社会人学生の遅れてきた学習意欲

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メルコスール1日目―外人は危険情報を知らない

2010年03月15日 | 2010南米旅行




02/17 水曜日 メルコスール1日目(ブラジル)
滞在地:ワシントンD.C.→サンパウロ(ブラジル)

 ※念のため、「メルコスール」とは南米共同市場とも訳される関税同盟のことで、アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・ブラジルの4カ国が調印して発足しました。今ではベネズエラも加盟し加盟国は5ヶ国となっていますが、当ブログでメルコスールと称している場合、初期の上記4ヶ国を指しています。





前日の続きから。ワシントンD.C.のダレス空港を21:57に出発、UA861便です。アホほど時間のかかる悪名高きアメリカ合衆国での乗継ぎ手続きを済ませても、出発までまだ5時間もあります。





10:20
特にこれといったこともなく、苦行でしかない10時間のフライトの後、サンパウロ・グァルリョス空港着。大阪から何十時間かかってるのかもう分かりません。とりあえず現地通貨が必要なのでATMで引き出そうとしますが、なぜかクレジットカードを受け付けてくれません。仕方ないので新生銀行のキャッシュカードで引き出しました、解せぬ。

この空港、ブエノスアイレスのエセイサ国際空港と並ぶ南米の玄関口なんですが、写真を見ていただくとお分かりのように全体的に暗く、いつ行ってもどよ~んとしています。採光設備が少ないのでしょう。





サンパウロ市内に向かう空港バスです。方面別に何カ所か乗り場が分かれているのですが、全くわかりません。さらに悲惨なことにこのバスがどこに行くのか聞いても、説明してくれるポルトガル語が全くわからんのです。

「~したい」「~行きたい」を伝えることができても、相手のレスポンスが理解できないこの惨状。スペイン語とポルトガル語は非常に似ているので、まぁ何とかなるだろうという淡い期待はこの時もろくも崩れ去り、初日にしてさっさとこの国から出国したい気持ちに駆られるのでした。





苦し紛れのスペイン語で買えた空港バスチケット、BRL 31(=1,550円)。外人からはナンボでもふんだくってやろうというサンパウロの意思が感じられる価格設定です。日本の空港バスの方がひょっとしたら安いですよ。





13:00
ホテルにチェックイン。着いてみてはじめて分かったのがこのホテルのあるRepública地区というのが治安のよろしくない場所だったのです。空港バスからのアクセスのみを考えて決めた宿でしたが、周囲には裸の浮浪者がフラフラしてあちらこちらに寝転がっています。少し歩けば小便臭が鼻腔を刺激し、怪しい物売りも多数ウロウロしています。

しかし不思議なことにこんなスラム丸出しの地区でもホテル代は決して安くはないのです。後悔してても仕方ないのでまずは何か食べようと街歩きに繰り出すのですが、町中の至る所にある軽食屋(Lanchonete)での注文の仕方が分からず、ウロウロしている間に雨が降ってきたのでホテルにスゴスゴ退散しました。

居室に戻ってサンパウロのLiberdade在住の日系人の子とチャットしていたら、やはり彼でもRepública地区はあまり行きたくない場所だそうで、何でLiberdadeのホテルにしなかったの?と聞かれちゃいました。だって、見知らぬ土地の危険地区なんて知らないもんねぇ。

何かと親切な彼はLanchoneteでの注文方法も一緒に行って教えてあげる、と言ってくれたのですが、彼はボクと同じく働きながらサンパウロ大学に行っているそうで、平日は時間がないとのことでした。会えなかったのは残念ですが、日本人というだけで、そういう風に親切に接してくれるのは嬉しかったです。

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