2012/09/15 土曜日
滞在地:大阪→広州(広東省)
なかなか書き終わらなかった2011年の台湾旅行記を書き終えたので、次の旅行記に移ります。2011年8月の台湾の次は11月に満洲、2012年2月にマレーシア、6月に台湾、とあちこち行ってるのですが、反日暴動が激烈を極めた2012年9月の広東地方の旅行記を先にアップすることにします。
事の発端は中華料理を語る上でよく言われる「食在廣州」というのが本当かどうか確かめるべく広東省に行くことにしただけです。しかしながら旅程が迫るにつれて2010年の工作船アタックに始まる尖閣諸島をめぐるゴタゴタが、中共の領海侵犯→東京都の募金呼びかけ→中共の息のかかった工作員の不法上陸→日本政府が国有化、と自体はドンドン面倒臭いことになり、ちょうど中共全土でデモが呼びかけられるピーク時に旅程が重なってしまったのでした。
中国南方航空CZ394広州行き。待合室のテレビではニュースキャスターが「反日デモが~云々」と伝えており、広州行きの乗客は食い入るようにそれを眺めていました。
離陸して1時間もしないうちに機内食が出ました。前年に乗った同社の大連行きの機内食よりも全体的にクオリティーが上がっていたように感じました。大陸の航空会社の機内食にしてはちゃんとしたものでした。
3時間半ほどで広州白雲国際空港に着きました。最近こしらえたような新しいターミナルビルです。
空港まで地下鉄が通っており、市内へはこれ1本で行けるので非常に便利です。しかし、その券売機がウンコで、紙幣は5元と10元、硬貨は1元しか受け付けません。何回1元紙幣を入れても吐き出されます。高額紙幣しかない場合は結局窓口でチケットを買うことになります。
自販機を設置するのも要は見てくれだけ整えるアピールにしか過ぎないことが理解できます。世界的にはこういうウンコ自販機の方が圧倒的に多いので、チャイナが特別劣っているわけではないと思いますが、最近設置したのがこのレベルだとガッカリです。
広州市民はさぞや面倒臭い思いをしているかと思いきや、実は嶺南通という非接触のプリペイドカードが普及しているのでそんなに困っていなかったりします。
チャイナの地下鉄ってどうしてこうも画一的なんでしょうな。どこの都市でもだいたいこんな感じ。都市が違えば運営主体は変わるはずなのに、コレ。1社が全都市の地下鉄建設をパッケージで請け負ってるのかな。
社内の扉上には行先、走行経路、現在地が点灯するようになっているのでこれは便利。
ホテルの最寄駅に着きました。チェックインしてしばし休憩。
(つづく)