06/12 土曜日 台湾2日目
滞在地:桃園→高雄→台南→日月潭→台中
ホテルで朝ご飯を食べて8時前に台湾高鐵桃園駅に到着。
台北行きは北上、左營(高雄)行きは南下、分かりやすくていいです。大都市圏中心の「上り」「下り」表記は意味不明ですので、日本の新幹線も方面呼称を他に考えていただきたいと思いました。
8:28桃園駅発10:06左營駅着なので、1時間半程度で台湾縦断できるようです。
南行きプラットフォームを「南下月台」といいます。台北捷運のプラットフォームにも月台と書いてあったように思います。大陸では「站台」というらしいです。現代日本語なんて「プラットフォーム」でもなく「フォーム」でもなく「ホーム」ですからね、ダサいことこの上ない。
「南下月台」のようす。地下にある駅なので一般的な地下鉄駅とそう大差ありません。走っている電車が新幹線か地下鉄かという違いだけです。
右から新幹線到着。動画を撮りながら撮影したのでブレております。手前の警備員のオッチャンは撮り鉄たちが車両に近づきすぎないよう絶えず目を光らせていました。
シャッターが目障りですが…
中はこんな感じ。普通の新幹線と同じです。
台湾華語が分からなくても、ずっと見てりゃ漢字で意味が分かる不思議。
車窓の風景には水田やビルに混じってウナギの養殖池がちらほら目につきます。台中を過ぎたあたりからウナギの養殖池がやたらめったら目立つようになります。
車内販売の弁当はやはり台湾らしく豚肉弁当とか鶏肉弁当などのガッツリ系でした。
そうこうしているうちに左營(高雄)駅に到着。団体ツアーですのでゆっくり車体の写真を撮ってる暇もなく、次の目的地へと誘われるまま歩きます。
高雄に来た観光客が絶対に連れて来られるのがこの蓮池潭。池の周りにはいろんな観光スポットがあるのですが、全て回っていると時間がないので龍虎塔だけ見て行きます。
普通はこちらの龍の方から入ることとなっています。何でも「虎口逃生(虎の口から出てくる)」という故事の「命拾いする」というイメージが、いつの間にやら強運であることにすり替わり、それが今度は「虎の口から入ると悪人になる」とされているためで、縁起スポットによくあるご利益の範疇転換というやつですね。
悪者扱いされてとんだ災難のトラさん。
一対の塔の向かいには慈清宮という寺院があります。やはりこちらも中華風というか台湾風で、屋根の装飾から飾り付けの提灯にいたるまでキラキラテカテカしています。
慈清宮から塔へはこのようなクネクネした橋で繋がっています。キョンシーはピョンピョン真っすぐに飛び跳ねることしかできないので、このように橋を何度も曲げていれば中に入ってこられないとのこと。ちなみに『幽幻道士』はここ台湾のテレビドラマシリーズです。この話題って何歳まで分かるんだろうか。
池の周りには民家が建ち並んでいます。
塔の先っちょ。よく見れば先っちょが塔全体を模しているというエンドレスな造り。先っちょの先っちょが気になる。
塔の中はこのような急傾斜の螺旋階段で上まで登れるようになっています。みんな龍の口から入ってくるので、龍の塔には登ってくるんですが、さすがに何十段もの階段は体にこたえるのか、隣の虎の塔に挑む人は少ないのでゆっくりと景色を楽しむなら断然虎の塔をオススメします。
その虎の塔の上から見た、人が龍に飲み込まれようとしているところ。
バスは高雄市内を走って壽山公園へと来ました。高雄市近郊の高台の上にあるこの公園には戦没者をまつる忠烈祠があり、その偉容がひときわ目を引きます。
高層ビルの林立する高雄市内のようす。
高雄港。アジア有数の巨大コンテナ港のうちの一つで、台湾経済の屋台骨を支える重工業はこの高雄港を拠点にしていると言っても過言ではありません。
(つづく)