社会人学生の遅れてきた学習意欲

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メルコスール11日目―ソロで歌うデュオ

2010年07月19日 | 2010南米旅行




(前回の続き)
さて、国道でバスを拾って再びエンカルナシオンのバスターミナルへと戻ってきました。どうにもこうにも頭痛がひどいので近くの薬局で風邪薬を買いました。PYG 2,500(=50円)。ついでにマテ茶の壷と専用ストロー(bombillaといいます)と炭酸水をPYG 24,000(=480円)で購入しました。

明日は日曜日なのでおそらくどこの商店も閉めて活気がないだろうと思われます。ですのでさっさとパラグアイを出国して夜行バスでブエノスアイレスに行き、その後はホテルでゆっくりすればいいや、と考えてバスターミナルでブエノスアイレス行きのチケットを買い求めます。が、どこも「ブエノスアイレス行きは売り切れてまんねん、あさって発やったらあるで」とのこと。





このままパラグアイにいても仕方ないので、ここエンカルナシオンとパラナ川を挟んで位置する、アルゼンチン・ミシオネス州の州都ポサダスに行くことにします。バスターミナルをうろついていると「どこ行くねん?」とあちこちからお声がかかります。行き先を言えば「ポサダスやったらあそこのバス乗り場やで」と誰もが正直に教えてくれます。





アルゼンチン・ポサダス行きバスの車内。普通の路線バスと行った感じです。物売りなのかオバハン達が中国人顔負けのもの凄いボリュームの手荷物を積み込んで乗ってきます。

途中で出入国管理局前でバスが停まってくれたので出国の手続きを済ませました。窓口に行ったら建物の外にある机とハンコだけを置いた簡素なスタンプ台を指差され「あそこで手続きして」と言われます。オッサン2人がやけに陽気にスタンプを押してくれて完了。









国境の橋。





アルゼンチン側入国管理事務所。パラグアイ側はフリーパスだったオバハン達もIDを片手に入国手続きをしていました。近隣の住民だとパスポートは必要ないみたいですね。





アルゼンチンはミシオネス州、ポサダスのバスターミナルに着きました。イグアスの滝でもう既にアルゼンチンには入国したことになっていますが、メルコスール2ヶ国目アルゼンチンに再度入国!

ターミナル内にはバス会社のオフィスがいっぱいあり、ブエノスアイレス行きのチケットも豊富にありました。そらそうですよね、首都だもん。聞けば19:45発のバスがあったのでそちらを購入、ARS 173(=4,325円)。

手持ちのパラグアイ通貨のグァラニを両替しないと何もできないので両替屋を探しますが、国境の街のくせに一軒も見当たりません。ウロウロしてたらタクシー運転手が絡んできたので両替を頼むと、PYG 75,000(=1,500円)→ARS 30(=750円)のレートを提示して交換しようとします。

足らん!と言うともう10ペソ足してARS 40(=1,000円)にしましたが、それでも割を食ってる気がするので結局両替しませんでした。タクシーのオッサンは等価であることを主張していましたが、それを唯々諾々と信用する気になるわけもなく、こっちが押せばやすやすと10ペソを上乗せしたのも胡散臭い話です。なので未だにボロボロのグァラニ紙幣が我が家の奥に眠っています。弱小通貨とは悲しいもんです。





19:30
バス乗車。シートはリクライニング角度が大きくピッチも広くて快適です。途中で飲み物とエンパナダ(小ぶりのミートパイ)が供されるのでちょっとした機内食感覚です。

写真を見れば前方にモニタがあるのが分かると思います。サービスの一環か乗務員の趣味かはわかりませんが、このモニタを利用して夜間便なのに大音量でライブDVDを流すのには閉口しました。




Flor de Estación - Banda La Ruta 66
(メロディが頭から離れなくなるので視聴注意)


ミシオネス州では人気らしい"Banda La Ruta 66"というデュオのライブのようです。覚える気など更々なかったのにキャッチーなメロディラインのせいで頭からこびりついて離れなくなりました。デュオなのにハモるというわけでもなく、曲ごとにそれぞれが別々に歌っているというのもよくわかりません。

バスは一路ブエノスアイレスへ。

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