ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

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CO2削減を実現するには循環型社会をつくるべきだが、とりあえず製品ボイコット対策が急務だと思う

2021-11-08 09:14:17 | そのほか
NHKスペシャルの
「グレート・リセット〜脱炭素社会 最前線を追う〜」
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/KV8V3QMW3V/

だけど、内容がグレタさんたちをほめたたえ、意見が偏っているように思えたのでちょっとメモメモ。



CO2を減らす方法として、今2つの方向がある。

(1)一つはCO2を使わないという脱炭素
(2)もう一つは、CO2を別の物質に変えて、再利用するという循環型社会

(1)のCO2を使わないという方法は、人間がいる限り限界がある。
人間は呼吸してCO2を出すから。

だから、過去の基準に戻すには、CO2を出さないようにするだけでなく、
それ以上に、人口を削減する必要がある…という論理になってしまう。

上記NHKスペシャルの後半で、
CO2削減に有効な方法を科学者が出したリストの上位
(風力以外の再エネルギーよりも上位)に、
「女性の理解」とか「家族計画」というのがあるのも、そのためだろう。



だけど、NHKスペシャルは
(さすがに1位の冷媒、2位だったかの食品ロスは,
ほんのちょっと取り上げたけど)

順位が家族計画などよりも下にある
再エネルギーのほうが大事のように取り上げ、
26位と意外と↓のほうにある電気自動車まで有効と言い切っていた
(電気自動車自体は、電気をどうやって作るのかによって、
    効果があるかないかは変わる。
    電気自動車を火力発電で作った電気で動かしているのであれば、
    効率よくないから、CO2削減には寄与しない))。

というように、CO2削減として再エネを持ち上げすぎていた。

さらに、環境活動家の「グレタ」さんとかを取り上げ、
それをどちらかというといいことをしているように取り上げていた。




  政治家や権力を持つ人を悪者、
  環境に関心をもつ自分たちをよい人

としている世界感である。
ところが、自分たちは実際には悪者を非難しているだけでなにもしない
グレタさんがなにか再エネの発明をしたり
CO2を回収する技術を発明したりしていないのだ。

そんなことをせず、
ただ、自分たちが悪者にしている人たちに、
どうにかするように「他人任せ」にしている。

このようなグレタさんの主張、言動がどうなっていくか…
BLMをはじめ、ほかのデモなどを見ればわかるだろう。
スケープゴートづくりだ。

すでに、日本がスケープゴートとなり、化石賞を受賞しているが、
それがエスカレートして、
日本製品ボイコットにつながるであろうことは、容易に想像つく。


そしてその先、行き着くところは…
【絶対にやるな】人生どん底に落ちていく人の特徴と考え方
 

の動画を見るまでもなく、「破滅の道」しかのこっていない。

製品ボイコットがエスカレートすれば、
そのうち日本人の年寄りは生きてはいけない、
グレタさんのような若い人が生きるべきだ!となり、
年寄りを殺していくことになるかもしれないが、
それを訴える人は他人任せなので…
状況は変わらないというか、破滅していくわけだ。



このとき、じゃあ、日本もCO2削減に力を入れれば、
悪者にならないのではないか
という甘い考えを持ってはいけない。

NHKスペシャルでは、
アンモニアを利用する方法をCO2削減として取り上げていたが

ヨーロッパではアンモニアは製造過程にCO2を使うから
削減は限定的という風に言っている
(ニュース聴いた気がするんだけど、見つからない。確か言ってた)

再エネには利権があるから、新しいアンモニアを使った技術を使っても、
ヨーロッパは認めてくれない。
自分の得意分野で国益になる水力、太陽光を使うことを強要される
(せいぜいバイオ) 


つまり、ヨーロッパからの製品ボイコットをかわすには、ある程度の
ヨーロッパでやっている再エネ技術、風力・太陽光を導入する必要がある。

それも、環境問題は2030年以降と、10年も先だが、
ボイコットはグレタさんが先導すれば、明日にでも起こる危険がある。

だから、それに備えて、再エネとかするのは、急務なのだ。
まだ「化石賞」で止まっているときに対応する必要がある




ところが、前にも書いたように、
この「CO2を使わないようにする」という形での削減は、限界があるのだ。

だから、本当にCO2を減らしたいなら、
CO2を再利用して、循環型の社会をつくる
必要がある。いわゆる人工光合成という技術だ。

こっちは日本が進んでいて、グレタさんなどと違い、
日本では若い人たちが実際に自分たちで技術開発して、
社会を動かそうとしている

CO2回収技術に魅せられた東大生が描く資源循環、火星開拓にも?
https://newswitch.jp/p/24703


将来的にはどう考えても、循環させなければ無理で、
そっちの技術のほうが注目されるべきなんだけど、

NHKスペシャルでは全く取り上げず、
グレタさんのようにただ、他人批判(大人批判)をするだけの
大学生の集まりを取り上げて放送していた。




本当にまじめに考えるなら
CO2の問題は循環型社会にするのが適当であり、
循環すると消費者が別の人の生産者になるので、
だれが正義、だれが悪というのがなくなる、
おかげさまの社会になる。


だけどグレタさんを代表するヨーロッパや日本のマスコミは、
消費者が消費するのが悪いと、正義と悪を作り出し、
悪者(日本)をいじめ、その免罪符として
再生可能エネルギーを出し、これをつかえと言い出す。

日本はいじめがエスカレート(製品ボイコット)する前に、
免罪符である再生可能エネルギーを取り入れることは大事だけど、
それは一時的な対応にしかならないから、
循環型社会に移るように梶を切らなければならない。

だけどマスコミは、
その循環型社会の技術を無視して、
弱い者いじめ(=日本たたき)を助長しているほうを
「正義」として、放送していく…

う~んと思ってしまうのだ・・・


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