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JQueryの脆弱性って、ウィルスより危険では?

2013-12-16 10:58:09 | ネットワーク
『セキュア・プログラミング講座(Webアプリケーション編)』第2弾:マッシュアップ(12/13)で、JQueryの脆弱性について言っていたというのは、前に書いたけれど、これって、ウィルスより危険なんじゃないか?




■危険な理由その1:どんだけ、脆弱性があるかわからない

 話にあったのは、JQueryの(障害番号?)9521という番号で修正されているものなんだそうだけど、これの問題点がわかりにくい。

ちなみに、

jQueryにおけるXSSを引き起こしやすい問題について
http://subtech.g.hatena.ne.jp/mala/20110624/1308881526

の「典型的なXSSの事例」が、この問題について書いているみたい。

 さらに、これ以外に脆弱性があるのかどうかもわからない。




■危険な理由その2:全サイトが脆弱性対策できるわけではない

 仮に、この問題で、攻撃手法がわかったとする。
 で、このとき、現在は修正されているそうで、かつ、昔のバージョンも
修正されているそうだ。だから、CDNでJQueryをリンクしているところは、
問題ないかもしれない。

 しかし、JQueryは、かならずしもCDNを使わない。
 自分のローカルで、JQueryを持っている場合がある。
 そうすると、このJQueryは、脆弱性対策されないままである。
 →攻撃手法がわかったら、攻撃できてしまう。

 その上、クラッカーさんに、脆弱性があることがばればれである。
 (CDNか、ローカルにJQueryを置いているかどうかは、
  ソースコードを見れば分かる。
  ローカルにJQueryがある場合、そのソースコードを見れば、対策している
  かどうかもわかる)




■危険な理由その3:これらを公開する機関がわからない

 これらの脆弱性が今後も見つかった場合、
 どこの機関がこれらの問題点を公開して、対策をたててくれるのか、
さっぱりわからない。

 IPAなのだろうか・・・
 セキュリティ会社?




というかんじで、ウィルスだと脆弱性が見つかれば、
シマンテックさんや、ノートンさんが何とかしてくれるが、
JQueryだと、だれも何もしてくれない・・・

これは、ウィルスより、危険じゃないだろうか?
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