社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

Lindo Gesto

2010年07月01日 | スペイン語




サッカーW杯(Copa Mundial)日本-パラグアイ戦の一コマ。パラグアイのフォワードNelson Haedo Valdezが駒野のもとに駆け寄って慰めているところ。こういうの見るとスポーツってやっぱりいいな~と思います。日本のメディアではあまり取り上げられていなかったので掲載しました。元記事はこちら




Nini

2010年01月30日 | スペイン語




"Ninis" ponen en jaque a México
(メキシコを窮地に追い込む「ニニ」)

BBCのスペイン語PodCastを通勤時に聞いていたら、面白いニュースをやっていたので紹介します。学校にも行かず職にも就かずフラフラしている無業者のことを、日本では英国から輸入したニート(NEET)ということばで表しますが、これをメキシコでは「ニニ」というようです。「学校にも行かず、職にも就かない」(ni estudia, ni trabaja)の頭の"ni"を2つ繋げた新語で、音だけ聞けば何かかわいい感じのことばに聞こえます。

ニニが社会問題化している背景として、不景気→給料安すぎるか仕事ない→働くのがアホらしい→一日中ヒマ→やることない→金は必要→麻薬密売組織へ…という流れがあるようです。自宅警備員として過ごす日本のニートは、余剰労働力の無意味な消費として済んでいるだけなので差し当たって害はありませんが、メキシコの場合は余剰労働力であるニニは非合法組織に吸い取られて活用されてしまうところがなんとも深刻なところです。

記事はこの状況をメキシコにとって危機的であると指摘しているのですが、日本の場合はニートが徒党を組んで経団連に焼き討ちをかけたり、ヤクザがニートをスカウトしたりだとかそういうアクションにまで移っていないため、ニート問題は単なる失業率の増加という指標でしか語られてません。ボクはこちらも相当問題だと思います。

つまりニートの増加によって具体的にどういう犯罪が増えて社会不安が増大するという指摘がなされないため、他人事のように「仕事無くて気の毒ですね」程度の同情を呼ぶことはあっても社会全般的に危機意識が低いのではないかと思います。

さらに付け加えれば特に年寄り連中はニートに対して「怠け者」「やる気が無い」「ワシらの若い頃は…(以下苦労自慢が延々続く)」といった具合に色眼鏡をかけて語り、為せば成る式の精神論しか頭に無いのでニート発生の構造的問題についてまで考えてもらうことは期待できそうにもありません。市井の爺婆がこういうのはまだ理解できるんですが、政治に携わる人間にこのタイプが多いこと多いこと…

江沢民容疑者

2009年12月30日 | スペイン語




Juez argentino pide arrestos por persecución contra culto chino
(アルゼンチン、法輪功への迫害で江沢民らに国際逮捕状を発行)

日本のテレビニュースでもGoogleのニュース検索でも全くと言っていいほど流れてこないのでここで採り上げることにしました。法輪功に対する集団虐殺・拷問等は相当前から明るみになっているものの、今や経済的にも軍事的にも台頭してきた中国と、何の金にもならない人権をネタに正面切って対決する国など、情けないことですが日本を含めありません。

そんな中、先月にはスペインの国家法廷が江沢民前総書記と羅幹氏を含む5人の中国高官に対してジェノサイドと拷問の罪で刑事訴訟手続きを開始し、先週には見出しにもあるようにアルゼンチンの連邦裁判所が同様の手続きを始め、前国家主席の江沢民らに国際逮捕状が発行されました。

この件に関してはもう既に数年前からスペインではその実態を調査するため動いていたのですが、中国当局の連日連夜に及ぶ嫌がらせも空しく、今になって逮捕状が発行され「前国家主席が容疑者」ということになったのです。自分の面子だけは死守したがる中国人の習性を知ってか知らずか、ド正面からその顔面に泥をぶちまける裁定を下したスペインとアルゼンチンの裁判所に拍手。

しかしながら、中国側に言わせりゃそんなもの内政干渉以外の何物でもないでしょうし、ましてやアルゼンチンは30年前まで軍政を敷いており、その中で数万人の人間を中国共産党同様に拷問・殺害してきたのですから、「お前らに言われたかねぇよ」てな気分ではないでしょうか。

そうかと思えば昨日は中国にヘロイン4kgを持ち込んだイギリス人の死刑が執行されて、死刑執行の停止を求める英国とその嘆願に応えることで主権を侵されたと見られたくない中国との激しい外交バトルが繰り広げられていたりと、アヘン戦争前夜のようなことが起こっています。

この件に関しては英国側に分はないと思うのですが、かと言って中国側の主張する公訴事実やその証拠、そして訴訟手続きを全面的に是認する気にもなりません。なんせ中国は法律などあってなきが如しの人治国家×スピード死刑大国ですからね。

ただ日本国内で犯罪を起こした中国人犯罪者に限らず、在外中国人犯罪者に関して中国政府はあれこれ注文をつけてくるので、ダブルスタンダードな中国政府はとっとと失せろ!との結論で締めたいと思います。

Chili con carne

2009年12月20日 | スペイン語




Wendy'sの全店舗が今月末をもって閉店ということで、チリもチリチーズフライも食べられなくなります。何がウマいというわけではないのですがたまに食べたくなるあのチリ、家庭で再現してみました。

通常「チリ」とだけ言うこの料理は他にも「チリビーンズ」「チリコンカルネ」「チリコンカーン」などいろんな呼び方があり、メキシコ風テキサス料理いわゆるTex-Mexというものです。スペイン語"Chili con carne"(チリコンカルネ)の最後を「カーン」と読むあたりにアメリカ臭を感じます。

<材料(4人分ぐらい)>
キドニービーンズ 300g
ひき肉 300g
玉ねぎ 2個
トマト缶 1缶(400g)
にんにく 2片
ケチャップ 適量
ウスターソース 適量
各種スパイス
(チリパウダー、クミン、コリアンダー、ナツメグ、シナモンなど)

1.キドニービーンズは水煮缶があれば便利です。ない場合は金時豆をもどして用います。一晩水に浸けたあと茹でこぼして灰汁を取り、さらに30分ほど茹でます。
2.ある程度の深さがある鍋でみじん切りした玉ねぎとにんにくをサラダ油で炒めて水分をあらかた飛ばします。
3.ひき肉を加えて色が変わるまで炒めます。ひき肉は通常牛肉を使いますが、合挽きでも全然かまいません。炒まったら塩こしょうで軽く味をつけます。
4.鍋にトマト缶を投入し具材とある程度なじんだらキドニービーンズを鍋に入れ、ケチャップとウスターソースとスパイスで全体の味を調えます。
5.さらに30分ほど煮込んで完成。

できてすぐに食べられますが、唐辛子の辛みの角が立って食べにくい場合は、一晩置くと味がなじんでマシになります。トルティージャチップスにのせてもよし、ホットドッグにのせてもよし、パスタにのせてもよし、豆を倍量にしてそのまま食べるもよし。

今回はキドニービーンズがジャスコになかったので金時豆を使いましたが、乾燥した豆を一から茹でて作ると豆のホクホクした食感を残せるので水煮缶で作るよりもおいしくできたと思います。

ウチワサボテン

2009年05月06日 | スペイン語




鶴見緑地の咲くやこの花館にオオオニバスを見に行ってきました。オニバスとの交雑種は日本国内でも見る機会は多いのですが、オオオニバスとして展示してあるのはあまりないとのことです。

去年のポルトガル語の授業でアマゾン原産の植物でオオオニバスというのがあると知って以来いろいろ妄想を膨らませてきましたが、実際に目にしてみると、ん~デカイ。葉の直径は2メートルにもなり子供が乗っても沈まないとのこと。

ここ1年ポルトガル語の授業のせいでスペイン語圏のラテンアメリカよりもブラジルにどんどん興味が移っていますが、ブラジルに行ってみたい気持ちが日に日に募ります。1年以内にはぜひともアマゾンの地を踏んでみたいものです。





さて、咲くやこの花館には世界各地のいろんな植物が高山植物から熱帯の植物までいろいろ揃っています。今年から中南米地域文化専攻スペイン語科所属となったボクとしてはやはりメキシコの植生が気になるところです。

メキシコといえばサボテン。特にメキシコ北部は二つの山脈に挟まれ雨の降らないカラカラの高原が広がるのでサボテンが育つのにはもってこいです。ボクはこのハシラサボテンにメキシコ情緒を感じます。





外の園芸ショップでウチワサボテン(nopal)を買いました、カワイイ。しかし多肉植物というのはゆっくり着実に大きくなるから今後が心配です。おじいちゃんからもらったベランダで育てている千代田錦もはじめのうちは5cmぐらいでしたが、今や30cmは超えてしまい今シーズンは花芽が3本もついてジャンジャカ花を咲かせてくれましたからね。

ちなみにメキシコではこのウチワサボテンを食します。自生しているのとは別にちゃんと食用に栽培しているサボテンがあるのです。メキシコのレストランでサラダに加工されたものを食べたのですが茎わかめのような感じでしたね。サボテンの実(tuna)もデザート感覚で食べるのですがこれも別の食用品種がありそれを栽培しています。

最後に、
¡Viva México!
Siempre estoy al lado tuyo.

Olvidarte Jamas

2009年05月03日 | スペイン語




数年前にベネズエラのテレビ局で制作されたテレノベラのOlvidarte Jamásを最近見始めたのですが、思ってた以上の見せる展開にすっかりはまりつつあります。日本語タイトルの『ビクトリア~愛と復讐の嵐』にあるように愛と復讐を軸にして物語は進んでいくのですがとにかくラテンです。

テレノベラは日本では「ラテンドラマ」というカテゴリーネームをつけられて目下BSデジタル放送でいろいろ放送されているので、機会があれば見てみるのもいいかもしれません。

<BSジャパンで現在放送中>
・セカンドチャンス
・ビクトリア 愛と復讐の嵐
・マリナ   恋に落ちた女神

その中でもOlvidarte Jamásをボクはオススメしたいと思います。その理由は以下に挙げられます。

1. 比較的スペイン語が聞き取りやすい
ベネズエラのベネビジョン製作ということであまりシャカシャカした台詞回しがなく他のテレノベラに比べてスペイン語が聞き取りやすいように思います。

2. 美女・イケメン比率が高く見ていて飽きない
基本的にテレノベラの出演者は美女・イケメンが多いのですがOlvidarte Jamásは特に多いように感じます。女は無駄に胸を強調する服を着ているし男は上半身裸が基本のためか、出会った瞬間一目惚れ→粘着的に付きまとうという展開のオンパレードです。

3. ドロドロの人間関係
ある程度決まった出演者の中で恋愛と復讐の両輪で話が進んでいくため、同時多発的な三角関係、四角関係、秘められた血縁関係という具合に出演者の関係性がグチャグチャに交錯しています。一つの関係の進展がもう一方の関係を阻害し、その逆もまた然りなのである程度強引な脚本になるのもやむを得ません。

しかし見れば見るほど主演のビクトリアが川崎麻世の嫁に見えて仕方ないんですよね。モンテロ家三女のルクレシアは行き遅れのプレッシャーからかディエゴに付きまとうんだけども、正直頭ちょっとおかしいですねアレは。きれいなのにもったいない。

杉本彩姐さんはアレハンドロにハマったようですが、彼は典型的な中米のイケメンといった感じで味のある俳優です。Amazonのレビューでは渋めのディエゴが人気のようです。ディエゴの横で影の薄いヘルマンやドラ息子のゴンサロも意外と悪くはないと思うんだがなぁ。ミゲルがウザいと思うのは万国共通なようです。

蛇足ながらPablo Monteroの歌う主題歌を松崎しげるがカバーしたのを聞いてみましたが良くも悪くも別物でした。あんだけの濃い歌を松崎ワールドに作り替えるという意味では大成功のカバー曲と言えるでしょう。

マテ茶

2009年01月12日 | スペイン語




なんばCITYで買物してたらたまたまマテ茶が売ってたので買ってきました。hierba mate(イェルバ・マテ)と言います、メイトではないです。お茶やコーヒーに比べてミネラル分が多いのが特徴です。





普通はマテ茶専用の器(これもmateと言う)に入れて先端に茶漉しのついたbombillaというストローで吸うのですが、そんなもの日本の一般家庭にありませんからコーヒープレスで入れてみました。

よくテレビで苦い苦いと言っていますがあれはテレビ用のコメントで、実際はそんなに苦いものでもないことが分かりました。

メキシコシティの地下鉄

2008年11月16日 | スペイン語




メキシコシティの地下鉄はMetroといいます。路線は9つ+A号線とB号線の計11本あり、メキシコシティのほとんどの地区をカバーしています。車体にはこのようなオレンジ色の塗装を施しており、路線によるはっきりした色分けはありません。乗車料金は均一2ペソ。

駅の中には警察官が常駐に近い形でお立ち台に立ち目を光らせているので、治安に関して神経質になる必要はないと思います。





良いサービスを提供するため
女性ならびにお子さま(12才以下)は
前の車両にてより快適にご乗車いただけます
皆さまのご協力ありがとうございます



この表示では女子供だけですが実際には女・子供・年寄り・身体障害者が乗車できるみたいです。女性専用車が女性様優遇の道具に成り下がっている日本では、本来の「弱者保護」という観点がすっぽり抜け落ちて男性障害者が乗車できないなどという異常事態が展開中です。(JR西日本・阪急・阪神・近鉄・南海など関西の鉄道事業者に多い)





駅構内にあるドミノピザ。一人用のピザが150円ぐらいで売っていて、これをホームに持ち込んで食べる人がいるので、ドミノピザのあるメトロ駅は例外なくピザ臭が漂っています。メキシコ人はピザが好きなようであちらこちらでピザ屋を見かけます。





Metro駅で売ってる新聞"metro"。社会面のような硬い記事は無いに等しく、ほとんどがスポーツの文字通りスポーツ新聞です。上の写真は北京オリンピックのテコンドー女子で金メダルを獲得したMaría del Rosario Espinozaの記事です。





実はその前にテコンドー男子で上写真右のGuillermo Pérezが今大会メキシコ人初の金メダルを獲得して大変な騒ぎになっていました。優勝翌日からテレビに出ずっぱりで、カルデロン大統領と直通生電話まで交わされる有様ですごいなと思いました。

逆に言えばそれだけメダル獲得者の層が薄いと言えるわけで、今大会では金2と銅1の3個、前回のアテネ大会では銀3銅1の4個、その前のシドニー大会では金1銀2銅3の6個とかなり低調です。

テコンドーがメダル獲得の有効な手段と認知されれば、今後メキシコにおいてテコンドーの競技人口は増えるでしょう。ちなみにメキシコテコンドー連盟公式サイトの歴史のページには「1,909年に日本が武道を禁止したニダ」とまぁいつもの調子でやらかしてくれています。

メキシコのタクシー

2008年11月03日 | スペイン語




メキシコシティの東バスターミナル(TAPO)で見かけた看板。一番上に"Taxi Seguro"とあります。超訳すれば「ちゃんとしたタクシー」、要は公認のタクシーでいかがわしいタクシーではありませんよ、ということですね。





メキシコシティでよく走っているタクシー。地球の歩き方は上の写真のタクシーをして「リブレ(流し)は危険」と根拠不明のまま断定口調で書いていますが、まじめに働いてるタクシー運転手の営業妨害はやめてほしいものです。

Googleでメキシコのタクシー事情について検索していたら、上に記した地球の歩き方で書かれていることを真に受けたと思われる「リブレ=危険」説がウジャウジャ出てきます。いずれにも共通しているのは「リブレ=無認可=危険」との誤解に基づく判断です。

この旅行ガイド本は世界中のほとんどの地域をカバーしてくれていてなおかつ母国語の日本語で読めるので、われわれ個人旅行者としては非常にありがたいのですが、その一方で事実でないことや些細なことを針小棒大に「危険、危険!」と煽り立てる傾向が強いので何とかならんのかと思います。

さて公認タクシーとそうでないものの見分けかたはWikipediaのスペイン語版に譲るとして、そもそもメキシコシティにはメトロ網が張り巡らされているのでタクシーに乗る必要性をほとんど感じません。タクシーを使う必要があるのは地方都市に来た時ぐらいのもんです。

今回の旅行では5,6回ほどタクシーに乗りました。メキシコに限らずどこの国でもタクシーに乗る前に行き先と値段を確認して乗れば、ボラれたり不快な思いをすることはそうないはずです。メーターなどはじめからないものと思って直接交渉の後乗れば「ちゃんとメーター回ってるかな」なんてソワソワする理由もありません。

ちなみにメキシコのタクシー運転手はほとんどが良心的で安心して乗れました。たまにこちらの外人然とした風貌を見て交渉時に3割ほど高めの値段を言う運転手もいましたが、「じゃ乗らない」と応じればすぐに適正価格を提示してくれたので、その他諸国に比べれば断然マシであることは明らかです。

メキシコのマクドナルド

2008年10月25日 | スペイン語




メキシコのオアハカにあるマクドナルドです。





この国ではドライブスルーを「AUTO MAC」と呼んでいるみたいです。突然ですがあなたはドライブスルーをバイクで行けますか?ボクは平気です。ちなみにAUTO MACで検索するとバイク屋やMacintoshのカスタムサイトが大量に引っかかってきます。





メキシコシティのマクドナルド店舗。日本でもおなじみの100円マック(と呼んでいましたが最近はなし崩し的にカテゴリーが変わっています)が10ペソマックとして売っています。公式サイトを見ると、最近のメキシコペソ下落を受けて12ペソに値上げしているようです。





McPOLLO(マックポジョ=マックチキン)はなぜか20ペソ。所得水準から考えてもこれはボリ過ぎなのでは…