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Interstage Application ServerのW-SEを入れる人は、構成にさらに注意!!!

2014-01-17 09:53:38 | JavaとWeb
昨日、

富士通のWebソリューションの生死(天国と地獄)は、たった一言できまる!

を書いた。

そこに、Interstage(バージョン11.1)は
  ・Apache 2.2
  ・Tomcat 5.5
  ・JavaEE 5
  ・JavaEE 6
の4種類のWebサーバーが建てられる。
ただ、JRE7が選べるのはJavaEE 6のみというのを書いた。


ここで・・・だ。

Interstageは、実は松竹梅があって、
  ・Enterprise Edition 松
  ・Standerd-J Edition 竹
  ・Web Server Editon 梅
の3エディションある。以下、EE,S-JE,WSEと略す。

WSEが一番安いので、JavaEEはいらない、サーブレットが動けばいい!
という人はWSEを選びやすい。

で、ここで問題なのだ・・・
富士通の人によーく聞かないと、あとで、「当然、そうだよね!」と
思っていたことに、大どんでん返しを食らう!!




さて、この3エディションの機能内容、こんな風になっている。


http://interstage.fujitsu.com/jp/apserver/function/
の「機能一覧表」より。

注目したいのは、

「JavaEE実行環境はWSEは提供していない」ところと、
サーブレットのサポートは「GlassFishベースの」と書かれて

いるところだ・・・




実は、WSEのインストールは、機能別とパッケージ別の2つのインストール
方法があり、パッケージインストールの場合は、以下のようになっている。
(途中から。関連のあるところのみ)

インストール方法を選択してください。(1: 標準, 2: カスタム) [1,2,q]:  2
機能選択またはパッケージ選択を選択してください。(1: 機能選択, 2: パッケージ選択) [1,2,q]:  2
Packages:
    1 FJSVtdis      The operational commands for Interstage
    2 FJSVextp      Transaction Processing Monitor
    3 FJSVjdk6      Fujitsu Java Development Kit 6
    4 FJSVisjee     Interstage Java EE
    5 FJSVsclr      Securecrypto Library RunTime
    6 FJSVsmee      S/MIME & EE Certificate Management Package
    7 FJSVisscs     Interstage Secure Communication Service
    8 FJSVxmlpc     Fujitsu XML Processor
    9 FJSVjdk7      Fujitsu Java Development Kit 7
   10 FJSVtd        TransactionDirector
   11 FJSVod        ObjectDirector
   12 FJSVssoaz     Interstage Single Sign-on Business server
   13 FJSVssocm     Interstage Single Sign-on Common Library
   14 FJSVjs2su     Interstage JServlet (OperationManagement)
   15 FJSVihs       Interstage HTTP Server
   16 FJSVisjmx     Interstage JMX Service
   17 FJSVj2ee      Interstage J2EE Common Resource
   18 FJSVjs5       Interstage JServlet (Tomcat 5.5 based servlet service)
   19 FJSVisgui     Interstage Management Console
   20 FJSVahs       Interstage HTTP Server 2.2
   21 FJSVwsc       Web Server Connector(for Interstage HTTP Server 2.2)
   22 FJSVpcmi      Process Continuity Management Infrastructure
   23 FJSVisje6     Interstage Java EE 6



ここで、サーブレットにTomcatを選ぼうとすると・・・
Interstageのマニュアル

Interstage Application Server Enterprise Edition V11.1.0
http://software.fujitsu.com/jp/manual/manualindex/p13000438.html


インストールガイドのPDFの16ページをみると、たしかにTomcat5.5ベースの・・・と書いてある(下図)けど・・・


よーくみてほしい、インストールパッケージFJSVejb(EJBのパッケージ)って、上にあります?ないですよね・・・たしかに、FJSVjs5はあって、これがTomcatなんだけど、これをインストールしても、パッケージは足りなくて、FJSVejbとかもインストールしないといけないんです。でも、そのパッケージははいっていません。。。

・・・つまり、WSEで、Tomcatは動きません!

ええええ(@_@!!)と思っているそこのアナタ、
見ているマニュアルが違います!

WSEの場合は、そっちのマニュアルではなくて、

Interstage Web Server Express V11.1.0
http://software.fujitsu.com/jp/manual/manualindex/p13000440.html
です。

そこのインストールガイドみてください。4ページ

ってなってて、Tomcatってないでしょ!
上の機能一覧表にも、「GlassFishベースの」と書いてあって、Tomcatって書いてないですよね・・・

・・・そういうことです。




で、問題なのはここからです。

上記の通り、サーブレットでインストールする場合、JDK6を使うことになります。
JDK7を使いたい場合には、JavaEE6を入れないといけないのでした。

で、JavaEE6なのですが・・・マニュアルによると・・・(7ページ)

FJSVisje6、FJSVpcmi、FJSVjdk7を入れればよくて、
これは、上のWSEのインストール画面にあるように、入ってます。
事実、WSEで、インストールできます。

・・・で、動かしていいのか?

はじめに挙げた、機能一覧表ではWSEでJavaEEが動くとは書いていません。
・・・ということは、動いても、サポート外なのか?

でも、GlassFishベースのサーブレットはOKってことは、
JavaEE6入れて、サーブレット動かしてもOKなのか?

よくわかりません。

どこまでサポートしてくれるのか、
今後どうなるのか??

WSEを選ぶ人は、富士通の人によ~く、聞いたほうがいいですよ!!
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