって掲げた「目的」や「意義」とも一致するものだと考えます。以下、改めて、文書で質問をさせていただきます。

ゴマフアザラシ「サニー」の死亡について
①、いつ、どのような形で死亡したか?
②、死亡原因について、現在、どのように把握しているか?また、死亡にいたる経過(健康状態など)について教えてください。
③、解剖などはされましたか?その所見について、教えてください。
④、この件について、上記の内容などを京都市や「専門家委員会」に報告されていますか?
⑤、今後の対策について、どんな対策をとられたか、教えてください。

なお、回答は、7月27日までに文書で行っていただければ幸いです。

京都水族館のゴマフアザラシ「サニー」死亡に関わる質問状

2012年07月13日 | 環境
先ほど、京都水族館(オリックス不動産株式会社)に、下記の質問状を出してきました。
以前、このブログでも紹介しましたが、
この「サニー」の死亡原因をオリックス不動産は、
なぜか明らかにしようとしていません。

今日は、私と「下京・梅小路パークプロジェクト」のメンバー5人で
京都水族館にうかがいました。
事前に「業務推進課」のAさんとアポを取りうかがったのですが
”来客中”とのこと。
事前の電話では、「それなりの担当者が応対します」との話だったので
そのことを伝えて「待ちます」と言ったのですが、
門衛の人が「私(門衛の人)に渡してもらうよう言ってます」と話にならないので、
そこから直接「業務推進課」に電話しました。
女性の方が出て、その後、Aさんが電話に出られて、
結局、西口(ここは従業員通用口のような所)に出てこられました。
アポを取っているのに、こんな所で待たされて…”オリックスの対応悪いなぁ”と皆でぼやきながら、そこで立ち話でした。
下記の主旨を伝えて、27日までの「回答」もお願いして
「どうですか?」と聞いたのですが、とにかく伝えますと言うだけではっきりしない。
とにかく「回答するか、しかいか」については、
私のところに連絡してください、とお願い
それでも「わかりました」と言わないところが
この会社の性格なのかと思いながら、
質問状を渡してきました。

なんで、こんな対応なんですかねぇ

・・・・・・・・・・・・・

オリックス不動産株式会社御中
2012年7月13日

京都・水と緑をまもる連絡会
京都・まちづくり市民会議
下京・梅小路パークプロジェクト

京都水族館のゴマフアザラシ「サニー」死亡に関わる質問状

 4月末、私たちは京都水族館において飼育されていたゴマフアザラシ「サニー」が死亡したことを知りました。私たちは、京都水族館の開設に関して、本建築場所が広域避難所を一部占拠する事、周辺の住環境や既存の市民公園の静穏な環境を損なうことを指摘、さらに人工海水をはじめとした「飼育環境」が、動物や魚類などが生きる環境としてふさわしいか、疑問を呈してきました。
 貴職は、京都水族館の建設に際して行った説明(梅小路公園で運営する意義・目的)の中で、「緑豊かな梅小路公園と、環境に配慮した新しい水族館」「『つながる生命(いのち)』を感じさせる京都の新しいコミュニケーションスポットが、さらに豊かな暮らしを創造します」と設立の意義を訴えました。((仮称)京都水族館の事業運営についての考え方-平成22年4月23日) 
 そこには江ノ島マリンコーポレーションと共に「質の高い業務を行います」、「『環境都市京都』のシンボルとして自然保護や環境配慮の大切さを訴え、環境教育の場を提供する『水族館』は多くの人々に生命(いのち)、動物、自然環境といった環境問題と向き合う機会を提供します」と述べられています。
 また貴職は、「(仮称)京都水族館計画、(仮称)京都鉄道博物館計画開発構想に関する見解書」(平成21年12月9日)の中で、「水族館は営利を目的とした単なるレジャー施設ではなく、『学びの施設』としての役割と水生生物の研究を行う『研究施設』、絶滅危惧に瀕する種を保存する『種の保存』の機能をも担っております。皆様の『生き物』を慈しむ貴重なご意見を参考とさせて頂き、生物が本来持つ行動特性を考えた環境を整える等、お客様だけでなく、生物にとっても等しく幸せになれるような展示、飼育方法に取り組んでまいりたい」「本計画は長期にわたる事業であり、京都市、地域の皆様とのつながりを大事にしながら、体験学習プログラムの実施等の中長期的な環境に関する取組みを行ってまいりたいと考えております」と、環境といのちの大切さを市民とともに考える「京都の皆様に愛される水族館」を強調されました。
 今回、下京・梅小路パークプロジェクトの会員が貴職にゴマフアザラシ「サニー」の死因などを尋ねた際、貴職の職員は「死因は公表しない」旨を回答されました。「死」も生命の循環の中で大切な構成部分です。貴職が、市民とともに「動物、自然環境といった環境問題」を水族館を通じて考えようとするなら、今回の「サニー」の死亡に際して、その死因などの公開は当然の事ではないでしょうか。それを通じて、私たち市民は、「いのち」や「自然」、「環境」や「水族館」について考える機会を持つことになります。私たちは頭から「死」を否定している訳でも、貴職を非難しようと考えている訳ではありません。しかし、「サニーの死」に関する情報非公開を貫こうとする貴職の対応には強い落胆の思いを抱くものです。また、私たちは、当初から京都水族館における動物たちの棲息環境について心配してきました。貴職が、彼らの棲息にとっての良好な環境を保障しているか、それを保つための技術・ノウハウを持たれているか、引き続き、危惧の念を持っている事も表明しておきます。
今回、ゴマフアザラシ「サニー」の死亡原因などに関する市民への情報の公開は、貴職が水族館設置に関わって掲げた「目的」や「意義」とも一致するものだと考えます。以下、改めて、文書で質問をさせていただきます。

ゴマフアザラシ「サニー」の死亡について
①、いつ、どのような形で死亡したか?
②、死亡原因について、現在、どのように把握しているか?また、死亡にいたる経過(健康状態など)について教えてください。
③、解剖などはされましたか?その所見について、教えてください。
④、この件について、上記の内容などを京都市や「専門家委員会」に報告されていますか?
⑤、今後の対策について、どんな対策をとられたか、教えてください。

なお、回答は、7月27日までに文書で行っていただければ幸いです。

連絡先:604-0847 京都市中京区烏丸通二条下る西側 ヒロセビル2階
市民共同法律事務所 弁護士 中島 晃

中国の降雨ミサイル

2012年01月02日 | 環境
正月に友人と話していたら
中国の「降雨ミサイル」が話題になった。
「上海万博の時にもミサイル、バンバン撃ってた」。
結構よく効いて、
手前で雨がどっと降ってしまうそうで
「上海もこれ以上ないというぐらいの青空」だったそうだ。

これって、空の”下剤”みたいなもの?
だけど、知らなくて、驚いた。
調べてみると
ネットでは”そのミサイルが民家の屋根に落ちて被害”という記事ばかりがどっと出てきて、
事故の記事ばかりというのは、
普通の「降雨ミサイル」は、ニュースにならないからだろう。

こんな記事もあった。

「渇水対策として湖北省は8日から10日まで、武漢、十堰、孝感など39の県と市で過去最大規模の人工降雨を実施した。ヨウ化銀を含む高射砲弾やミサイルを打ち上げる作戦で、高射砲は2000発、ミサイルは500発。今回発射されたミサイルは、2010年の1年間の総量を超えたと。また、航空機による降雨剤散布作業も計2回、5時間にわたり行なわれた。武漢晨報などが伝えた。
この結果、10日午後7時現在、3万5千平方キロメートルの範囲で雨が降り、平均降水量20ミリメートル以上を記録した。」との記事があった。
「武漢市人口影響天気弁公室担当者は『人工降雨用の小型ミサイルは、外側はプラスチックに似た材料でできている。降雨剤のヨウ化銀を噴出した後は粉々になるので、地上に落ちても危険はない。また、ヨウ化銀の毒性は低いため環境への影響はない』と話している。(編集担当:中岡秀雄)」とのこと。