社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

海運都市紀行4日目 高雄―台北に続いて作ってはみたものの

2011年07月10日 | 2011海運都市紀行




05/03 火曜日
滞在地:台南→高雄





この日は台南を後にして高雄に向かうため、挨拶がてらホテルの傍にあった興濟宮にお参りに来ました。





道教風の廟かと思いきや観音菩薩などの他宗の神々が祀られています。





参拝に来ていた台南市民たちが多謝台湾サンドイッチマンに反応し、寄ってたかって「この神さんはカクカクシカジカ、あっちの神さんはウンタラカンタラ……」と参拝方法や線香の本数、しまいにはお供え物の塩糕と緑豆糕を持たせてくれました。





高雄まではローカル線でのんびりと向かうことにします。あまり早く着いてしまってもホテルのチェックインまで時間が余ってしまうので時間調整も兼ねての列車の旅です。





台鐵の仕組みが未だによくわからないのですが、運行する列車ごとに○○号という等級があり、それによって料金が異なるようです。時刻表を見たらちょうど莒光号のダイヤがあったので、莒光号の運賃82元(=240円)の切符を買いました。





プラットフォームは一昔前の私鉄のような雰囲気です。プラプラ歩いていたら多謝台湾サンドイッチマンに反応した人に呼び止められました。台南に駐在してはや数年の会社員ということでした。その人によるとどうやら電車が遅れているらしく10分ほど待たされているとのこと。





電車が来ました。この電車が莒光号なのかどうかは分からないのですが、外で待っていてもクソ暑いので駐在の人と一緒に乗り込みました。台湾のことについてアレコレ話し込むうち、結局1時間弱もしゃべっていました。 

駐在の人は高雄MRTに乗り換えるため橋頭という駅で下車し一人になったのですが、その2つ先の新左營站で乗ってきたオバチャンが多謝台湾サンドイッチマンに反応してニコニコしながらこちらを見て来るので、今度はそのオバチャンと拙い中国語で会話することとなったのでした。





12:00
台鐵高雄站に着きました。カンカン照りで台南に居たとき以上の暑さです。駅の周りにいるタクシーのオッサンたちが盛んに「墾丁行く?」(墾丁とは南のリゾート地)と客引きしてきますが全然しつこくはなかったです。





高雄火車站から建国路を西向きに歩いて行くと右手に高雄中学があり、さらに西に進んで横断歩道を渡ると三鳳中街があります。量り売りの問屋がずらりと並ぶ問屋街ですが、小口でも売ってくれるので高雄でおみやげを買うにはもってこいです。台北の迪化街を小型にしたようなそんなところです。





お茶・お菓子・乾物・調味料などの店がほとんどです。からすみ(烏魚子)はほとんどの店で冷凍保存しているので店頭に置いていることは稀です。店の人に聞けば出してもらえます。





凍頂烏龍茶、1斤(=600g)350元(=1,000円)。ツアーで連れて行かれるお茶屋では100gでこれぐらいの値段がするお茶を買わせますが、自分で飲む普段使いのお茶ならこれで十分おいしいです。これでも6杯ぐらいはお茶が出ます。





からすみ(烏魚子)を大人買い、2.25斤(=1,350g)2,880元(=8,100円)。台湾のからすみにはいろいろグレードがあり、安売りをしているものはだいたいがブラジル産だそうです。決して食えないことはないけど微妙に泥臭いというか味がおかしいので、気になる方は台湾産のからすみを購入されることをおすすめします。





MRTの高雄車站に戻ってきました。





路線は紅線と橘線の2種類で自動券売機は台北のものとほぼ同様です。パッと見はただの路線図なんですがこれがタッチパネルになってまして、行き先の駅に触れると料金が表示される仕組みになっています。





トークンも台北MRTとほぼ同じです。入構時に改札機にかざすとゲートが開き、退場時に改札機に投入する、というルールです。





プラットフォームはほとんどの駅が島式です。国鉄である台鐵との乗換駅なのにこの人の少なさ。





車両の中はこんな感じ。快適なのはいいんですがやはり人が少なすぎるような気がします。この後さまざまな時間帯にMRTに乗ってみましたが、いつ乗っても乗車率は30%未満であることがほとんどで、高雄捷運の今後について本気で心配になりました。





高雄のお宿、MRT橘線技擊館站から歩いて5分のところにあるチェーンのビジネスホテル康橋商旅です。安いのに清潔で、スタッフが親切でとても気に入りました。

(つづく)