社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

メキシコシティの地下鉄

2008年11月16日 | スペイン語




メキシコシティの地下鉄はMetroといいます。路線は9つ+A号線とB号線の計11本あり、メキシコシティのほとんどの地区をカバーしています。車体にはこのようなオレンジ色の塗装を施しており、路線によるはっきりした色分けはありません。乗車料金は均一2ペソ。

駅の中には警察官が常駐に近い形でお立ち台に立ち目を光らせているので、治安に関して神経質になる必要はないと思います。





良いサービスを提供するため
女性ならびにお子さま(12才以下)は
前の車両にてより快適にご乗車いただけます
皆さまのご協力ありがとうございます



この表示では女子供だけですが実際には女・子供・年寄り・身体障害者が乗車できるみたいです。女性専用車が女性様優遇の道具に成り下がっている日本では、本来の「弱者保護」という観点がすっぽり抜け落ちて男性障害者が乗車できないなどという異常事態が展開中です。(JR西日本・阪急・阪神・近鉄・南海など関西の鉄道事業者に多い)





駅構内にあるドミノピザ。一人用のピザが150円ぐらいで売っていて、これをホームに持ち込んで食べる人がいるので、ドミノピザのあるメトロ駅は例外なくピザ臭が漂っています。メキシコ人はピザが好きなようであちらこちらでピザ屋を見かけます。





Metro駅で売ってる新聞"metro"。社会面のような硬い記事は無いに等しく、ほとんどがスポーツの文字通りスポーツ新聞です。上の写真は北京オリンピックのテコンドー女子で金メダルを獲得したMaría del Rosario Espinozaの記事です。





実はその前にテコンドー男子で上写真右のGuillermo Pérezが今大会メキシコ人初の金メダルを獲得して大変な騒ぎになっていました。優勝翌日からテレビに出ずっぱりで、カルデロン大統領と直通生電話まで交わされる有様ですごいなと思いました。

逆に言えばそれだけメダル獲得者の層が薄いと言えるわけで、今大会では金2と銅1の3個、前回のアテネ大会では銀3銅1の4個、その前のシドニー大会では金1銀2銅3の6個とかなり低調です。

テコンドーがメダル獲得の有効な手段と認知されれば、今後メキシコにおいてテコンドーの競技人口は増えるでしょう。ちなみにメキシコテコンドー連盟公式サイトの歴史のページには「1,909年に日本が武道を禁止したニダ」とまぁいつもの調子でやらかしてくれています。

メキシコのタクシー

2008年11月03日 | スペイン語




メキシコシティの東バスターミナル(TAPO)で見かけた看板。一番上に"Taxi Seguro"とあります。超訳すれば「ちゃんとしたタクシー」、要は公認のタクシーでいかがわしいタクシーではありませんよ、ということですね。





メキシコシティでよく走っているタクシー。地球の歩き方は上の写真のタクシーをして「リブレ(流し)は危険」と根拠不明のまま断定口調で書いていますが、まじめに働いてるタクシー運転手の営業妨害はやめてほしいものです。

Googleでメキシコのタクシー事情について検索していたら、上に記した地球の歩き方で書かれていることを真に受けたと思われる「リブレ=危険」説がウジャウジャ出てきます。いずれにも共通しているのは「リブレ=無認可=危険」との誤解に基づく判断です。

この旅行ガイド本は世界中のほとんどの地域をカバーしてくれていてなおかつ母国語の日本語で読めるので、われわれ個人旅行者としては非常にありがたいのですが、その一方で事実でないことや些細なことを針小棒大に「危険、危険!」と煽り立てる傾向が強いので何とかならんのかと思います。

さて公認タクシーとそうでないものの見分けかたはWikipediaのスペイン語版に譲るとして、そもそもメキシコシティにはメトロ網が張り巡らされているのでタクシーに乗る必要性をほとんど感じません。タクシーを使う必要があるのは地方都市に来た時ぐらいのもんです。

今回の旅行では5,6回ほどタクシーに乗りました。メキシコに限らずどこの国でもタクシーに乗る前に行き先と値段を確認して乗れば、ボラれたり不快な思いをすることはそうないはずです。メーターなどはじめからないものと思って直接交渉の後乗れば「ちゃんとメーター回ってるかな」なんてソワソワする理由もありません。

ちなみにメキシコのタクシー運転手はほとんどが良心的で安心して乗れました。たまにこちらの外人然とした風貌を見て交渉時に3割ほど高めの値段を言う運転手もいましたが、「じゃ乗らない」と応じればすぐに適正価格を提示してくれたので、その他諸国に比べれば断然マシであることは明らかです。