社会人学生の遅れてきた学習意欲

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メルコスール6日目―鬱蒼☆密林レストラン

2010年04月11日 | 2010南米旅行




02/22 月曜日 メルコスール6日目(ブラジル)
滞在地:ベレン(ブラジル)

昨日、ヴェロペゾ市場の食堂で食べた変な味の肉はやっぱり腐っていたようです。夜中に何度も起きてトイレに行かざるを得ませんでした。今朝になってもまだ下痢が続いています。





今日はアマゾン河リバーツアーの日です。ホテルでツアー会社のバスにピックアップしてもらい、20分ほどで船着き場に着きました。サンパウロからの観光客の爺婆6人とクルーズ船に乗船します。





小さい船でも船尾にはブラジル国旗。





アマゾン河から見たベレン市はこんな感じです。ビルが林立しているのはここだけで、その他の場所はジャングルが茫漠と広がっているのみです。





川辺には水が常に豊富にあるので植物が生え放題です。おまけに毎日降るスコールのおかげで地表に隙間なく植物が密生しています。まるで「オレがオレが」と言わんばかりの生え方で、生まれて初めて植物の強烈なエゴイズムを感じました。





伸び放題。15mぐらいあります。





人家が近い所ではこのように少し手入れされてスペースに余裕のある植生が見られます。





カフェオレで水栽培状態です。





30分ほどしてアマゾン河で生活している先住民が作った工芸品を売ってる掘建て小屋に着きました。高圧送電線が来ていることからも分かるように、この近辺は電化されています。





粗製チョコレートを試食させてもらいました。メキシコのオアハカで食べたのと同じ味がします。こういう雑味の残ったものの方がおいしいなぁ。





木彫りのお面、BRL 7(=350円)。この近くにアマゾン的生活の実演をしているおじいちゃんが住んでいるので、そこでいろいろと見せてもらうことになりました。





飼ってるのか自然のものなのか不明なオウム。籠もなにもないので飼われているのではなさそうですが、人家の庭先の木にとまってピィピィ鳴いていました。





castanha-do-paráという木の実の外殻を鉈で剥いてくれているところです。ブラジルナッツとも言うらしいです。ベレン市内の道ばたで殻を剥いて袋詰めして売っているのをよく見かけて気にはなっていたこの存在。





剥いてくれたものがこれ。ココナッツのような練乳のような、それでいてサクサクしていてなかなかハマる味です。コレはウマい!





木になっている状態がこれで、熟して食べごろになるとボトッと落下するようです。この木の実の中に先ほどの小さい木の実が15個ぐらい入っていて、食べたいときにその都度剥いて食べるということだそうです。手を伸ばせば常に食べ物にありつけるこういうところでは文明なんて興りようがないわなぁ。





天然ゴムの木です。産業革命に伴い急増したゴムの需要でアマゾン河流域は空前のゴム景気に沸いたそうですが、東南アジアにゴムの木の苗を移植されたことでブラジルのゴムバブルは急速にしぼんでいったそうです。





ジャングルの中はこんな感じです。植物がワシャワシャ生えまくっているので方向感覚がなくなります。





何の木か忘れたけどものすごく大きな木です。毎日の降雨量がものすごいアマゾンでは雨によって表土が流出することもザラで、そうなれば木は倒れてしまいます。そこでこういった板状の根が発達したということです。

この板状の根をたたくとボゥンボゥンと音がします。昔はこれを利用して遠隔地と通信していたという話でした。





ものの10秒でアサイーの木に登ったおじいちゃん。「アンタ一番若いんだから登りなさいよ」とガイドに言われるも、腐った肉のせいで腹痛が残っていたので辞退しました。





おじいちゃんが木の洞に入れて飼っている(?)クモ。ビロードみたいにホワホワしています。クモは恐がりなので(そりゃ自分の何百倍もある人間をやたらめったら襲う訳ありません)すぐに逃げようとするのですが、そのたびにおじいちゃんに捕まえられては腕に乗せられていました。

(後編に続く)