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富士通の「ユビキタスウェア」がAWSのLambdaに使われだすとIndustry4.0を超える

2015-11-06 11:25:40 | AI・BigData
昨日の、

富士通IoT「ユビキタスウェア」、ビッグデータ分析「ODMA」、プラットフォーム「MetaArc」
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/e67733402efafc7b3191d58658bd86d7

だけど、富士通のIoTプラットフォーム「ユビキタスウェア」のどこがすごいのか、富士通の人もはっきり言っていなかったので、ここで書いてみる。




■Industry4.0の根本的問題

 Industry4.0では、「センサーデータをクラウドに載せて」という話になっている。
 IoTを単純に実現する場合もそうだ。

 たしか、RedHat Forum2015でも、言ってた人がいたけど、この方法は、破綻してしまう。
 たしかに、AWS Kinesisを利用し、そのデータを一定期間ためて、AWS RedshiftやAWS EMRで処理すれば、「実装は」できる。しかし、ただではない。

 ということは、
  AWSに払う費用 > データから得られる効果 
 となったら、会社はAWSに募金運動をしていることになるので、いつかは、会社はAWSへのお布施で破綻する。
 センサーをたくさんつければつけるほど、AWSへのお布施は直線的(指数的?)に増えるが、データから得られる効果は(雑音と「まるちこ」により)減少していくから、いつかは、上記不等式が成り立ってしまう。

 つまり、「センサーデータをクラウドに載せて」という方法では、価値あるデータを得られる保証はないので、これを実践しても、儲かるとは、言い切れない
(たぶん、ごみがあつまって、何も出来ないで終わり)

これが、Industry4.0の根本的な問題だ。




■意味有るデータだけを送ればいい。

この問題の解決には、「意味の有るデータだけを、イベントとして送ればよい」ということになる。

データには、異常値などもある。そういうのは補正したり、正常な値はテキトーに圧縮して、「ここでかわったよ!」っていうところだけ、知らせてくれればいい。

これをやってくれるのが、どうも富士通IoTプラットフォーム「ユビキタスウェア」らしい(ごめん、いつもの高田純次さんなみのテキトーさで言っているので、間違っているかも)

そして、それならば、kinesisでずっと送るのでなく、AWS Lambdaを使って、イベントが起きたときだけ、(データ保存するなど)仕事をしてくれればよい。
そのほうが、異常事態が少ないなら、安上がりになりそうだ。




■さらにBRMSにも応用されると・・・

さらに、前にも書いたように、ルールを

  もし~だったら、~をする

という形で書く場合、「もし~だったら」の部分を「ユビキタスウェア」で検知して、イベントで挙げてくれるかもしれない。

そうなると、JBOSS BRMSとの連携による制御も考えられるわけで、Redhatと協業している富士通にとっては、面白い展開ができるかもしれない。
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