社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

江沢民容疑者

2009年12月30日 | スペイン語




Juez argentino pide arrestos por persecución contra culto chino
(アルゼンチン、法輪功への迫害で江沢民らに国際逮捕状を発行)

日本のテレビニュースでもGoogleのニュース検索でも全くと言っていいほど流れてこないのでここで採り上げることにしました。法輪功に対する集団虐殺・拷問等は相当前から明るみになっているものの、今や経済的にも軍事的にも台頭してきた中国と、何の金にもならない人権をネタに正面切って対決する国など、情けないことですが日本を含めありません。

そんな中、先月にはスペインの国家法廷が江沢民前総書記と羅幹氏を含む5人の中国高官に対してジェノサイドと拷問の罪で刑事訴訟手続きを開始し、先週には見出しにもあるようにアルゼンチンの連邦裁判所が同様の手続きを始め、前国家主席の江沢民らに国際逮捕状が発行されました。

この件に関してはもう既に数年前からスペインではその実態を調査するため動いていたのですが、中国当局の連日連夜に及ぶ嫌がらせも空しく、今になって逮捕状が発行され「前国家主席が容疑者」ということになったのです。自分の面子だけは死守したがる中国人の習性を知ってか知らずか、ド正面からその顔面に泥をぶちまける裁定を下したスペインとアルゼンチンの裁判所に拍手。

しかしながら、中国側に言わせりゃそんなもの内政干渉以外の何物でもないでしょうし、ましてやアルゼンチンは30年前まで軍政を敷いており、その中で数万人の人間を中国共産党同様に拷問・殺害してきたのですから、「お前らに言われたかねぇよ」てな気分ではないでしょうか。

そうかと思えば昨日は中国にヘロイン4kgを持ち込んだイギリス人の死刑が執行されて、死刑執行の停止を求める英国とその嘆願に応えることで主権を侵されたと見られたくない中国との激しい外交バトルが繰り広げられていたりと、アヘン戦争前夜のようなことが起こっています。

この件に関しては英国側に分はないと思うのですが、かと言って中国側の主張する公訴事実やその証拠、そして訴訟手続きを全面的に是認する気にもなりません。なんせ中国は法律などあってなきが如しの人治国家×スピード死刑大国ですからね。

ただ日本国内で犯罪を起こした中国人犯罪者に限らず、在外中国人犯罪者に関して中国政府はあれこれ注文をつけてくるので、ダブルスタンダードな中国政府はとっとと失せろ!との結論で締めたいと思います。

Chili con carne

2009年12月20日 | スペイン語




Wendy'sの全店舗が今月末をもって閉店ということで、チリもチリチーズフライも食べられなくなります。何がウマいというわけではないのですがたまに食べたくなるあのチリ、家庭で再現してみました。

通常「チリ」とだけ言うこの料理は他にも「チリビーンズ」「チリコンカルネ」「チリコンカーン」などいろんな呼び方があり、メキシコ風テキサス料理いわゆるTex-Mexというものです。スペイン語"Chili con carne"(チリコンカルネ)の最後を「カーン」と読むあたりにアメリカ臭を感じます。

<材料(4人分ぐらい)>
キドニービーンズ 300g
ひき肉 300g
玉ねぎ 2個
トマト缶 1缶(400g)
にんにく 2片
ケチャップ 適量
ウスターソース 適量
各種スパイス
(チリパウダー、クミン、コリアンダー、ナツメグ、シナモンなど)

1.キドニービーンズは水煮缶があれば便利です。ない場合は金時豆をもどして用います。一晩水に浸けたあと茹でこぼして灰汁を取り、さらに30分ほど茹でます。
2.ある程度の深さがある鍋でみじん切りした玉ねぎとにんにくをサラダ油で炒めて水分をあらかた飛ばします。
3.ひき肉を加えて色が変わるまで炒めます。ひき肉は通常牛肉を使いますが、合挽きでも全然かまいません。炒まったら塩こしょうで軽く味をつけます。
4.鍋にトマト缶を投入し具材とある程度なじんだらキドニービーンズを鍋に入れ、ケチャップとウスターソースとスパイスで全体の味を調えます。
5.さらに30分ほど煮込んで完成。

できてすぐに食べられますが、唐辛子の辛みの角が立って食べにくい場合は、一晩置くと味がなじんでマシになります。トルティージャチップスにのせてもよし、ホットドッグにのせてもよし、パスタにのせてもよし、豆を倍量にしてそのまま食べるもよし。

今回はキドニービーンズがジャスコになかったので金時豆を使いましたが、乾燥した豆を一から茹でて作ると豆のホクホクした食感を残せるので水煮缶で作るよりもおいしくできたと思います。

ユーラシアバザール

2009年12月12日 | 他言語




最近、専攻の中南米地域はそっちのけでロシアと東欧地域にハマっておりまして、今日はユーラシアバザールに行ってきました。このバザールは日本ユーラシア協会大阪府連の主催で夏と冬の年2回やっているそうです。日本ユーラシア協会大阪府連は谷町7丁目のビル内にあり、地下鉄谷町6丁目駅から徒歩1分のところにあります。

ソ連が健在だった頃から使っていると思しき年季の入った看板に敬礼。「大バザール」と銘打ってはいますが、ビルの1室を利用しているのでこじんまりとした物産展です。ただ扱っている品目はそこそこあり、黒パン・ピロシキ・蜂蜜・ジャム・ピクルス・ワインのような食品から、ロシアの民芸品としてはベタなマトリョーシカやポストカードやCDや各種書籍にいたるまでいろいろあります。

このバザールはロシア・東欧の生活文化の紹介の一環として行っているそうであまり利幅を取っていないように見えました。つまり良心的な価格設定ということですね。





ポーランド産ザワークラウト(454g)250円。今までずっとザワークラウトとはキャベツの酢漬けのことだと思っていましたが、正しくはキャベツの「塩漬け」です。酸っぱいのは乳酸発酵によるものだそうです。キムチと一緒ですね。





グルジア産白ワイン(750ml)900円。ワインの隠れた名産地はチリだけではなく、ここグルジアもその一つのようです。世の中まだまだ知らないことだらけです。





ワインの裏ラベル。ロシア語はまだまだ始めたばかりでよく判りません。





チェブラーシカノート、250円。このノートに限らずここで取り扱っているチェブラーシカグッズはアニメイトで売ってるものよりも割安です。バザールにはチェブラーシカのマトリョーシカなんかもありましたよ。ホンマにかわいいなぁ、チェブラーシカ。