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Oracle In-Memoryの内部について SGA→IMCU→CU

2014-11-26 11:48:39 | Weblog
Oracle DBA & Developer Days 2014
の 11/26 Track1(A1-1)を(会場に行かず)オンラインで今聞いた内容のメモメモ

2人の講師の
  1人目は、はじめのほうを聞き逃した
  2人目は、1人目が終わったところで席を離れたので
はじめのほうは、メモとれてない。

(表題のSGA→IMCU→CUは、2人目発表で出てくる)




■ひとりめ(佐藤さん)

分析処理を高速化する新たな技術革新
インメモリ・デュアル・フォーマット

・使い分け
 コヒーレンス、TimesTen:トランザクションを早くする
  →アプリケーションサーバーと同じきょうたい
 In memory:解析を早くする

・ロー型に、カラム型を追加して、分析を早くする
  →どちらを使うかは、データベースが判断する
  →Oracleは両方同時に実現
 ユーザーから見ると、同期されている
 高速化したいデータのみをメモリ上に展開
 インメモリ→分析系のインデックスに変わるものも
  →インデックスを削除する効果



■2人目(丹羽さん)

コアテクセミナー:YouTubeを使った動画セミナー

Oracle Database In Memory(DBIM)の概要
・OLTPとOLAP:トレードオフ
  →12Cはオプティマイザで選択
・カラム型表は、なぜ分析用クエリーが高速か?
  →必要なカラムのみアクセス
   ディクショナリ圧縮
     ディクショナリ・エンコードの2つのセクション
     →圧縮状態で検索可能
   インメモリストレージ索引
     カラム:複数のカラムユニット(IMCU)で管理
   SIMD(「しむでぃー」と読んでました)
     ベクターレジスタ
     ディクショナリ圧縮をCPUレジスタにロード可能

インメモリカラムストアの詳細
・インメモリ領域:SGA内の新しい領域
 INMEMORY_SIZE(最小サイズ100M)
 SGA_TARGETはこの領域が入るように

・インメモリ領域:構成
 2つのサブプール
   IMCUプール:カラム書式データ
   SMUプール:メタデータとトランザクション情報
 →V$IMMEMORY_AREA

・IMCU(In Memory Compression Unit)
 カラム型データをある程度の行数セットで保持
 →カラムユニット(CU)として保存
 →V$IM_HEADER

・カラムユニット
  各カラムの値の管理単位
  全CUは、最小、最大値を持っている
  CUの確認方法

DBIMのインメモリ・スキャン
・データベースの検索処理
  データ処理層:集計、JOIN,ソート
  データスキャン層:取得+フィルタリング(全表検索、さくいん)

全表検索
・TableAccessFull
  ふつうの全表検索
・TableAccessStorageFull:Exadata(スマートスキャン)
  スキャンしながら、フィルタリング
・TableAccesInMemoryFull:インメモリの場合
  カラムストア層で読み込みながらフィルタリング(プッシュダウン)

フィルタリングを効率化するための暗黙条件の成立

DBIMの導入効果が高い処理/高くない処理
・利用効率が大きい処理
  少数列に対する大量行の処理に効果大
    ディスクIOの物理読み込み量が大きい
    SQLの処理:大量行の表を含む分析クエリ
      db file scattered read
      db file sequential read
  大量行の表を含むJOIN,集計でディスクアクセスあり
 バッファキャッシュを用意して、キャッシュに入れたら?
  →全表スキャンVSインメモリスキャンなので、高速化
    →読み込みブロックが少ない
 インメモリ化すると、すべての検索が早くなる? NO

・利用効率が大きくない処理
 ・索引により最適化されている
   並列度を高く出来ない場合
  →オプティマイザが判断する
 ・集計値を持っている場合

DBIMのパフォーマンス統計情報
・CU(カラムユニット)の確認
・インメモリ系の主要統計量
  V$sysstat,V$mystat,v$statnameで確認
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