アイリス あいりす 

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てえへんだ てえへんだ=18 <1020>

2015-02-11 20:23:25 | 創作文

「ご隠居、おいでやすか~」
「はいはい、おりますですよ」

「ご隠居、またもや日本はてえへんなことになっちまいましたね。」
「ああ、首相も自民党もひどいもんだ、これは正しく昭和天皇の
やり方を真似ているな、つまりダヴィストック研究所のやり方そのものだなあ。」

「あの本は今はどなたが読んでおりやすか?」
「そろそろ、一巡する頃ではないかな?」

「アッシも読んでみようかと、思いやして・・・」
「そうかい。それじゃあ、木村さんに言っておくよ。」

「いいえ、アッシがこの足でめえりやすんで。よござんすよ」
「そうかい。」

「ところで、ご隠居、日本はどうなっちまうんでやんすか?
国民をまた戦地に駆り出すんでやんすか?」

「ああ、国会では安倍首相がどうも、集団的自衛権の恒久行使を
何が何でも通そうとしているからな。」

「それを阻止する力は、ないんでやんすか?」
「今は自民党の数が多いから、通ってしまうだろうな」

「自民党の議員は、みな本当にそれに賛成なんでやんすか?」

「おお、そうだな、わしもこの地区の議員の田山さんと岡さんを
知っておったが、聞いてみよう」

「アッシもぜひ一緒にいきてえです。話を議員から直接聞きてえで
やんすよ。」
「そうだな、わしらが懸念を抱いていることを知ってもらうことは
大事だな。直接会って話を聞いてみよう。」

「そうでやんス、ぜひ頼みてえです。今なら間に合うかもしれねえっす」
「地元の皆の意見は、議員も知る必要があるからな、選挙の時ばかりでは
これはいかんな。」

「テロリストに捕まった人たちを、見殺しにしたと思いやしたら。
木村さんの資料では、あれも、やらせと書かれていやしたね。」
「ああ、驚いたよ。」

「あんなに大事の芝居まで、日本はしているんでやんすね。」
「戦争に駆り出させる為に、日本人を動かそうと操作に躍起となっておるなあ。」

「目が覚めやしたら、日本政府は、みなとんでもねえ政治家ばかりでやんした。」
「八っあんがこの前の内閣改造で、いかさま政府ではっと言ってたが、そのとおり
だったな。」

「へえ、昨年でやんすね。あの時は、まあだ、本当の事を
知りやせんでしたが、今では政府の事を考えると、怒りが収まらねえでやんすよ。」
「まったくだ。不正選挙で成り上がったいかさま政府だったね。」

「自民党の議員も全員、戦争に賛成とは思えないでやんすが。」

「個人的にはそうでも、決議となったら、党の圧力に負けるだろう。
とにかく議員と顔を合わせてみよう、行きたい人を木村さんと
相談して集めることにしよう。」

「会ってくれますかね。」
「この時期だから、忙しいとか言って逃げる可能性もあるからねえ。
よし、文書も用意して、署名もしよう。」

「まずは、活動開始でやんすね。」
「八っあん、お前さんはなかなか、いいことをいうねえ。」(笑)

「ご隠居、日本はおかしく成りやしたのは。アッシらがウカウカしておりやしたからでやんすね。国のことは、国の人に任せておけばいいと、思っていやしたが、それが間違って
いやした。国のことは、自分たちの事でやんした。」

「東大の安田講堂で、大学生たちが国に向かってデモを起こした時は、
とんでもない輩だと思ったが、今にして思えば、当然のことだったな。
私たちは、勘違いも甚だしかった。国の政策についてわかってもいなかったんだよ。」

「すべて、以前から、国民を騙くらかしていやしたね。自民党の議員ってえのは
紳士の集まりでやんすと、思い込んでいやした。すべて、思い込んでいやした。」

「ああ、本当だ、確かめもせずに、背広姿にそう思い込んでいたなあ。」

「今は、あの背広姿の中身が知れやした。国のことなど、考えていないただの
大人だってことでやんす。」

「そういうことだね。私らが思っていた仕事なぞやっていないポーズだったんだよな。知らぬが仏と私らを馬鹿にしておったわけじゃ。」

「ひでえやつらばかりでやんすね。政治家は税金泥棒と、中央銀行では詐欺を働いているってえ話でやんしょ?」

「木村さんの資料だとそうなるな。驚いたよ。しかし以前なら、まさかそんなことあるわけないと、言ったと思うが、今じゃあり得ると、考え方が変わったよ。」

「そうでやんす。すんなりと、おかしなことが事実だと、わかるように、なりやした。」
「八っあんは夫婦で話が合うのかい?」

「うちですかい?かかあは、アッシが言うのもなんですが、物分りはいい方で、頭が柔らかいでやんすよ。おかみさんはどうでやんすか?」

「宇宙人に関しては、最初は疑っておったよ。まさかと言って笑っておったから。つい最近に
なって、木村さんの資料を見てから、これ本当のことなのかと、真顔で聞いてきたから。そのようだなと返事をしておいたがね。」

「そうでやんすか。少しずつでやんすね」

「こればっかりは、夫婦でも同じように理解するとは、限らんよ。皆もそうだと思うよ」
「さいですな。奥さん方も集まってみてはどうでしょうね?」

「女性同士で話をしてみるのも、いいかもしれないね。」
「真知子ちゃんにまた、来れるときに話してもらうといいかもしれない。」

「それなら、アッシが聞いておきやすよ」
「そうかい、ありがとうよ。」
「ご隠居、活動開始でやんすよ。ははは」(笑)

「それでは、まためえりやす。」
「ああ、また頼むよ。」
「ごめんなすって」
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