ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

主に性能テストに使うJMeterについて その2

2013-12-12 09:18:38 | 開発ネタ
JMeterの話のつづき。

主に性能テストに使うJMeter。以下の手順で行うが、

これについて


主に性能テストに使うJMeterについて その1
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/a3f92ea9bc3922a87b12c2db1e50c90e

で、スレッドグループ作成まで、

JMeter2.10の、HTTPプロキシサーバーでエラー
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/fd71e4bba088d695f3d2aaf45b75289b

で「自動で作成」ルートを書きました。

今回は、「手動で作成ルート」以下を書きます。
なお、今回はバージョン2.7を使っています。




■手順4:HTTPリクエスト設定
(テスト計画の下にある)スレッドグループを右クリックし、
  追加→サンプラー→HTTPリクエスト



を選択すると、HTTPリクエスト画面になります。

ここで、アクセスする
サーバー名、ポート番号、メソッド、パス(URL中、サーバー名を抜いた部分)
を追加ないしは選択します。

また、引数を送る場合は、「リクエストで送るパラメータ」の追加ボタンを
クリックします。名前と値の欄があらわれます。
そこで、名前をダブルクリックして引数名を、
値をダブルクリックして値を入れます。

これを、送りたいリクエスト分繰り返します
(同じリクエストは省略可能。理屈は後述)

なお、HTTPリクエストを右クリックして、削除を選択すると、削除されます。



■手順5:リスナーの追加

リクエストをいくら作成して実行しても、送ったかどうかは
分かりません。それを確認するには、
リスナーやアサーションを追加する必要があります。

スレッドグループを右クリックして
追加→リスナー→結果を表で表示

を選択します。

な画面になります。
このとき、ファイル名に出力ファイルのパスを入れておくと、
結果をファイル出力します。




■手順5-2:アサーションとリスナー追加

JUnitのように、ある値を取ったかどうかを確認するには、
アサーションを追加し、それを目視・ファイルでエビデンスを
残すには、リスナーを追加します。

スレッドグループを右クリックして
追加→アサーション→アサーション

出てきた画面で、

テストパターンの下にある
「追加」ボタンをクリックすると、入力できるようになるので
入力(ほかのところをクリックすると、入力が確定します)


そうしたら、このアサーション結果を確認するリスナーを作ります。

スレッドグループを右クリックして

追加→リスナー→アサーション結果

を選択すると、以下のような画面になるので


結果をファイルに出力したい場合は、「ファイル名」に設定
なお、このファイル名に、存在しないファイルを入力し、
Enterキーをクリックすると

と出るが、OKをクリックし、気にしなくて良い。
(ファイルが無ければ作成する)




■手順6:その他の要素の作成・編集

このほか、JMeterでは、
・クッキーを設定
・HTTPリクエストの初期値設定
・ヘッダーの設定
・カウンターの追加などが、

設定エレメントでできる。
これらはすべて、スレッドグループを右クリックし、

追加→設定エレメントから選択する。

詳しくは

3. 設定エレメント
http://www.techscore.com/tech/Java/ApacheJakarta/JMeter/3/


また、スレッドグループの設定で、ループ回数などが指定でき、
何回も繰り返しリクエスト発行が出来るが、
その際、「このときには処理しない」のような条件がつけられる。
それを行うのが、「ロジックコントロール」で、
これらは全て、スレッドグループを右クリックし、

追加→ロジックコントローラー

で選択する。

詳しくは

4.ロジックコントローラ
http://www.techscore.com/tech/Java/ApacheJakarta/JMeter/4/

を参照のこと。




■手順7:保存

スレッドグループにもどって、「スレッドプロパティ」に
ループ回数などを設定したら(例では、3回にしてある)、

「ファイル」→「テスト計画を保存」

で保存する。保存しないと実行できない。




■手順8:実行

スレッドグループを選択し

実行→開始
で地味に実行する・・・ので、結果は、リスナーをみないとわからない。
左のツリーから、結果を表で表示にすると、

アサーション結果は、

と表示される。なお、ファイル名をwk.txtとしているが、
実際に書き出されるのはxmlファイルなので、拡張子はtxtでなく
xmlのほうがいい




■手順8-2:バッチで実行

jmeter.bat -n -t "HTTP リクエスト.jmx" -l jmeter1.jtl

とコマンドラインから入力すると、

上記で作成、保存した"HTTP リクエスト.jmx"に基づき実行して、
ログをjmeter1.jtlに書き出す
("HTTP リクエスト.jmx"と""で囲っているのは途中にスペース
があるからで、テスト計画ファイルのファイル名の途中に
スペースが無ければ、""で囲む必要はない)

なお、結果ファイルの見方に注意

  failureがfalseとは、
  失敗が、偽→つまり、正常

  failureがtrueとは、
  失敗が真→つまり、問題あり

trueになったほうが、まずい。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 政府調達関連資料・パブリッ... | トップ | NEC、パナは撤退したのに、な... »
最新の画像もっと見る

開発ネタ」カテゴリの最新記事