ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

人間は因果関係で考えるけど、機械学習は相関関係で結果を出す。考え方が違うので共創が必要!

2018-09-16 14:00:38 | Weblog
NHKスペシャル

人工知能 天使か悪魔か 2018
未来がわかる その時あなたは…
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180915


で、AIについていろいろやってたけど、
一番大事な、AIと人間では考え方が違うということを言っていなかったと思う。

因果関係で考える場合には、3つの問題がある
 (1)情報爆発:NP困難になる場合
 (2)風が吹けば、桶屋が儲かる:
      論理的には正しいんだけど、その可能性は?というものまで、
      あり得るように見えてしまう。
 (3)大胆すぎる枝刈りによる、ステレオタイプな考え方
     (1)の情報爆発を防ぐため、可能性を大胆に枝刈りする。
     そのため、実はあり得るんだけど、その可能性を摘み取ってしまうことがある
     (定石にとらわれすぎ)


 機械学習を使うと、
 (1)は、ロジックを追わず、入力と結果だけで考えるので、爆発しない
 (2)(3)は、出現可能性が教師信号になり、これを学習するので、この問題は起こらない


その一方で、相関関係で考えると、以下の問題がある
 (1)偽相関 本当は直接的な相関はないんだけど、相関があるかのようにみえる
    例:家→広い庭がある(アメリカのデータだと、そうだけど、これを日本に適用したときX)

 因果関係で考えると、この問題はちぇっくできる。


つまり、相関関係で出た可能性を因果関係でチェックする必要がある。
そこで、人と機械学習の共創が必要なわけ。

大事なのは、機械学習で、因果関係では説明できないものが出てきたとき。
理由は説明できないからと排除するのではなく、
それもありかも?と受け入れることによって、社会が広がる。
  犯罪が起こる理由がなくても、そこが危ないとAIがいうなら、とりあえず行ってみる
  AIが相性がいいというなら、とりあえず付き合ってみる?

防災の場合、人間では思いつかないこともあるし、
 論理的に考える(シミュレーションする)にはスパコンではたりないので、
 機械学習の結果は必要だと思う。
ただ、ひとこと!
 雲の形みて、天気予測するのは、機械学習だけでなく、人でもやる。
 機械学習の専売特許ではない。

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