Javaの入出力：コンソールの入出力とそれをファイルに書き出す方法

　以前のブログで、（ここ）コンソールの入出力についてふれたので、それについて。

　あとそれと、コンソール出力をファイルに出す方法についても。

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　コンソールの入出力は、普通、System.in,System.out,System.errで行います。
　これは、
　　System.inが標準入力で、クラスはInputStream
　　System.outが標準出力で、クラスはPrintStream
　　System.errが標準エラー出力で、クラスはPrintStream

　したがって、System.in.read()で、int型で、１文字ずつ取ってこれるし、
　read(byte[] b) のバイト配列でとってくる方法もＯＫです。

　System.out、System.errとも、PrintStreamなので、printメソッド、printlnメソッドは使えます。

　で、ここまではＯＫです。
　じゃ、標準出力を、ファイルに出したいときは？？

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System.setOut(PrintStream ps);みたいなかんじでやります。
　setIn,SetErrもあります。

　こんなかんじになります。

　　FileOutputStream　fo33　=　new FileOutputStream("out33.txt");
　　PrintStream　ps33　=　new PrintStream(fo33);
　　PrintStream　oldps　=　System.out;
　　System.setOut(ps33);

　oldpsとして、System.outを保存している理由は、あとで、標準出力をもどすからです。
　こうすると、System.out.println("あいうえお");のように書き出すと、ファイルに出力されます。

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■サンプルソースコード

●仕様
１．はじめに入力されたものを出力します
　　（改行が入力されるまで出力します）
２．エラー二出力します
３．標準入力の内容をout33.txtファイルに出力します
４．標準入力をもとにもどして、"ファイルに書き出したよ"と出力します。

●ソース
こんなかんじです。

import java.io.*;

public class test {
	public static void main(String[] args) 
	{
		//	書き出しデータ
	String data =
 "地学	平野麻樹子￥n日本史	小笠原亜里沙￥n美術	村井美樹";
		int	i;
		
		try
		{
			//	入力したものをそのままだす
			while((i = System.in.read()) != '￥n')
			{
				System.out.print((char)i);
			}
			
			//	エラーに出力してみる
			System.err.print(data);
			
			//--------------------
			//PrintWriterを使うケース
			//--------------------
			FileOutputStream	fo33	= new FileOutputStream("out33.txt");
			PrintStream 		ps33	= new PrintStream(fo33);
			PrintStream 		oldps	= System.out;
			System.setOut(ps33);
			
			//	ファイル書き出し
			System.out.println("出力変換");
			System.out.print(data);

			//	元に戻す
			System.setOut(oldps);
			System.out.println("ファイルに書き出したよ");

			//	クローズ
			ps33.close();
			fo33.close();
		}
		catch(Exception e)
		{
			e.printStackTrace();
		}	
	}

}

（上記　＜　＞　￥は、本当は半角です）