社会人学生の遅れてきた学習意欲

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メルコスール16日目―まずい中華料理店症候群

2010年09月13日 | 2010南米旅行




03/04 木曜日 メルコスール16日目(アルゼンチン)
滞在地:ブエノスアイレス(アルゼンチン)





ホテルを出てあてもなくぶらついているとサンマルティン広場に着きました。緑が多くて手入れが行き届いており、小綺麗にまとまっています。市民の憩いの場なんでしょう。





これが広場の名前にもなっている南米独立の父、サンマルティン将軍像です。周りには軍服を着た面々が何やら屯しておりましたが、何を目的としていたのかはわからずじまいでした。





ブエノスアイレスの地下鉄は"Subte"といい、中華料理みたいな名前をしています。路線は6本ありますが、そのうちの4本が5月広場を起点にして西側へと放射状に線路が敷設されているため、乗換えを駆使して目的に辿り着く日本の地下鉄とは異なり、ほぼ東西の移動を目的として使われているのではないかと思います。





Subteの切符です、ARS 1.1(=30円)。







プラットフォームはこんな感じで売店もあります。





電車自体はそれほど新しくもないのですが、白熱電球の照明のおかげで貧乏臭さを感じないようになっています。レトロな路面電車が巨大化して地下を走っている感じです。

ホテルのロビーに市内観光案内用のパンフレットがいくつか用意されてあって、その中に革製品のアウトレットショップのものがあったので、今日はそこにいくことにしました。

住所を頼りにショップを探すもその住所の場所にはショップらしい店構えはなく、灰色の大きな鉄扉がデーンと鎮座しているだけでした。途方に暮れていると運良く小さい通用口が中から開いたので中に入れてもらうことができました。

思うにたぶんここは団体バスツアーで連れて来られるような店なんでしょう。もともと個人を相手にしていないんじゃないかと思いました。





アウトレットショップというよりもそこは革製品の工房で、コート・革ジャン・バッグ・財布・キーケースなど様々な革製品が所狭しと並べられていました。個人で予告無しにひょこっとやってきた東洋人相手に、店の人は愛想良く革鞣しや染色や縫製の説明を一通りしてくれました。





本牛革のベルトを買いました、ARS 80(=2,000円)。ペラッペラの中国製の安モンと違ってなかなか縒れませんし、やはり世界有数の畜産王国の革製品だけあって革の質が頗る良いです。





買い物を済ませて5月広場に帰ってきました。5月広場の正面にはラブホテルと見紛うばかりの大統領府があります。この大統領府、俗称をCasa Rosada(ピンクハウス)といいまして、今から約百数十年前の二大政党それぞれのカラーである赤と白を、国民統合の象徴とばかりにエイヤッと混ぜてピンク色にして塗ったからだという逸話があります。





中心部のFlorida通りやLavalle通りは歩行者天国になっていて、道の真ん中にこのようなブックスタンドがたくさんあります。





お腹が空いたのでpor kiloレストランに入りました。por kiloとは重量制バイキング形式レストランのことで、チョイスした料理の重さによって値段が決まります。南米ではよくある形式のレストランです。





この店は中華版ベジタリアンpor kiloのようでした。店員の愛想はいいんですが、味の方は…素朴な味付けでホッとする部分はありますが、なんともおいしくなかったです。肉を使わない分ボケたような味になるのをカバーしきれていないかな、残念ながら。

プレート1つとペットボトルのコーラでARS 17(=420円)でした。価格は◎です。店側を弁護させてもらうならば、畜産王国のアルゼンチンで敢えてベジタリアンレストランをやってくれているその心意気や良しと言えましょう。当地を再訪する機会があればたぶんまた来てしまうと思います。

この後、夜になってからクラブに遊びに行って、そこで知り合った子と大陸系中華バイキングで食事をしました。寿司があったので喜び勇んで何個かいただいたら、寿司とは似ても似つかぬ下手物でした。それはまるで寿司を食べたことがない中国人が想像で作ったと思われる「酢漬けライス魚介乗せ」でした。

ボトルワインやらコーラを飲んでも一人あたり1,200円だったので、中華レストランは安くて助かりますが、しかしなんであんなに料理をまずく作れるんでしょうな?今思えば昼に食べた中華版ベジタリアンpor kiloレストランの方がまだおいしかったです。

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