社会人学生の遅れてきた学習意欲

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メルコスール11日目―閑古鳥鳴く世界遺産

2010年07月18日 | 2010南米旅行




02/27 土曜日 メルコスール11日目(パラグアイ/アルゼンチン)
滞在地:エンカルナシオン(パラグアイ)→ポサダス(アルゼンチン)→ブエノスアイレス(アルゼンチン)





詳細移動経路はこちら。パラグアイ唯一の世界遺産であるトリニダー遺跡に行ってからパラグアイを出国する予定です。

6:30
鼻づまりで呼吸が苦しくて起きました。頭痛もします。風邪引いたみたいです。8時過ぎまでボーッとしますが、回復の見込みがないので諦めてチェックアウト。





バスターミナルでトリニダー遺跡行きのバスに乗ります。PYG 5,000(=100円)。このバスは定員を超えてもどんどん客を拾って乗せていくので、立っている乗客と荷物やらでギッチギチに詰まっております。





1時間ほどで遺跡近くの国道に着きました。こちらでも車掌に「遺跡まで行くから着いたら教えて」と言っておけばちゃんと停まってくれます。このバスは地元民の生活の足として機能しているので、「他の観光客然とした人間について降りたらいいや」と思って何も言わずに乗っていたら、とんでもないところまで行ってしまう可能性大です。実際、ここでバスを降りたのはボクだけでした。





国道から5分ぐらい歩けばチケット小屋が左手にあります。他のミッション遺跡の入場料込みでPYG 25,000(=500円)です。それぞれの遺跡は車で30分ぐらい離れているところに位置しているので、全部見て回ろうとすると車がないとキツいと思います。

「他の遺跡にも行かんかったらもったいないで、アンタ!」と熱心に勧められますが、あいにく風邪を引いていて頭痛でフラフラになりながらここまで来ているので、あちこち見て回るほどのバイタリティは持ち合わせておりませんでした。荷物を背負って見て回る気力もなかったので、チケット小屋で背嚢を預かってもらいました。





この遺跡は正式名称をLa Santísima Trinidad de Paranáといい、Jesús de Tavarangueと共に世界遺産に登録されています。17世紀から18世紀にかけて築かれた、イエズス会の伝道村の一部が廃墟化して残っている遺跡です。

世界遺産にもかかわらず鐘楼の上で観光客を2名見かけたっきり観光客はほとんどいませんでした。そのせいか他の世界遺産にありがちな「触るな」「撮るな」「登るな」の類の禁止事項が少なく、自由に見て回ることが可能です。









この鐘楼は中に入れます。階段で2階に上がることもできるので、この遺跡唯一のビュースポットとなっているようです。













上からの眺め。





アリ塚。





何か分からん花。









メインの教会です。今では屋根が抜けてしまって残念な姿になっていますが、創建当時の姿を想像で補ってみると、他のラテンアメリカ諸国に現存するカテドラルに匹敵する教会建築であったことは、これらの重厚な土台と繊細な彫刻から容易に想像がつきます。





外から見るとこんな感じです。





今度は逆に祭壇側から入り口を見るとこんな感じです。





地下の遺体安置所への入り口。





もちろん遺体が今も置いてあるわけなどなくスッカラカンです。





横には隣の建物に通じる入り口が。





修復待ちの石材が陳列されています。





おそらく生前は神父だったと思われる人骨も展示してあります。

写真は100枚近く撮っているのですが、全部をいちいち挙げていってもキリがないのでこのへんでやめておきます。

(後編に続く)

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