京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

第三軍道、75センチの歩道です!

2007年03月30日 | 貧困・格差問題
昨日書いた、第三軍道の75センチの歩道です。
この「歩道」は通り抜けたことはありませんでした。
通ってみると、本当に狭く
この地域での、行政の”人の扱い”の低さを実感させる道です。
この歩道だけではありませんが、「公共空間」を豊かにすることの大切さ
皆の人生の中での、その重要な位置付けということを、
最近よく考えます。

いま、伏見北部で「課題」として浮上している「消防署跡地」の活用問題ですが、
このすぐ南に公園があります。
なんということもない公園で、一度トイレを使ったことがありますが
詰まっていて、汚れたトイレでした。
結構、どこにでもあるようなものですが
そう言われたら、
多くの皆さんが「ああ、そうか・・」と
何となくイメージできるような公園です。
ずっと以前に、左京区下鴨の公園を調べたことがあります。
どんな公園に子どもたちが集まるか、そのつくりは?
家々との関係は?
これはなかなか面白いテーマで
どこかで調べてみたいなと、いまだに思っていますが・・・
それでも「京都市の公園」は何となくパッとしないイメージで
まあ、こんなものかなーーと思い続けてきました。
しかし、今回、藤森学区での共産党の地域アンケートがきっかけになり
”消防署跡地の活用をどうするか、市民が考えよう!”の運動に出会ってみて
その南側に隣接する公園に目が行くと
”えっ?この公園、もっと豊かにならないの?”と
固定的にとらえていた”パッとしない公園”のイメージが
発展・変容を始めたのです。
これは、単独の”イメージの変容”ではなく、
自らの、主体形成との相互浸透の中での変化です。
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公共空間、社会空間の豊かさを考える

2007年03月29日 | 貧困・格差問題
日本共産党の深草支部が取り組んでいる「住民アンケート」を手伝った。
アンケートは、
「深草学区は住みやすいところですか?」から始まり
交通、駅の使いやすさ、
高齢者や車イスでの移動しやすさ(歩道や段差など)、
地域で市民が気軽に楽しめたり、催しができる公共施設のこと
「いま一番腹がたっていること」
社会保障の問題など、6項目で
「選択肢」もあるが、書き込める場所も多い。
各戸に封筒とともに配布し、いま50通近くが返って来ているが
具体的な地域の問題点がびっしり書いてある。

その中で、京阪藤森駅の使いやすさや、
高齢者や車イスでは移動しにくい歩道(段差)の改善、
地域内に、市民が憩える、交流できる施設を、と訴えるものが少なくない。

「京阪藤森駅」への声
●「階段を上下しなければ電車にのれないため、足腰の悪いものには負担が大きい」
●「駅のスロープが急すぎて足の悪い人、ベビーカーには不便」
●「エレベーターを作ってほしい」
●「西口にせめて自動改札だけでも至急作ってほしい」(西口からは階段を降りて回る必要がある)
●「藤森駅前の自転車が多くて通りづらい」「乱雑」
もちろん、駅の改修など「京阪がやればよい」という声もあるが、
当たり前の移動ができにくい不自由さを改善してほしいという声は多い。
「藤森駅は、年寄りいじめの駅だ」というのもあった。
「先日、圧迫骨折になって、本当に年寄りいじめの駅だとつくづく思う」

これは「駅」だけの問題でない。
伏見区北部で交通量の多い大岩街道
地元では「第三軍道」と呼ばれる、東に向かう道だが
この歩道の写真がアンケートとともに送られてきた。
軍道は、疎水と京阪を越えなくてはならず
直違橋通から大きな勾配となっている。
送られてきた写真はその部分の歩道だ。
「この巾(歩道)わずか75センチ、かつ勾配あり。車椅子も通る」
「車道側に段差、危険」

写真をとってきたが、確かに狭い。
歩道を歩いてみると
本当に人の扱いと比例するかのように、狭い。
ザックを置いてみたが、75センチには納得する。

車イスなど、はじめから諦めて通らないのではないか、と思った。
伏見区では、同じ京都市民でも、その扱いには”格差”があると
多くの人が感じている。
鴨川だって、なぜ北はきれいに整備されているのに
南はほったらかしなのか?
抽象化すれば、「公的空間の貧しさ」
伏見区は、その二段構えの、格差のもとにあると思われる。
それは地域の随所に見られるし
この間、共産党の地域支部が行った「住民アンケート」に具体的に現われてきている。
「住民アンケート」は、それを顕在化させるだけでなく
人が声を”発する”ことを通じて、運動化と主体化へと転化発展してきている。
そして、この広がりが「政治化」するのも必然だろう。
もちろん、人間の努力があってこそだが。
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サクラ 開花

2007年03月29日 | 京都
近所の公園のソメイヨシノの花も開き始めました。
事務所に行く途中の
藤森神社のサクラが、ご覧のように咲き始めています。
一分か二分咲です。
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春スモッグ

2007年03月28日 | 花粉症日誌
花粉症も終わったと思ったら、昨日、一気に症状が現われた。
朝から目が痒く、くしゃみも連続ものが数回
雨がふっているのに何故?、と言っている人も。
夜には症状は治まった。

まわりでは、この3日間「症状がひどい」という話を
何人もの人から聞いた。
いずれも「花粉症持ち」で
「今日はひどい」とハナをかみ続けているし
大きなくしゃみも連発させている。
ある人が「黄砂がやってきたんだ!」と叫んでいた。

”黄砂症”が始まった!
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鴨川 ユキヤナギ満開

2007年03月28日 | 京都
鴨川のユキヤナギが満開(過ぎ)
開花は、少し遅れたか?
花は、心持ち元気なく。
一方、桜のつぼみは大きくふくらんでいる。
明日の気温は20度以上というから、
今週末には、一気に開花が始まるのでは・・・
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オール与党

2007年03月27日 | 日本ウォッチ
先日、野中ひろむ氏の話を聞く機会があった。
氏は、ある女性の応援にきたのだが
”へぇーー”と、妙に納得してしまうことがあった。
ー氏の披露したエピソードー
その女性は、京都府知事選挙の際、現職知事を応援する事務所で仕事をし
よく頑張ったそうだ。
「あれは誰や」と事務所でも話題になり
民主党の方から「うちにくれないか」という話が出たそうだ。
公明党の方からは「うちにくれれば、最初から比例にまわしていく」と
「本人はこうゆう声もあったが、『自民党から出たい』と」
こうゆう人なので、ぜひご支援を、と氏の話は進んでいくのだが・・・

こんな話がされているんだ。
こんな感覚なんだなぁー、と思った。

京都府知事選挙では、
現職知事の陣営は、いわゆる「オール与党」
自民党も民主党も公明党も
国会では”二大政党の対決”だが
府知事選挙では、皆、現職を応援する与党
野中氏の話からは
この「オール与党」のリアリティがよく伝わってくる。

これって何だろう?
それぞれ「党」をつくっているのだから
党の基本方針は、本来は「違う」はずで
だから別々の党を作っている「はず」で

しかし、その代表とも言える候補者を
うちに下さい、いやうちにと、
話されているのを聞くと
楽屋裏のそれぞれの「党」は
本当は”皆与「党」”という党で、「各党」はその派閥?のようなもの
と、妙に得心してしまった。
それなら「”与野党”対決」などの報道には
「表舞台では」と、注釈をつけてほしい。

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濱の秋

2007年03月25日 | 京都
以前、老舗の古本屋の店先に出されていたものです。
こんな美しいものが、
どんどん放出された時期がありました。
西陣が、どんどん苦しくなっていった時期でした。
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カシノナガキクイムシ防除対策検討会

2007年03月24日 | ナラ枯れ
「カシノナガキクイ虫防除検討会」の連絡が数日前に入った。
主原さんと一緒に参加してきた。
緊急の会議のようだったが、どうゆう進め方をするものなのか
事前に把握できなかったので
とりあえず、資料も何も持たずに参加したが
19人の方が出席されていた。

「今日は初めて民間(市民団体)の方にも参加いただいて
自由に意見交換をする会議」との挨拶があり、
「国有林からの報告」(京都大阪森林管理事務所)
「民有林からの報告」(京都市林業振興課)と
府林業試験場からの発言がなされ
そのあと、討論が行われた。
注目したのは、「国有林」と「民有林」からの報告
京都大阪森林管理事務所は
「穿入生存木の伐倒・薬剤処理について」との報告を行い
「国有林野内で発生した、カシノナガキクイムシによる穿入枯死木については、既に伐倒・薬剤処理を終了している。現在。穿入生存木(高台寺山国有林で103本)のうち、穿孔密度の高いもの、フラスの量の多いものを中心に9本を伐倒薬剤処理する方針である」と述べ、具体的に穿入生存木の状況が説明された。
京都市も
「毎木調査を行い、被害木の特定をし、枯死木と(被害の)拡大が予想される生被害木を処理する対象木として処理する手はずになっている」との方針を説明した。
私たちの立場は、「伐倒は枯死木」の方針に縛られず
現場での、知恵を絞った柔軟な対処を可能にすべき、ということである。
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遅れ雪 レンギョウ開花し 粉乱舞

2007年03月18日 | 花粉症日誌
今朝、京都は早朝に雪
積もりはしなかったが、寒い朝だった。
朝からくしゃみが連発し
同僚も「今日は花粉がきつい」と言っていた。
雪混じりの寒い日、本来は花粉は少ない日
予報でも「そろそろスギ花粉症は終わりに近づいている」とのこと
なのに、今日のくしゃみはこの春の最高回数を記録し
当然、鼻水も出る。
昨日の夕方のマスク無しの時間が影響したか?

家の前に植えてあるレンギョウが開花
寒い日と、なんともミスマッチなことで・・・

鴨川ではユキヤナギが満開
枝垂れヤナギの芽がもう緑色を滲ませている。
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芦生ウォッチ

2007年03月17日 | 京都
3月11日、稲荷山でのカシナガ駆除を行った日
京都市北部、右京区京北町は雪だったそうです。
積雪は問題にならないほど少ない状態ですが
いま「寒のもどり」がニュースで伝えられています。
「普通」の寒のもどりについては、植物はそなえがあると思いますが
今年の規模の「もどり」についてはどうでしょう。
一度動き始めた植物の芽に、影響が出るのでしょうか。
いづれにしても
積雪の少なさは芦生の動植物には大きな影響が出ます。
写真は、少し前の秋の芦生のスナップです。
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キタテハ、体温上昇中

2007年03月15日 | 京都

ここ数日、寒さが戻りましたが
その前の暖かい日(3月9日)
家の塀にタテハ蝶が張り付いていました。

カメラを近づけてもまだ動けず
はぁー体温上昇中かぁー

キタテハ?シータテハ?
シータテハがこんな所にいるはずないし・・・
だけど、Cも見えるし


知人に聞いたら、やはりキタテハ
羽の付け根の小さな黒の紋が、その証しだそうです。



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ナラ枯れ対策の強化をー京都府に申し入れ

2007年03月14日 | ナラ枯れ
13日、京都府に「ナラ枯れ対策」の強化を申し入れてきました。
先日も書きましたが、今年のカシナガはもう活動を始めています。
異常な暖冬、暖かさが早くやってくれば、当然交尾の回数も増え
カシナガの爆発的増加も予想されます。
京都市中心部を巡る北山や東山でのナラ枯れの”発火点”は
あちこちに増えています。
この被害を「縮小」に転換する、その可能性を切り開けるかどうかは
今年が乗り越えられるかどうか、にかかっています。

そのためには、「全ての知恵を結集して取り組む必要がある」と
申し入れてきました。
その一つが「生被害木の伐倒処理」です。
11日に稲荷山に行った際にも
三ツ辻の鳥居横には高木の被害木が連なっていました。
高すぎて、到底「つまよう枝」は打てません。
ご存知、アラカシの「生被害木」(樹木は生きているがカシナガが侵入し生息している)です。アラカシなどの樹木は、病気を広げるカシノナガキクイムシが辺材でなく、心材を使って樹木の中での生活を営みます。だからこそ、枯れにくい。
昨年の東山将軍塚の観察では、ここから大量のカシナガの発生が見られました。
この「生被害木」については、これまで、カシナガが侵入しても「死んでしまうから伐採する必要はない」などの話がありました。私たちは、それに意見を異にしてきました。観察すると、どうみても「生被害木からカシナガは”出ない”」とか「切らなくても大丈夫」とは思えなかったからです。そして、数年にわたって、カシナガ駆除のための「最先端地での、生被害木の伐採」を求めてきましたが、なかなか受け入れられませんでした。
昨年の将軍塚での観察でも、いろんな理由で「生被害木」が残された区域で、ナラ枯れ被害の拡大が観察されています。
申し入れでは、そのことを述べながら、
”学術論争”での決着は置いておくとして
先に述べた今年のカシナガ駆除の重要性を考えた時に
とにかく現場で必要だと思われる手は全て打てるよう、「生被害木」の伐採も含め、必要だと思われる手を関係機関が全て打てるよう、府としても対応してほしい
と要請してきました。
今日は、これが中心的なお願いでした。

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伏見人形 金太郎

2007年03月13日 | 京都
事務所に伏見人形が届きました。
「松の根を抜く金太郎」だそうです。
伏見の文化を研究しているMさんが
古本屋で「ダンボール箱」一箱を薦められたそうです。
「あんたは伏見人形に関心あるみたいだから、どうや」
なにやら入った箱から出てきたのが、「金太郎」
困った人を助けるこの人形にちなんで
「悪政と力一杯たたかって!」とのメッセージが
寄せられていました。
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稲荷山のカシナガ駆除ー続報

2007年03月12日 | ナラ枯れ
カシナガの出すフラスの状況です。
これが、フラスが一番たくさん出ていた個体です。
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稲荷山でカシナガ駆除

2007年03月12日 | ナラ枯れ
2007年最初のカシナガ駆除
伏見稲荷大社のある「稲荷山」で行ってきました。
みんなで18人が参加
10時40分過ぎ、主原さんの案内で現場に向かいました。
伏見稲荷の北側を抜けていくと、最初の現場に出ます。
コナラが多く、中にはもう大量のフラスが出ている木があります。
どうみても、昨秋のフラスではなく
暖冬の、今年のフラスが出ているようです。
天気は晴れていましたが、時々雪がちらつく さむーい日
皆で、400程の穴を埋めました。

ここの現場は三箇所あり、二番目の現場で少し作業した後
三番目の現場は、場所の「確認」だけ皆で行ってきました。
そこは、三ツ辻の先、朱色の鳥居が並んでいるすぐ横(右)で
アラカシがやられています。
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