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ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

テスト仕様書の書き方というか、手抜きのしかたというか。。(2015 Update)

2015-10-17 11:32:09 | Weblog
10年位前に書いた、

テスト仕様書の書き方というか、手抜きのしかたというか。。(その1)
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/dbfaaff05b56b8bd0ef24099073bb104



テスト仕様書の書き方というか、手抜きのしかたというか。。(その2:テスト仕様書の自動作成)
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/50f9f85a9bbb363fff824df4ea7d213b

だけど、まだ需要があるみたいで、見る人がいる。
でも、内容的に(10年前ですから・・・)「甘い」ので、
ちょっと真面目に書き直してみる・・・




■テストには3種類あり、それぞれテスト項目の立て方が違う

テストには、単体テスト、結合テスト、総合テストの3種類ある。

上記の「テスト仕様書の書き方というか、手抜きのしかたというか」
では、この区別をつけていない。
たしかに、全てのテストにおいて

何が(対象)Xどうなっていれば良い(状態)

という形なのだが、このとき、各テストで対象の出し方、状態の出し方が異なる。

なお、以下、テスト項目は、どのテストにおいても
  大分類・中分類・小分類
にわけるものとする。が、このわけ方は絶対ではないし、わけないこともある。




■単体テストのテスト項目の挙げ方

単体テストにおける、「何が」とは
  大分類:対象クラス
  中分類:対象メソッド
になる。
 オブジェクト指向でない場合、ソースと関数など、まあ、適当に。
 最小レベルが関数なり、メソッドになる。

そして「どうなっていれば良いか」は
  小分類:(対象メソッドの結果の)同値分解
ということになる。

ここが、昨日の

JUnitのテスト項目をどうやって出すのか
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/abed7b7ee457574934562efc2235d2ad

の「JUnitとテスト仕様書の関係」に対する解答となる。

つまり、試験1項目が、同値分解の結果となる。

そのほかの項目については、
  テスト項目(テスト内容)は、
    ~(=事前条件で、引数となるもの)を入れると、
    XXX(=事後条件で、確認すること)になることを確認する
  テスト条件は
    事前条件中、文脈に関すること(前に行っておくべきこと、テーブルが空とか)
  予想結果は
    事後条件を書く(そのテスト項目において、とるべき値)
  確認方法は
    JUnitで、目視で、ログで・・など

となる。




■結合テスト

単体テストにおける、「何が」とは
  大分類:対象リソース(画面、帳票など)
  中分類:対象項目
になる。

そして「どうなっていれば良いか」は
  小分類:テスト観点(の最小のもの)
ということになる。

つまり、「テスト対象」X「テスト観点」の
マトリックスの1つのセルがテスト項目となる。

テスト観点中、どの観点を使うかは、テスト項目の型によって、有る程度決まる
  テキストが入るところなら、字種チェック、文字長チェック
  数字が入るところなら、数字かどうかのチェックなど

そのほかの項目については、
  テスト項目(テスト内容)は、
    ~(=操作)をすると、
    XXX(=確認すること)になることを確認する
  テスト条件は
    事前条件中、文脈に関すること(前に行っておくべきこと、テーブルが空とか)
    場合によっては、トリガー(実行ボタンをクリックするなど・・テスト内容の場合も)

  予想結果は
    事後条件を書く(そのテスト項目において、とるべき値)

  確認方法は
    目視で、ログで・・など

となる。




■総合テスト

非機能要件を満たしているかどうかのチェックと
機能要件を満たしているか(業務シナリオは回るか)のチェックで異なる。

非機能要件の場合は、
  対象X非機能要件項目
業務シナリオの場合は
  シナリオの場面
が試験項目となる。この場合は、どのように分類するかは、とりたてて決まっていない気が・・・




これは一つの例で、これ以外でも分解可能だし、
これ以外のケースで考えている機能仕様所もある。



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