社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

海運都市紀行2日目 台南―フルーツと牛乳の意外すぎる関係

2011年05月30日 | 2011海運都市紀行




(前回の続き)
朝から昼過ぎまで飛行機、高鐵と移動ばかりだったので、しばらくホテルで休んでました。台湾夜の観光スポットと言えば夜市ですが、ここ台南でやっている夜市は営業する曜日が決まっているところが多く、台北のように連日連夜やっているわけではないので事前のチェックが必要です。





台南最大級の花園夜市にやってきました。花園夜市は木・土・日の営業で、特に日曜日の夜には台南の若い子たちが大挙して押し寄せます。台南駅からは2km程の距離なので歩いて行けないことはないですが、暑かったのでタクシーを利用しました。

台南のタクシーは初乗り80元(=240円)で以降5元ずつ加算。花園夜市までは台南站からなら100元あれば着きます。帰りは夜市の敷地の周りにタクシーがたむろしているのでつかまえるのは容易です。





行ったのがちょうど日曜日の夜だったので大量の台南市民で溢れ返っております。こんだけギチギチの夜市は初めてです。もうね、前に進めんのです。

人に揉まれまくっていると後ろから「先生、先生」と自分を呼ぶ声が。(「おニイさん」的な意味。台湾では見知らぬ男に対してこう呼びかけます。スペイン語でいうところの"Caballero!"と同義か)

振り返ると20歳ぐらいの台南市民が多謝台湾サンドイッチマンに反応してくれてるようで、「写真撮ってもいいですか」とのことでしたので撮影していただきました。なんか照れくさいです。





気を取り直して夜市を紹介しますね。これは台湾風寿司アラカルト屋台。1カン10元(=30円)ぐらいなので100円の回転寿司より安いです。これと似た点心アラカルト屋台もあって、蒸籠に焼売や餃子などが入っていて好きなものを注文できるシステムでした。





銅鑼焼屋。屋台でどら焼きというのは日本ではなかなかお目にかかることがない組み合わせです。馴染みがあるのはせいぜいベビーカステラくらいのもんです。





焼肉屋さん。これは牛肉のステーキを売ってる店で、欲しい量を量り売りするシステムです。





注文したら店員さんが肉を計量してから食べやすいように5mm程度の薄切りにしてくれます、この量は90元(=270円)。玉ねぎなどの薬味類をお好みでトッピングしたら、テイクアウトできるように包んでくれます。タレも小袋で用意してくれました。





えー、どんどん台湾小吃を紹介していきます。続いては肉圓、35元(=105円)。何の粉かは不明ですがでんぷん質のプルンプルンした外皮の中に、肉や椎茸や筍の具が入った球状の物体にとろみのついた餡をかけた食べ物です。

これ好きですねぇ、実においしい。外側はプルプル、筍はサクサク、餡はトロトロ。100円やそこらでここまでの味を出せるとは台湾小吃の世界は奥が深いです。





次は宜蘭葱餅、35元(=105円)。台湾小吃界ではピザのような葱油餅の方を比較的どこでもよく目にしますが、宜蘭葱餅はまるごとのネギを薄く伸ばした生地で包んで、グルグル巻きにしたのを油で揚げ焼きにしたものです。





たぶん塩と胡椒しか味付けに使っていないと思いますが、なぜかこれがムチャクチャ旨くてその美味しさに絶句です。ネギの層の間にある辛み成分に熱が加わることによって旨味成分に変化するのか、とにかくおいしいのです!是非お試しあれ。





大腸屋台、紅白各20元(=60円)。ソーセージのことを「大腸」とあられもない表現で表すみたいですね。赤いのは肉で白いのはもち米です。





注文すると食べやすい大きさに切り分けてくれるのはこちらも同じ。





敷地の隅っこの方から香ばしいいい匂いがするので寄ってみたら、移動式のパン屋さんが来ていました。





シチリア風ガーリックトースト、25元(=75円)。ニンニクをかなりの量使っているようで、パンの中にまで味が染み込んでいました。だからといってオイリーでギトギトというわけでもなく、植物性油脂のせいか割とアッサリしていたので2個ペロッと食べてしまいました。





葡式蛋塔(ポルトガル風エッグタルト)、20元(=60円)。初回の訪台以来台湾に来るたび毎回これを買っては食べています。あー、また食べたくなってきた。





食べてばかりでは喉が渇くのでジューススタンドへ。台湾のジュース屋台は生のフルーツを使っていて、かつ注文ごとに作ってくれるのに安いのが魅力です。





牛奶というのは牛乳のことで、西瓜はスイカ、木瓜はパパイヤ、緑豆沙は緑豆のお汁粉みたいなやつ、酪梨はアボカド、香蕉はバナナといった具合に、それぞれのフルーツジュースのミルクブレンドということです。漢字の名前とフルーツのイラストは対応していないので惑わされないようご注意を。





西瓜牛奶(スイカミルク)、30元(=90円)。スイカに牛乳?ゲーッ!と思うなら是非飲んでいただきたい。意外とイケるのです。また容器はこのようにちゃんと密封してくれるのでこぼれず持ち帰りにも便利。





生絞りなので西瓜のシャリシャリした繊維質が残っています。不思議なのは西瓜の種はどうやって取り除いているんでしょうなぁ?

海運都市紀行2日目 台南―スロットマシン化する自動券売機

2011年05月29日 | 2011海運都市紀行




(前回の続き)
桃園国際機場に着いたのが前回までの話。日本人観光客のほとんどが台北市内に流れていく中、嘉義以南の南部地方に行く人もそれなりにいます。南部に行くにはかつては空路で行っていたみたいですが、台湾高鐵(新幹線)の開業後は大多数の乗客が高鐵を選択した結果、南部行きの航空便需要が極端に減ってしまったようです。

ですので、台北-高雄という台湾2大都市を結ぶ便ですら良くて1日に2便、全くフライトのない日もザラにあるため、空路での台南行きは非現実的です。そういう事情によりまずは台湾高鐵の桃園站を目指します。





桃園国際機場と高鐵桃園站の間はこのようなバスが運行されていて、日中であれば20分に1本ぐらいの間隔で運行されています。高鐵桃園站までは約15分ぐらいで着きます。将来的には桃園機場捷運が台北站から空港を経由し高鐵桃園站にまで至る計画もあります。





運賃は30元(=90円)。切符は空港ターミナルビル内のバス会社のオフィスが並んであるエリアで買えます。複数の会社のうち高鐵桃園站までのバスを扱っているのは統聯客運(Ubus)のカウンターです。違う会社のカウンターのオバチャンが「高鐵やったらUbusやで」と教えてくれました。





車内はこんな感じ。乗車口近辺が荷物置き場になってて、混んでると足の踏み場もないぐらいにスーツケースが積み込まれていたりします。





あっという間に高鐵桃園站に着きました。





自動販売機で13:21桃園站発14:43台南站着の657号のチケットが買えました、1,190元(=3,570円)。2千元を紙幣投入口に入れると、お釣りとして16枚もの50元硬貨がスロットマシンの如くジャラジャラと出てくるのには閉口します。この時点でもう既に発車数分前だったので急いでプラットフォームに降ります。





1時間と20分ぐらいで高鐵台南站に着きました。釜山から桃園国際機場に着いたときも暑かったけど、桃園から台南に着いたらこれまた暑い。それもそのはず台南は気候区分では熱帯圏なので、この日は32℃ぐらいありました。





桃園站では発車間際で時間がなくて写真を撮れなかったので台南站停車時に一応撮っておきました。





高鐵台南站から台南市中心部の台鐵台南站へは台鐵沙崙線という路線が最近開通したのでそれを利用します。高鐵台南站から一番近い台鐵の駅である中洲站から沙崙站(高鐵台南站)までが新規に開業した路線です。





高鐵の駅は台北と左營(高雄)を除いて郊外の何もないところに作られており、ここ台南も例外ではありません。本当に何にもない。ただ、どこかの国のように族議員が田んぼの真ん中に新幹線の駅をゴリ押しして作っているわけではないです。





車両はこんな感じ。高鐵の乗客がメインなので連絡しやすいダイヤ編成にはなっているようです。





車両の内装は日本の通勤車両に似ています。唯一大きく異なるのは入口に大きな段差があること。





台南站までは25元(=75円)、ゴトゴト揺られて20分ぐらいで着きます。





台南站到着です。妙にレトロな日本時代の駅舎が未だに現役バリバリで働いてくれています。駅の中がまた古っぽくて昔の南海電鉄天下茶屋駅のようなエエ感じのボロさにちょっと嬉しくなります。





台南站から歩いて5分ぐらいのところにある朝代大飯店というそこそこのクラスのホテルにチェックインしました。台南市内の主要観光スポットに歩いて行ける立地の良さが魅力です。不思議なことに冷蔵庫内のジュースが無料というサービス付き。

(つづく)

海運都市紀行2日目 台南―多謝台灣サンドイッチマン始動

2011年05月25日 | 2011海運都市紀行




05/01 日曜日
滞在地:釜山→台南
(このレポートでの通貨換算レート¥100=₩1,300)
(このレポートでの通貨換算レートTWD1=¥3.0)
本当はもうちょっと安いけど、端数が増えて計算が面倒くさいので。


8:00起床。今朝は早起きをしてチャガルチで焼き魚定食を食べるつもりをしていましたが、昨晩の豚足てんこ盛りがまだ胃の中に残っている気がしたので何も食べないことにしました。





釜山駅の前でタイミングよく来たリムジンバスに揺られて金海国際空港へ来ました。朝は出発便が多いのかいつになく人が多いです。





金海空港は出国審査を受けてしまった後でも、出発ゲートにセブンイレブンがあるので食べ物・飲み物・キムチや海苔といった韓国みやげの類は一通り揃います。便利なので毎回重宝しています。





朝ごはんを食べていなかったのと、せっかく韓国に来ているのでおにぎりを買いました。전주비빔全州ビビンバ味、₩700(=54円)。





製造の段階で既に混ぜたくってくれているので、ごはんはムラなくコチュジャン色に染まっています。見た目ほど辛くなくパクパクいけます。





続きまして불고기 카레プルコギカレー味、₩900(=70円)。





ごはんはやや薄めのドライカレー味に仕上がっており、真ん中にプルコギがガツンと盛られています。おにぎりの具をケチらない姿勢に好感が持てます。





헛개차ホッケ茶、₩1200(=92円)。パッケージの内容から何かの実であることだけは分かりますが、それが何を指しているのかは分からず仕舞いです。味はトウモロコシ茶のような、昆布ダシのような、よく分からん味でした。





そんなこんなで台湾桃園国際機場行きエアプサンBX701の搭乗開始時刻になりました。搭乗率は約4割と低調です、頑張れエアプサンの広報!

ちなみに釜山-台北の往復チケットをエアプサンのサイトで直接買ったら、燃油+税金込みで₩261,000(=20,000円)しかしませんでした。2万円で台湾に行けるとは釜山の民は幸せですなぁ。





フライト時間が2時間以上あるせいか、機内食は釜山-大阪便よりも本格的なものが出ました。鶏肉のコチュジャン煮とごはん、搾菜、スウィーティオのパイナップル。

既におにぎりを2つ食べているせいもあってか特においしいとは感じませんでしたが、チケット代金が安すぎるのに機内食まで出してもらって申し訳ない気持ちで一杯でした。





時差が1時間あるので時計の針を少し戻して12:20、台湾桃園国際機場第2航廈に着きました。この空港は何度も利用させてもらっているので、日本じゃないのに安堵感すら覚えます。





今回の旅の目的の一つは、東日本大震災に対して台湾の民間から寄せられた義援金への謝意を伝えることです。アメリカも官軍民挙げて支援をしてくださっているのは一日本人として非常に有り難く思いますが、人口と所得水準を勘案すると台湾人の身銭の切り方が半端ではないのと、何より台湾はボクの大好きな旅行先なので思い入れも強くお礼の気持ちを伝えたかった、ということです。

ボクは台湾華語が全くできないので、バッグの後ろに自作のポスターを貼りつけて、自分が歩き回ることでそれを見てもらうという方法を取りました。文言は「謝謝台湾計画」さんの広告からお借りしました。この場を借りてお礼申し上げます。m(_ _)m

(つづく)

海運都市紀行1日目 釜山―伝統の大量おかずに怯む

2011年05月18日 | 2011海運都市紀行




04/30 土曜日
滞在地:大阪→釜山
(このレポートでの通貨換算レート¥100=₩1,300)





さすがにラピートでの関西空港行きにも飽きてきたので、今回は趣向を変えてなんばOCATからリムジンバスで行くことにしました。片道1,000円、往復なら1,800円でなんば-関西空港間を移動できます。

道路事情に左右されるというデメリットはありますが、電車と違って確実に座席がありますし、大型の荷物は荷物入れに預かってもらえるので乗車中は気楽でよいです。また、旅客ターミナルビルの4階出発ロビーに到着し、空港からは1階到着ロビー前から出発するのも移動が少なくて済むのでGoodです。





なんば-関西空港間は小型のバスなので、定員は30人弱ぐらいのこじんまりした車体です。同区間はJRと南海と競合しているので、バスでなくとも空港へは行けますが、敢えてバスを選択するのは……





バスは景色がいいんです。なんばからは少し大回りで阪神高速の湾岸線をグルッと走って行くので、大阪のベイエリアを左右に見渡すことができるのです。さらに、電車は空港連絡橋の下を通るので橋脚が視界に入ってきますが、バスは連絡橋の2階部分の道路を走るので、視界を遮るものがないというメリットもあります。





ゴールデンウィークにもかかわらず、空港には人があまり多くありませんでした。今回も同じBX121釜山行き、機体遅れで出発が30分遅れました。

前回同様のランチボックスが出ましたが、今回は箱タイプではなくお盆に載せて提供されました。箱よりは機内食感が出ますね。





19:40
釜山金海国際空港に着きました。雨が降っております。





リムジンバスで釜山駅に行き、ホテルにチェックインして荷物を置いて、地下鉄に乗り込んでチャガルチにやってきました。チャガルチ駅から北に向かってしばらく歩くと、豚足屋がズラッと立ち並ぶ通称「豚足通り」と呼ばれるエリアがあります。看板に書かれている족발というのが豚足のことです。





どこの店も豚足屋なのでメニューはほぼ同じです。どこに入ろうかと思案していたら中から店員が「おいで」と言ってくれたので、かの有名な부산족발釜山チョッパルに入りました。





注文したのはオーソドックスな족발チョッパル(豚足)小、₩25,000(=1,920円)。韓国は焼肉の類を一人で食す習慣がないので、サイズ小と言えども2~3人前はあります。

チョッパルを注文するだけでテーブルの上に所狭しと広げられるバンチャン各種。イカのサラダにチャプチェにポテトサラダに……これだけ目の前に並べられるとそれだけで満腹になりそうです。

何につけるのか分かりませんが醤油とわさびも持ってきてくれてます。余談ですが、韓国で出されるわさびは食欲の失せるエメラルドグリーン色をしています。





さらにスープまで!左はじゃがいものスープ、カムジャタンではないので감자국カムジャクッとでもいうのかな?右は豆もやしのスープです。





メインのチョッパルは注文が通るたびにチョッパル職人たちが豚足から可食部のみを包丁で切り落とし、さらにそれを食べやすく3mm程度の薄切りにしてくれます。ですので骨に煩わされずに箸で摘めばそのまま全部いただけます。

赤身の肉と白い脂身と皮部分のプリプリが絶妙に調和していて、全くと言っていいほどしつこさはありません。これはあらかじめ豚足を茹でて処理してくれてあるのでハム感覚でガツガツ食べられるのだと思います。

もったいないので全部食べたのですが量が多すぎます。韓国の肉料理屋は一人で行っても拒否されませんが、注文する量が必然的に2人前超になってしまうので、小食の方はスンドゥブやテジクッパなどの一人で食べられる汁物に行かれる方が良いでしょう。

海運都市紀行―イントロダクション

2011年05月16日 | 2011海運都市紀行




ゴールデンウィークにまとまった休みがあったので東アジアの海運都市を巡る旅と称して旅行に行ってきました。大阪という古来より海運で栄えてきた街に住む身にとって海は身近な存在であり、同じく海運で繁栄してきた都市には少なからずのシンパシーを感じます。

訪問先は韓国の釜山広域市(また)、台湾の台南市と高雄市です。釜山は大阪市と友好協力都市協定を締結しており、大阪港と釜山港は姉妹港です。また釜山は台湾の高雄市とも姉妹都市の協定を持っています。海つながりでいろんな都市と繋がっているんですね。

次回からはその旅について写真メインでまたチマチマとアップしていきますのでお付き合いよろしくお願いします。

韓国釜山旅行3日目―韓国にジュノンボーイがいた

2011年05月15日 | 2011韓国釜山旅行




03/14 月曜日 韓国3日目
滞在地:釜山→大阪





ホテルをチェックアウトして朝ごはんを食べに南浦洞の섬진강というしじみスープ専門店にやってきました。





韓国めし第6弾の제첩국정식しじみスープ定食、₩7,000(=520円)。定食を頼むとこのように小鉢がズラーッと出されるのは韓国では当たり前のようです。看板メニューのしじみスープの味もさることながら、写真中央のサバの味噌煮が絶品です。

コチュジャンの色で辛そうに見えますが、辛さはそれほどでもなくパクパクいけます。とにかく野菜の量がハンパではないのでお腹いっぱいになります。韓国人の肌がキレイなのはコスメのせいではなく、野菜を大量に食べているからだとボクは思います。





食べるものを食べるとウンコがしたくなりますが、釜山では駅・地下街・百貨店などにこれでもかと言わんばかりにトイレが設置されているので、トイレに困ることはありませんでした。





おみやげを買いに国際市場へ。革ジャンや食器は荷物になるし、かといってお菓子もなぁ。少女時代のミュージックビデオは好きでよく見ますが、特に誰が好きという訳でもないので少女時代グッズもなぁ……





ブラブラ歩いていると携帯ショップに貼られたSAMSUNG Anycallの販促ポスターにビビッと来ました。気になったので「コレ誰?」と聞くと2PMという答え。韓国ウォッチャーとしてジェボム脱退の件で2PMの名前は知っていましたが、これが2PMなのですね。

無駄にやたらと脱ぎまくる「野獣系アイドル」の2PMですが、なぜか1人だけそこには似つかわしくないジュノンボーイみたいなカワイイ子がいます。少女時代もいいけど、このギャップにやられるな~。






2PM卓上カレンダー₩10,000(=740円)。
2PMクリアファイル₩8,000(=600円)。

買っちまいました。店のオバチャンは「東方神起が人気ですよ」と盛んに東方神起を推していましたが、「いや、2PMにしか興味がありません」の一点張りで2PMグッズGETです。

カレンダーには「당신을 사랑합니다(あなたを愛しています:たぶん合ってると思います)」と書いてありますが、これはこの卓上カレンダーのテンプレートみたいなもので、他に見せてもらったイビョンホンとかBIG BANGなんかのカレンダーも同じ仕様でした。






CDも買っておきました。各₩9,600(=710円)と₩8,000(=590円)。下はまだ7人で活動していた頃のミニアルバムです。





おみやげ最後の買い出しはやっぱり農協ハナロマートで。スーパーの業態で営業をしていますが、品定めしている横から店員のオバハンが「コレが売れてますよ」とか「コッチの方がお買い得ですよ」とかいろいろと指南してくる面白いスーパーです。





보리차麦茶30パック入り₩2,400(=180円)。トウモロコシ茶と間違って買ったこの麦茶が実においしいんです。麦の香ばしさが香り高く、水色が出過ぎるわけでもなく、ちょうどいい感じに出る麦茶です。裏書き見たら「原産地:中国」って書いてましたが。





きゅうり石鹸5個入り₩3,800(=280円)。きゅうり色かつきゅうり臭の石鹸です。





花より男子洗顔フォーム₩5,100(=380円)。天然由来の成分を使用しているみたいですね。匂いが強いものの使用感はそんなに悪くないです。





海鮮ダシダサンドゥレ250g₩3,450(=260円)。コレも買ってよかった優れものです。プレーンで食べると薄っぺらな味の辛ラーメンに、このダシダをスプーン1杯入れるとお店の味に早変わり!

全て紹介していると膨大な量になるので、残りはまた別の機会に紹介します。





リムジンバスで金海国際空港に来ました。ウラジオストク航空の出発便と重なったためかターミナルビル内はロシア人の団体旅行者で溢れ返っていました。





国際線ターミナルの3階には풍경마루プンギョンマルという韓国料理レストランがあるので、そこで韓国最後の食事をいただくことにしました。





韓国めし第7弾は삼계탕蔘鷄湯(サムゲタン)、₩13,000(=960円)。空港内のレストランということで専門店のようにいちいち作ってられないので、おそらくレトルトなんじゃないかと思います。





おいしいんですが中盤にさしかかる頃には単調な食感と塩味に飽きてくるこの料理。そんな時にはカクトゥギがちょうどいいアクセントになってくれます。





16:00発大阪関西行きBX122の機体です。





機体が遅れて到着したにもかかわらず乗客をチャッチャと乗り込ませて定刻発のエアプサン。サービス第一のプロ意識の表れか、それとも細かいことは気にしないケンチャナヨ精神か。前者であると信じたいです。





帰りの便でも行きの便と箱の色は違えど同内容物のランチボックスが提供されます。サンドイッチにヨーグルトにオレンジジュース、十分すぎるほど十分です。





17:30
関西空港着、2011年韓国釜山旅行これにて終了。

韓国釜山旅行2日目―男子、コスメ屋にハマる

2011年05月14日 | 2011韓国釜山旅行




(前回の続き)
テジカルビをたらふく食べて地下鉄の釜山駅に来ました。





釜山地下鉄の自動券売機はこのようなタッチパネル式で、言語モードとして「韓国語」「英語」「日本語」「中国語」が選べます。日本語を選択すると音声ガイドも日本語になります。





磁気きっぷ。日本のよりは幾分細長い形をしています。これを改札機に入れてバーをガリガリッと回して改札内に入場します。





車内はこんな感じ。みんなで寄ってたかってギチギチに座るのが韓国流。突然カートをひいたオッサンが乗り込んできて、早口かつ大声の口上でまくしたてるようにしゃべり、乗客に接着剤やらガムやらを売りつけて回るのを見ると、この国がまだまだ中進国であることを感じます。





韓国名物の林立する団地群をお楽しみください。





地下鉄は東莱駅あたりで地上に出て、しばらくすると温泉場駅に着きました。





温泉場駅は近郊のハイキングコースである金井山城への起点ともなっており、登山風の出で立ちをした中高年がたくさん歩き回っています。





韓国版スーパー銭湯の허심청(虚心庁)に来ました。スーパー銭湯とはいっても東莱温泉の天然温泉水を利用しているので実質的には温泉です。





受付でロッカーキーをもらい退出時に精算するシステムのようです。₩10,000(=740円)。温度の異なる温泉、打たせ湯、サウナ、露天風呂など一通りの施設がそろっております。浴槽の真横でアイスクリームやらジュースを売っているので、それを飲み食いしながら温泉につかるというのもよく見受けられました。

噂には聞いていましたが、韓国人包茎手術し過ぎです。もうね、小学生男子の小指ぐらいしかないチンコがプリッと剥けとるんです。もはや包茎手術は医学的にはほぼ何のメリットもないことが明らかになりつつあり、かつては手術をしまくっていた米国でも最近ではやらなくなってきているのに、韓国では徴兵時に備えて親が受けさせたりするんでしょうな。非常にアホらしい。





虚心庁から出たら夕方だったのでおやつを食べに원조할매곰탕(元祖ハルメコムタン)という店に入りました。





メニューです。곰탕(コムタン)と설렁탕(ソルロンタン)には韓牛が使われているようです。インフレのペースがすごく早いのか、このように値上げの跡が窺える店が多いです。





韓国めし第4弾の설렁탕(ソルロンタン)₩8,000(=600円)。





塩と味噌で好みの味付けにして、ニラやカクトゥギのトッピングをしていただきます。供されてすぐの状態でニンニクを入れると、食べ終わる頃には程よく熱が通っていてあまり辛くなくなります。ソルロンタンを大阪で食べると味の素丸出しの味で出す店が多いのに比べて、ここのはスッキリとした味わいでとてもおいしかったです。





おみやげの韓国コスメを買いに南浦洞の光復路にやってきました。





まずはSkin Foodから。食べられる食材をもとにした化粧品をコンセプトに製品開発を行っているブランドです。






覆盆子クリーム、₩14,900(=1,100円)。ちょっと高めの保湿クリームはオカン用。同じく覆盆子のパック₩2,000(=150円)も。





コスメ屋で買い物をするとこんな試供品をワサッともらえます。





続いてもう30代半ばとは思えないウォンビンの笑顔が眩しいThe Face Shop。








ゴールドキウィクリーム₩3,300(=240円)
マスカットクリーム₩3,300(=240円)
アーモンドクリーム₩6,500(=480円)
ハチミツ入りハンドクリーム₩4,400(=330円)

ゴールドキウィクリームは伸びがいいので少量でも全身をしっかりカバーできます。個々の値段が安いのでついついあれもこれもと買ってしまいますが、それでも安価なので全然大した額ではありません。





もらった試供品の中にBBクリームがありました。BBクリームとは何であるのかがイマイチよく分かっていなかったりしますが、とりあえず自分で試してみることはせずオカンにあげました。





南浦洞のコスメ屋通りには英国発祥で元祖コスメ屋のThe Body Shopも出店していますが、韓国資本のチープコスメに押され気味で店内は閑古鳥が鳴いています。永らくBody Shop製品を愛用してきたボクですが、韓国コスメの使用感が思っていた以上にいいのでもう乗り換えようと思います。





地下鉄チャガルチ駅前には農協がやってるハナロマートというスーパーがあります。ここでは各種食品からベタな韓国みやげまであらゆるものを取り扱っているのでとても便利です。






コチュジャン&サムジャンセットやごま油などを買いました。全てをいちいち紹介していると膨大な量になるので割愛させていただきます。





買い物で歩き疲れたので韓国めし第5弾、돌솥 비빔밥(石焼きビビンバ)を食べました、₩6,000(=440円)。





見た目にもきれいですね。石鍋がジゥジゥいっているのが食欲をそそります。





ボクは郷に入っては郷に従う派なので、ごはんと具材とコチュジャンがネチッネチッと音をたて渾然一体になるまで混ぜたくりました。そうするとアラ不思議、コッチの食べ方の方がおいしいような気がしてくるではありませんか。見た目は悪いけどね。





おまけ
朝に買ったポンテギの話。冷凍物未調味のポンテギをチャガルチ市場で間違って大量買いしてしまったんですけども、捨てるのももったいないのでマッコリのあてに食べてみました。

味は豆腐のような味ですね。メキシコのオアハカで買ったチャプリネス(イナゴ)に通じる味です。動物と植物の中間のような、あっさりしているけどコクのある味わいです。300体は食べたかな。決して味は悪くないですよ。





上から見ると、まぁ…虫ですよね……





裏返してみると虫度は大幅にアップします。虫というか怪獣のような風貌をたたえてこちらを睨んでいます。

韓国釜山旅行2日目―中華街がショボい理由

2011年05月10日 | 2011韓国釜山旅行




(前回の続き)
釜山タワーを降りてチャガルチにやってきました。ゲートには「부산의 명소 자갈치 시장(釜山の名所チャガルチ市場:たぶん合ってると思います)」と書いてあります。





道端でホヤが山積みにして売られています。比較的何でも口にするボクですがホヤは未だに食べたことがないので、味と食感ともに全く想像がつきません。





海産物の店の並びはこんな感じです。太刀魚がダラーンと垂れていたり、タコがおもむろに水槽から脱走したり、そのタコを引っ掴んで桶に放り込むオバハンがいたりで見ている分にも楽しめます。





噂に聞きしカイコの蛹ポンテギを売っていたので買いました。オバハンが大椀にポンテギを山盛りにしてビニール袋に入れ、サービスで小盛りを追加してくれました。たぶん1kg弱ぐらいあると思います。₩3,000(=220円)。

しかしこれは冷凍物、未調味。知りませんでした、やっちまいました。普通は屋台でグツグツ煮込んであるのを買うみたいですね。





チャガルチ市場のビルの裏手にはこのようなデッキがあり、釜山港をボーッと眺めることができます。









チャガルチから南浦洞にかけてのメインストリートである九徳路はいつも車でいっぱいです。





国際市場にやってきました。レザーを扱っている店がちらほら、本来は海苔などの食品を扱っていたであろうところが韓流グッズ屋に化けた店もちらほら。韓流には疎いのでみんな同じに見えて仕方ありません。

フラフラ歩いていたら邦人旅行者が犠牲になったカナダラ射撃場跡が突如現れました。射撃場と聞いていたので近郊の田舎にあるもんだと勝手に想像していましたが、こんな市街地のど真ん中にあるだなんて思いもよりませんでした。





釜山駅まで歩いてみれば道を挟んだ向かい側には上海門なる中華風建造物があります。韓国には中華街がない、とは聞いていましたが実際にはあるのですね。





実際に入ってみたら中華街とは名ばかり、わずかに漢字表記が散見されるもののロシア語と思われるキリル文字の方が断然目につきますし、何しろ中華街の規模がショボすぎます。

この理由について調べてみたら、韓国の独立以降に韓国政府が華僑に対しさまざまな差別的取り扱いを法令によって定め、急速な同化政策を進めたためチャイナタウンが発展しなかった、のだそうです。

「日帝の韓民族抹殺政策によってウリ民族の精気が失われたニダ!」と毎年春になると喧しく騒ぎ立てる韓国人ですが、自分が他の民族や文化を抹殺するのは全然問題ないと考えているようです。





中華街には華僑の学校があり、壁に三国志の武将の絵と略歴が掲げられていました。顔がみんな同じなのは愛嬌です。韓国人が三国志を読む場合はやっぱりハングルオンリーなんでしょうか。あんだけ大量の人名に漢字を使わないと混乱して読めないと思うんですが。





釜山駅近くの草梁洞テジカルビストリートに来ました。釜山は豚肉のカルビの돼지갈비(テジカルビ)が名物だそうで、そのテジカルビを扱う店が集結しているのがこの界隈なんだそうです。





入ったのは은하갈비(銀河カルビ:たぶん合ってると思います)。オバハンが窓の隙間から顔を覗かせていたので入ってみました。





テジカルビ2人前+コーラ=₩15,000(=1,100円)。韓国の焼肉屋では焼き始めから食べごろになるまでの一切を店のオバハンが手際よくやってくれるのでとても楽です。





アルミホイルを二つ折りにして肉を上手にひっくり返し、タレとよくなじんだところでオバハンからOKが出たので食します。





「お兄さんイケメンねぇ」などと社交辞令を交えながら(こういう自分に都合のいいことだけは韓国語でも理解できるのです)オバハンが教えてくれた食べ方は、このようにチシャに何でもかんでものっけて包んでいただく韓国式のオーソドックスな食べ方。日本では生ニンニクを食べないようにしていますが、ここは韓国なので遠慮なく食べてみました、ウマー。

(つづく)