京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

京田辺市の「地球温暖化対策実行計画」

2008年03月21日 | 地球温暖化
「どうする地球温暖化」という中身で話してほしいということで、京田辺市に行ってきました。
この機会に、同市の温暖化防止対策を調べてみました。

市のHPには「地球温暖化対策実行計画」というのがあります。
これは、平成14年(2002年)に作られ、2006年が目標年度
2000年度比でマイナス5%を削減する計画です。
計画年度が終っているので、目標を達成したのか知りたくて聞いてみました。
電話で伺うと、マイナス6.2%とのこと、
ただし「ゴミは除いて計算した」との返事でした。

この「計画」の対象は、市の施設から出る温室効果ガスのみ
京田辺市全体で、CO2などをどれだけ減らすかの計画ではありません。
残念!
到達にも興味がありましたが、今後のことも伺おうと思ったのに・・・
「まだ京田辺全体の計画の予定はない」とのことでした。
「地球温暖化対策地域推進計画」ーこれでないと、やっぱり「意味」が薄い。
京田辺市さん、ぜひ地球温暖化防止へ、京田辺全体の計画づくりに、
頑張ってください。
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地球温暖化ー温度上昇への危惧

2008年03月19日 | 地球温暖化
花粉症のピークが一気にやってきた。
ものを考えるのが辛いが・・・

前から漠と思ってきたこと

地球温暖化は、二酸化炭素などの「温室効果ガス」が地球の周りで増え
その結果、人類が暮す空間の温度上昇・気候変動が起こるのだが・・・

温度「上昇」が明確に起こっているということはどうゆうことか?
現在の「○度上昇」ということを、静止画像でなく動画でその変化を眺めたら
それは人類が住む地球環境において、
ベクトルが「上昇」に向かって運動を始めたということ、
それは、これまでの世界の平均気温の安定ー見かけの「静止」状態が打ち破られ
「動き始めている」ということだ。

思い切り、二酸化炭素などを削減し、プラス2℃で安定させる
これが、ぎりぎりで選択される「最良の選択」なのだが
これでさえ、2℃上昇するまで待っていたら、そこで止まる保障など全くない。
もう着てしまったオーバーを
すぐに脱ぎ捨てることは出来ないから
いずれにしても、早くCO2などを1990年比で大幅削減に転じて
一方で、降り注ぐ太陽のエネルギーを、
熱でなく、他に転換・蓄積してゆく過程も促進させていく
これを、本当に急がなくてはならない。

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吉田山 爪楊枝抜き

2008年03月18日 | ナラ枯れ
吉田山の伐採予定木、
このまま切り倒されるでけではもったいないので、
昨年差し込んだ爪楊枝を抜いて調べた。
対象木は半枯死のコナラ
南面の爪楊枝を全て抜いたのだが
Wアタックの穴を埋めたものと、単独の穴との違いが見えてきた。

爪楊枝を引き抜くと、いくつかの爪楊枝からはカシナガの成虫が飛び出してきた。
いくつかは生きていて、さらに元気で、そして死んでいるものも。
びっくりしたことに
爪楊枝を逆掘りする「カシナガの幼虫」も爪楊枝と一緒に出てきた。
彼らは、親が穴掘りをするだけでなく
幼虫も邪魔な爪楊枝を逆に掘り返すのだ。
これまでも、小さく穴を開けられた(逆掘りされた)ものがあったのは、
そのせいだった、と少し納得。
(下の写真は、爪楊枝と一緒に出てきたカシナガの幼虫)

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吉田山で被害木の伐採始まる

2008年03月16日 | ナラ枯れ
3月15日
ナラ枯れにかかったコナラなどの伐採が吉田山で始まった。
市の意向を聞くと、枯死木だけでなく「半枯死」のものも伐採したいとのこと
当日は、一番北のN3-2のコナラが処理された。
このコナラは幹がコケで覆われており穴が見つけにくかった個体
上部は6割以上が枯れ、“厳しい”と思っていた。
北側に入ったクレーンが動き出し、2時間以上かかって切り取られた。



伐採された木を見ると
黒いしみになった感染部や縦穴が見られ

いくつかの穴からは
カシナガの幼虫が飛び出してきていた。

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