社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

PhotoshopからiPhotoへ

2009年09月21日 | 日常生活




永らくパソコンのOSを更新せずに粘ってきましたが、Webサイトブラウザのアップデートに取り残されたり、動画変換などの重たい作業をさせると旧バージョンのアプリケーションには荷が重すぎるのかチンタラ動くので、今更ながらOSをMac OS X 10.5 Leopardに更新しました。

御陰さまでブラウザは最新版のFirefoxが軽快に動きますし、QuickTimeもしっかり仕事をしてくれるようになったまではよかったのですが、画像処理の頼みの綱であるPhotoshopのみならずIllustratorまでもがウンともスンとも言わなくなってしまいました。

これに関しては既に数年前から"被害者"であるAdobe社製品のユーザーが各サイトで指摘していることなので何も目新しいことではありませんが、そんなこととはつゆ知らずOSを更新してしまったのだからさぁ大変。

ブログの画像にはもっぱらPhotoshopで加工を施していたのですが、それが使えなくなった今どうしたもんやら。というわけで上の写真はiMac導入時についていたiPhotoというアプリケーションを使って試しに加工してみたものです。

現在iPhotoはiLifeという統合ソフトを構成する一部としての販売という形態をとっているようです。iLifeの定価は8,800円となっていますが、学割を使えば約20%引きの7,200円で購入できます。7,200円で画像・動画編集に音楽・Webサイト制作などができるソフトが手に入るなら安いもんですね。

ボクの使っているのは古いバージョンのiPhotoなのでそれほどできることは多くありませんが、画像のリサイズや明度の補正程度なら十分機能してくれます。Photoshopのように画像サイズを指定してのトリミング等の痒いところに手が届く機能はないけどもまぁタダなんで仕方ないですね。

そういう訳ですのでレイヤーを重ねて画像を合成したり、部分的に解像度を下げてグロ画像にモザイク処理をするといったことができません。そこで何か方法はないかと探していたら優れもののフリーソフトを提供してくれているサイトがありました。

それがこちらのToyViewer 5.00 for Mac OS X というアプリケーションで、レイヤー処理やパス機能はさすがにないもののそれ以外なら大抵のことはできます。





部分的にモザイク処理をしてみました。ブログにアップする程度の画像編集ならこれで十分です。ありがたやありがたや。Adobe社よ、もう当分の間は仕事以外であなた方の世話になることはないでしょう、さようなら。

アマゾン河の食物誌

2009年09月20日 | 読書メモ




『アマゾン河の食物誌』
著者:醍醐麻沙夫
出版社:集英社新書
出版年:2005/03

ブラジルのアマゾンでの著者の実体験をもとにして書かれた食べ物の話です。著者はもう70代のおじいさんですがブラジルで漁師などをしながら作家になり、開高健のアマゾン取材時には案内役を務めたことのある異色の経歴の持ち主です。

アマゾン河と一口に言っても人間が密集して暮らしている都市部もあれば、昔ながらの手つかずの自然が残る奥地もあって、その両方を章別に交互に配置しバランスよく描写してあります。

アマゾン河流域の都市としては上流から等緯度・等間隔にマナオス、サンタレン、ベレンと3つ並んでいます。これらの都市と密林地帯では全く食習慣が異なり、また都市部と言えどもそれぞれおいしいものが異なるのだそうです。

日系人がふるさとの味を求めてアマゾンにあるものでウナギの蒲焼きを作る話や、海の魚より河の魚の方がおいしいといった日本とは真逆のことがかかれてあり非常に興味深く読みました。

マニアックな食品のみを採り上げるのではなく、例えばフェイジョアーダやシュラスコといったいわゆるブラジルならではの食べ物とその作法についても満遍なく触れられているので、ブラジルに関する予備知識を得るには格好の書籍と言えます。