社会人学生の遅れてきた学習意欲

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メルコスール2日目―ピザ一切れに粒粒辛苦

2010年03月21日 | 2010南米旅行
(前回の続き)
ヘプブリカ広場のバス停からブタンタン行きのバスに乗って40分、車掌が「着いたで」と言ってくれたのでお礼を言ってバスを降りると、そこはサンパウロ大学の正門前でした。

「ブタンタン研究所はコチラ!」みたいな看板も何も無く、大学正門の守衛室で研究所の所在を訊きますが、相変わらず何を言ってるのかサッパリ分かりません。守衛室から見てラウンドアバウトの向こう側にサンパウロ大学のインフォメーションがあるのでそこでもう一度訊いてみることにします。

係のオバチャンがニコニコ丁寧に説明してくれますが、やっぱりキーフレーズしか分かりません。されどここはインフォメーション、小さな案内図があったのです。オバチャンはその地図にこうやって行くんだよ、と鉛筆でルートをなぞって説明してくれたのでなんとか方向は見えてきました。





大学構内をあちこち彷徨い歩きつつ、昼ご飯中のオッチャンの邪魔をして道を教えてもらい、なんとかInstituto Butantan(ブタンタン研究所)に着きました。その名前から判断して大学の中にあると思っていましたが、実は大学の敷地の外にあり、そのせいで迷っていたのでした。

掘建て小屋みたいなチケットオフィスでチケット購入、BRL 6(=300円)。案内パンフレットはポルトガル語と英語の2バージョンあるようで、「スペイン語なら分かるよ」と言うとポルトガル語版を渡されました。





ヘビ小屋入り口。こじんまりした建物ですがそれに見合わず中のヘビの種類はそこそこいて、主に毒蛇をメインに展示しています。ちなみに屋外でも何種類かが放し飼いに近い形で飼育されています。

たまたま外で飼育係がシマヘビを持ち出してヘビに触ってみようコーナーみたいなのをやっていましたが、チビっ子が対象のようでしたのでボクは遠巻きに見ているだけでした。





ミドリツルヘビ。和名でこういうのかどうか知りませんが、英語名でGreen Vine Snakeと言います、中南米原産。ものすごくきれいな色の体色をしていて、愛嬌のある顔をしています。





ガラガラヘビ。言わずと知れた有毒種。この子に限らずヘビはサルのように絶えず無意味にチョコマカ動くことがないので、このように丸まってじっとしている子がほとんどです。









ヒキガエルの類。毒蛇メインにもかかわらずこういう補食される運命にある生物もいろいろ取り揃えています。





威嚇してくるのがちょっとムカつきますが、じっとしているヘビばかりのなかでこれだけ動いてくれるとむしろ有り難い感じがします。





どや顔のイグアナ。ポーズがかわいかったので思わず何枚も撮ってしまいました。





放心状態のミシシッピアカミミガメ。いわゆる夜店のミドリガメのことです。脚が完全に伸びきっているのがツボ。

さて、毒蛇はさんざん堪能したのでサンパウロ中心部に帰ることにします。サンパウロ大学は敷地が広く、構内を普通にバスが走っています。バス停に着いてバスの行き先を見ると…





学生が貼ったと思われるビラの数々。このビラの有る無しにかかわらず、バスの行き先や方面別表示などはどこにもありません。仕方ないのでここに来るときに乗っていたバスと同じ色のバスを見つけては停めて「ヘプブリカ行く?」と訊きますが答えは数回連続"NO"の嵐。

発音が悪いからかなぁなどといろいろ原因を探ってみましたが、原因はどうやらサンパウロ中心部から市外へと走ってくるバスを捕まえていたからのようです。例えばA発B着のバスでもB発A着のバスでも、行き先に" A , B "としか表示がないのでどちらに向かっているか分からんのです。

という事情なので地元の人間でもいちいちバスを停めては行き先を確認するのが常態化しています。結局「ヘプブリカには行かんけど近くまで行くから乗れば?」と言ってくれたバスに乗ってセー広場まで乗って帰りました。





18:30
朝ご飯を食べたきり何も食べてないので、意を決して軽食屋(Lanchonete)に入ります。言うことは通じるけれども、単語ですら何を言われてるのか分からん状態がしばし続きます。去年度のポルトガル語の授業で軽食屋での注文ロールプレイやったのにな~…





(店員の)苦心の末ありつけたチーズたっぷりピザと生絞りオレンジジュース、BRL 5(=250円)。ウマい!こんなに安くそれなりのものが食べられるならもっと早く来れば良かったなぁ。

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