昨日の続きです。
心配される周辺への環境影響、それを検討するにあたっては、科学的な現況の把握と影響評価が欠かせません。
その土台になるのは、杉並病や寝屋川市でおこっている事態についての「基本的認識」です。
06年11月の京都市議会でこの問題が議論されています。
「普通決算特別委員会」で共産党の西野さち子議員が
「廃プラの圧縮梱包施設」について質問しています。
西野議員は
「杉並病」で有名になった、廃プラから発生する有機化学物質による人体への影響、「安全性」についての市の認識を問いました。
これに対して京都市は、
生活環境影響調査で、大気汚染・悪臭・粉塵はまとめていること、
杉並病は排水槽からの硫化水素が原因とされ、回収後、活性炭取り付けで影響は小さいとの調査報告があり、これを踏まえ、十分対応する、とのことだったようです。
しかし、これは基本的認識がずれています。
「杉並病」の原因に関しては
東京都が硫化水素説を流しましたが
2002年国の「公害等調整委員会」は、それらを退け「申請人18人中14名については、平成8年4月から8月頃に生じた健康不調の被害の原因は、被申請人の管理にかかる杉並中継所の操業に伴って出された化学物質による」と明確に指摘しました。(公害等調整委員会の裁定)
杉並区役所にも電話しましたが、現在行っている区の対応の土台となる認識は、上記の「公害等調整委員会の裁定」でした。区役所のHPを見てみると、対策の基本方向が出されていますが、それは「今後10年で杉並中継所を不要なものとする」というもの。要するに出来てしまったのですぐには無くせないが、「廃止」していくということです。「杉並中継所」は、こうした施設であったことを十分踏まえて、廃プラリサイクル(施設)を考えていく必要があります。
(なお、「杉並中継所」は、廃プラごみの「圧縮・梱包」施設です。)
心配される周辺への環境影響、それを検討するにあたっては、科学的な現況の把握と影響評価が欠かせません。
その土台になるのは、杉並病や寝屋川市でおこっている事態についての「基本的認識」です。
06年11月の京都市議会でこの問題が議論されています。
「普通決算特別委員会」で共産党の西野さち子議員が
「廃プラの圧縮梱包施設」について質問しています。
西野議員は
「杉並病」で有名になった、廃プラから発生する有機化学物質による人体への影響、「安全性」についての市の認識を問いました。
これに対して京都市は、
生活環境影響調査で、大気汚染・悪臭・粉塵はまとめていること、
杉並病は排水槽からの硫化水素が原因とされ、回収後、活性炭取り付けで影響は小さいとの調査報告があり、これを踏まえ、十分対応する、とのことだったようです。
しかし、これは基本的認識がずれています。
「杉並病」の原因に関しては
東京都が硫化水素説を流しましたが
2002年国の「公害等調整委員会」は、それらを退け「申請人18人中14名については、平成8年4月から8月頃に生じた健康不調の被害の原因は、被申請人の管理にかかる杉並中継所の操業に伴って出された化学物質による」と明確に指摘しました。(公害等調整委員会の裁定)
杉並区役所にも電話しましたが、現在行っている区の対応の土台となる認識は、上記の「公害等調整委員会の裁定」でした。区役所のHPを見てみると、対策の基本方向が出されていますが、それは「今後10年で杉並中継所を不要なものとする」というもの。要するに出来てしまったのですぐには無くせないが、「廃止」していくということです。「杉並中継所」は、こうした施設であったことを十分踏まえて、廃プラリサイクル(施設)を考えていく必要があります。
(なお、「杉並中継所」は、廃プラごみの「圧縮・梱包」施設です。)