ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

コロナワクチン接種、システム(予約キャンセルと個人情報)と高齢者の移送が問題では?

2021-03-26 12:50:56 | Weblog
コロナワクチンについて、供給面と副作用は話題になっているけど、
そこよりか、むしろ
  コロナワクチンのシステム
や、
  高齢者の(副作用よりも)ワクチン接種会場までの移送
のほうが問題だと思う。




■コロナワクチンのシステムについて
 システム上、
  ・接種券を交付すること
  ・予約を受け付けること
  ・会場で接種券をスキャンし、接種済みにすること
 は、それほど難しくないはず。

 難しいのは
  ・予約がキャンセルされたとき、次の予約を取る仕組み
  ・他自治体で受けるにいはマイナンバーを使う必要があるが、その管理
 にある。以下、説明する

●予約がキャンセルされたとき、次の予約を取る仕組み

・そもそも、供給量がはっきりしない今、予約の取りようがないが、
 将来的に供給量がわかれば、ワクチン接種の予約も始まると思う。

 しかし、予約した日に接種できるとは限らない

  ・予定した供給量のワクチンが供給されないかもしれないし
  ・ワクチンを受ける人が体調悪くて(高熱とかで)受けられないかもしれない

 この場合、当日の予約はキャンセルとなる。
 ワクチン接種1回目の予約がキャンセルされる場合は問題ない。
 何日先でも別の日にすればいいだけ。

 ところが、2回目の予約がキャンセルになった場合が問題で、
 この場合は、2回目の間隔である21日が過ぎている場合なので、
 キャンセルしても翌日とか、とにかく早く打たなければならない。

 でも、次の日の予約はたいてい、めいっぱい入っていているのでは?
 どうするのか・・・

 今日打つ予定だったワクチンを取っておいて、翌日に打つ?
 翌日も、会場がやっていて、さらにキャンセルしている人が
 翌日に回っても、会場に余裕があれば可能だけど、

 余裕がないとなったら、次の日に1回目の接種を受ける人の中から、予約を断って、
 その代わりに今日キャンセルした人を入れる?

 つまり、予約キャンセルの仕組みがはっきりしないのだ。
 1回目と2回目の間隔は絶対なのか?ずらせるとした場合、どのくらいずらせるのか?
 供給量には余裕があって、多少のキャンセルに備えられるのか?

 この辺、はっきりしないと、予約システムのアルゴリズムが組めない。
 政府は指針を出す必要があるんだけど・・・・出てる???
  

・また、2回目接種の間隔がファイザーとアストラゼネカで異なってきたり、
 1回の接種でOKなものが出てきたりしたとき、システムが初めからそのことを
 意図してシステム設計していないと、作りが変わるので、大問題になる。


・また、違う自治体で(職場の近くなど)接種できるようにする場合、
 自治体間で接種情報を交換しないといけない。

 どこの自治体で受けるかどうかわからない以上、どこかで情報を取りまとめて、
 関係自治体(接種券を発行した自治体と、接種を受けた自治体、予約キャンセルがあればその自治体も)
 で情報を共有しなければならない。このとき、接種を受ける人を同定するには、
 関係自治体共通で確認できるIDが必要だけど、これはマイナンバーしかない。

 つまり、ワクチン接種のシステムはマイナンバーを扱うしかない。
 マイナンバーは、個人情報だ。

 これで最近問題がある。Line。
 Lineは個人情報が漏れたのではなく、
 中国の人がアクセスできるようになっていたというもの。
 開発は普通、保守の場合、「担当者はデータにアクセスできるようになっている」
 ということは、今後、Lineのようにたたかれるのを避けるには、
 中国の人たちに(情報は漏らさないとわかっていても)、
 保守・開発を委託することができなくなる。

 この事実をまとめると、コロナワクチンのシステムは、中国等外国への委託開発は
無理って考えたほうが無難になる(開発が絶対にデータにアクセスできないことを
保証しない限り。保守はまず無理)

 マイナンバーは漏れると、偽造マイナンバーカードなんかを作られる可能性があり、
 そんなカードができると、偽造身分証明書上、最強になる。
 だからセキュリティは確かに大事なんだけど、もうシステム作っちゃった自治体は、
「聞いてないよ、これから安全かどうか確認しなきゃ・・・
 ・・・っていうか、Lineのシステム使う予定だった自治体の立場は?」
 ってことになる。

 この辺のリーダーシップ、政府やってる??




■システムの問題だけでなく「高齢者の移送」が問題

 ワクチン接種では副反応ばかりが問題になっているが、
 そもそも、高齢者の場合は、接種会場に行くまでが問題。

 移送するとき、けがや病気はしないか、
 待合の時、寝たきりの人をどこに待機させるか・・・など。

 さすがに寝たきりの人は会場にはいけないという
 判断になり、施設・在宅でできるようになるんだろうなあ・・・
 とは思うけど、ちょっと元気なお年寄りの場合、
 当然会場になると思う。

 でも、元気とはいえ、お年寄りの場合、移動・問診に時間がかかる。
 医療関係者でうまくいっても、高齢者でうまくいくとは限らない。
 そうすると、ワクチンの供給は6月までで、できても、
 実際に接種するのには、月日がかかるという可能性がある




■そもそも、理論上、今のワクチンを打っても、コロナは撲滅しない

 今のワクチンは、下にあるところからわかるように、16歳以上の人に打つ

接種についてのお知らせ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html


 で、変異種は、子供でもかかる

新型コロナ変異株“子供クラスター”の恐怖 識者「子供由来のウイルスが大人にかかりやすく変異することも」
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/210322/lif21032220000015-n1.html


 ってことは、子供はワクチン打たないんだから、子供の間で
 コロナははやり続け、撲滅しないことになる。
 今のままだと・・・





■ならば、ちゃんと、高齢者の場合、予定キャンセルの場合も考えて・・・

 政府がシステムのAPIを決めるとか、システムのモデルを公開して、
 みんなからレビューを受けるとか、システムの実証実験するとか、
 高齢者接種の実証実験をやってから、

 つまり、あせらず、無理しないで、体制を整えてから

 ワクチン接種してもいいと思うんですけどねえ・・・

 なんかこのままいくと、大きなシステムトラブルが発生しそうな気がするのは…
 杞憂だろうか?


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