ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

システム開発がプロジェクトマネージャー型からタスクフォースリーダー型に変わるかも?

2014-09-19 15:42:54 | Weblog
前のブログの戦略型タスクフォースリーダーとコンピューター業界の関係について。

突然ですが、人との結びつき(ネットワーク)には、2種類ある。

 ピラミッド型組織で、内部の連結を強化するコールマン・レント型と、
 弱い紐帯で結ばれている各組織を結びつけるバート・レント型。

コンピューター業界の開発は、

  元請けのプロジェクトマネージャーをトップとして、
  元請けの社員、
  下請けのプロジェクトマネージャー
  下請けのSE
  派遣会社からきた、SEプログラマー・・・

などなどと、ピラミッド型組織をつくり、各部門に仕事を割り振り
組織内部で仕事を「処理」(作業)するように組織化されている。
つまり、典型的な、コールマン・レント型であり、
その頂点は、プロジェクトマネージャーである。




 ところが、これで処理できないシステムが出てきた。
 クラウドを利用するようなシステムの場合、
 いろいろな分野(ネットワーク、NoSQL、仮想化)の高度な専門的知識
 を統合してシステムを開発していかなければならない。

 これは、組織を超えて作ることになるが、
 カフェテリア的に技術を使っているのであって、
 各技術要素は、ほんの少しでしかない。

 なので、上述のように組織化してしまうと、膨大な組織が
 出来る割に、情報が流れないので、仕事が進まない。
 この仕事を進めるには、

 お客さんや専門家の要望を解釈して実装する会社(解釈者)A
   ネットワークのある部分を行う専門会社B
   ネットワークの別の部分を行う専門会社C
   仮想化に強い会社D
   RedShift関連をやる専門会社E
   RDSと会社のRDBに強い会社F

 のように、専門会社+それを解釈してお客につなげる人が
 必要になる。こうしないと、高度に専門家を利用して、
 予算内・納期内にシステムを作れない。

 逆に、いろんな部分の自動化、部品化により、コーディング量は
 少なくなっているので、これですんでしまう。

 まさに、この組織は、専門会社と解釈者が弱い紐帯で結ばれている
 バートレント型で、解釈者が構造的空隙となる。

 この解釈者&境界連結者がタスクフォースリーダーとなる。




ということで、
システム開発がプロジェクトマネージャー型からタスクフォースリーダー型に変わるかも?

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戦略タスクフォースリーダーをいかにして育てるか

2014-09-19 10:13:07 | Weblog
知的資産経営新ビジネス塾の「戦略タスクフォースリーダーをいかにして育てるか」
を聞いてきた!

これが、どうコンピューターに関係するのかは、今後のエントリーで説明していく
けど、まずは、聞いてきた内容のメモメモ




■戦略タスクフォースリーダー養成プログラム

・プログラムの目的
  戦略タスクフォースを組織・運営
  経営トップに提言を行う
   →戦略タスクフォースリーダーの養成

・知的資産経営戦略タスクフォースリーダーとは
   全社横断型
   起案・提言を行うまで

・具体的なリーダー候補者
   大企業の全社企画部門
   技術開発リーダー
   中小企業の社長または社長後継者

・知財関係の研修ではない

・パブリックファンディングマネジメント
  →国プロを上手く活用する

・プログラムの内容
   オープンクローズ戦略
   新興国イノベーション戦略
   デザインドリブンイノベーション
   標準を利用した戦略

・聞いたことがある→わかった
   ケース
   ロールプレイ
   タスクフォース実施のために
   どういうことがわかっていないといけないか
   個別

・意義
  成功例が高くない
  研究→クロスファンクショナルチーム


タスクフォース:やったけど、成功率低い

NPE:パテントトロール
→シンガポール特許庁

----------------

■戦略タスクフォース・リーダーをいかにして育てるか

ケース演習:「知っている」から「わかった」へ

・契約マネジメント
  チームプレイ
  契約書の書き方?
  戦略?
  →まんなかくらいをねらいたい
 Qualcommのチップライセンス/ネットワークライセンスの二重構造
 グラントバック→パテントプール→制限

・交渉
  基本と応用

交渉の三段階
  準備:一人でできる
  説得:相手→違う
  契約書
タスクフォース:交渉チームリーダー

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■タスクフォースリーダーをいかに見出し育てるか

・リーダーシップ論で終わらせたくなかった
・コンフリクトマネジメント終わらせたくなかった
 戦略
 タスクフォース:軍隊用語→企業経営 ex 3.11
 リーダー
・お役所が好む「タスクフォース」
・企業では使わない「プロジェクト」→期間長い
  →クロスファンクショナルチーム
    日産

・最近の戦略的タスクフォース事例
  ソニー

・クロスファンクショナルチームはかなりヒットする。
   →通常組織とあまり変わらない
 タスクフォースになるほど、プロジェクトより落ちる
  その上を行くのは?

・耳を持つ
 つなぐ人
 説明する力(解釈者)
→境界連結者と解釈者を兼ね備えた人物

PART2:タスクフォースリーダーとは誰?
   境界連結者(バウンダリースパナー)
  とゲートキーパー(組織所属外といろいろもってる)

タッシュマン
  スター:有名な人と、組織外部と接合を持っているか?
    部署によっては多くつながってるが、そうでない場合も・・・
他の事例
    社外とつながっている人が、社内とつながっているというわけではなさそう
   →タッシュマンを指示
   →社内で活躍している人は、あやまり!
解釈者
   →管理職

発見:みつからない

そもそも、育てることができるか?
  理論的にはなれるが、現実的か?
  リーダー:育てても元に戻る

---------

パネルディスカッション

ジョブローテーション→あんまり聞かない
  異なった分野の言葉を分かる人を育てようというのが・・・
  →言葉通じない

IPBC
知らないと、相当損をする

解釈の仕方の多様性

ケースに答えを求めるのはキケン
  →分かったつもりになって終わるかも
  →自分の経験で解釈の多様性を失ってしまう

学び方を忘れる→経験から外れられない
 事実をはっきり取れない
 マインドセットをかえることにフォーカスしたら?
 しったかぶり、ものしりになったら困る

多様な議論をどう担保するか
使えるか
解釈演習、解釈1000本ノック
connect the dot(jobs)

場面から学ぶ

プロジェクト
解釈者=おしゃべりで、やさしく人に語れると、成功する
  →分野外の人




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