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(前回の続き)
埔里の町外れにある台湾地理中心碑に行くべく埔里酒廠からバス停に向かい、暫くの間バスを待っていたのですが、一向にバスが来ないので気温35度近くある炎天下を歩いて中心碑まで来ました。
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中心碑は上の地図でマークしたところにあるんですが、マクロの地図で見るとやや北寄りにあるような気もします。台湾島における東西南北の単純な真ん中なのか、それとも重心位置なのか、本当のところはわからずじまいです。
最初の写真が「中心碑」として紹介されていることが多いのですが、これは日本統治時代に測量のために三角点を設けたときに中心碑を作ったもののレプリカで、後の世になって本当の中心の位置をGPSで測位してみたら、ここから少しずれたところに中心点があることが判明したそうです。
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中心碑のレプリカの背後にある山を4百段以上登ったところに本当の台湾地理中心碑がありました。先住民チックな文様の石柱が4本立っているだけで、特に何があるわけでもありません。
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石柱の隣にはこのような四阿があって、近隣住民がベンチに寝っ転がって山頂を吹き渡る風で涼んでいました。わざわざ4百段もの階段をヒィヒィ言って登らずとも、裏手に舗装道路があるので車やバイクで来ているようでした。
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台湾地理中心碑から見た埔里の町。山を除けばぺったんこの平地が拡がっているだけの小規模な町です。
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中心碑の山に登って汗をかいたしお腹も空いたので、中心碑の公園の向かいにある小汚い場末の食堂で排骨飯70元(=180円)を頼みました。
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大きいお皿の真ん中にご飯を盛って、その上にはこってり味の排骨。その周りには野菜の炊合せや卵焼きなどをつけてくれています。汗をかいている時ってこういう塩気の食事が異様に美味く感じられます。
おっちゃんとおばあちゃんは何言ってるのか分かりませんが、言葉の通じない外人が珍しいのかお茶やらいろいろすすめてくれます。兎にも角にも朦朧としていた頭がナトリウムを摂取してシャキっとしたので出発です。
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埔里のバスターミナルで日月譚行きのチケットを買うと、次のバスまで待ち時間が1時間ほどあるので周辺エリアの探索に出かけることにします。
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忠孝路沿いに歩いていると台湾名物の池上弁当屋を発見。んで、なぜかロゴには近鉄バファローズのマスコットキャラのバッファくんが使われてます。本家をお払い箱になったと思ったら、遠い異国の地に再就職先を見つけたのですな。
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埔里はおいしい水で有名な町なので、南盛街の市場の向かいにジューススタンドでジュースを注文しました。
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烏龍奶茶(ウーロンミルクティー)、20元(=50円)。加糖・微糖・無糖などはオーダーに応じてオバちゃんがちゃんとやってくれます。ちなみにこれは砂糖半分の半糖です。日本で言うところの微糖は「3分糖」ぐらいになります。
烏龍奶茶は日本人には馴染みのない飲み物ですが、コレが結構ゴクゴクいけちゃいます。紅茶を使った普通のミルクティーより私はこっちのほうが好きでして、ジューススタンドではアホの一つ覚えでコレばっかり頼んでます。
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近隣の調査が済んだのでバスターミナルに戻って日月潭行のバスに乗車します。
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バスは山の中およそ20kmの距離を走って日月潭へと向かいます。
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30分ほどで日月潭の入口、水社に着きました。バス降車時に座席にデジカメを忘れてしまったのですが、親切な台湾人が運転手に預けててくれたようで、取りに戻った時何事も無くカメラをゲット出来ました。
(つづく)