まえのブログに書いた仕入れ側のイベント(業務)
(1)新商品等の案内受け取り
(2)発注
(3)入荷・検品(仕入れ商品の)
(4)支払い(仕入れ商品の)
のリソースを考えます。
リソースには、3種類
登場人物
物(商品)
金
■■ 登場人物
登場人物は、すべての事象に、送り手(売り手)と受け手(買い手)があるので
(1)案内発送者-案内受け取り-案内受け取り
(2)発注先-発注-発注者
(3)納入業者-入荷・検品-受取人
(4)支払い先-支払い-支払人
なんて感じになる。このとき、
案内発送者=発注先=納入業者=支払い先=>売り手
案内受け取り=発注者=受取人=支払人=>買い手
となるのが普通。
ただし、商品案内、つまり、
新製品の商品マスタを本部におくり、
本部は、各支店の端末に、商品データを転送し
各支店が、商品発注を行い
各支店の倉庫が納入先になる
というケースや、発注までも本社で、納入先が各支店のような、本社一括発注の場合もある。
この点を、各ケースごとに押さえておくことが重要。
■■ 物(商品)
商品について、「(1)新商品等の案内受け取り」とは、実質、商品マスタ更新依頼である。
発注に関しては、発注明細として、発注ー商品の対応、
入荷に関しては、入荷明細として、入荷ー商品の対応、がある
支払いに関しては、かならずしも、商品との対応が取れる必要はない(例:分割払い)
■■ 金
金は、エンティティでなく、属性としてはいる。発注金額、支払い金額が、総額として必要。
商品単価(および税込み価格)に関しては、商品マスタに入るのはもちろん、案内受け取り、発注に入る(入荷にはいっても、入らなくてもかまわない)
これをまとめると、こんな感じ
案内送付元 仕入先 納品者 支払い先
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(1)案内- (2)発 注 -(3)入 荷 - (4)支払い
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案内受取人| 発注者| 受取人 | 支払人
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案内明細 発注明細 入荷明細
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し ょ う ひ ん
・案内送付元、仕入先、納品者、支払い先は同一エンティティになることがある
・案内受取人、発注者、受取人、支払人は同一エンティティになることがある
・実際のイベントは、もっと細かく、いろんなことがあります。
→でも4つのイベントのどこかに、たいてい入ると思います。
ただし、イベントの順番は、必ずしも、この順番ではないです。これは、販売側にもいえることで、たとえば、この前書いたときは、受け渡しがあってから、支払いがあるように書いたが(普通そう)逆に、支払いをしてから、受け渡しを行うこともできます(チケットを販売して、コンサートを行うとか、現金書留の通販など)。
とくに、コンテンツの販売などにおいては、いろいろな方法があり、WindowsのDRMにおいては、様々なビジネスモデルを想定し、そのモデルを組み合わせて、DRMが行えるようになっています。その詳細は、おいおい紹介していくと思います。