先日、盛岡まで足を伸ばして、「もりおか啄木・賢治青春館」という所に行ってきました。
こじんまりした建物ではありますが「国指定重要文化財」に指定されてるだけあっていい感じでした。
明治43年に竣工した旧第九十銀行を保存活用して石川啄木と宮沢賢治が青春を送った盛岡の町を紹介しているミュージアムといったところでししょうか。
明治時代の銀行とあって窓も鋼鉄で出来ていました。
階段と手摺
右から賢治さん、啄木さん、高村光太郎さん
さて本題ですが、ここで常設展のほかに企画展示として「宮沢賢治と鳥っこ展―目で見る賢治鳥類学―」をやっています。
⇒ 賢治作品に出てくる鳥の写真と文中の言葉を引用して紹介する企画展示です。
『賢治の時代、鳥とは、食べる物、狩猟する物、籠に入れて飼うものでした。野鳥という言葉も概念もなく、入手しやすい双眼鏡や携帯便利な鳥類図鑑も有りませんでした。その上賢治がムクドリをモズとし、農夫がオオジシギをホドシギ呼んでいたように、鳥の名前も各地方で方言、標準語入り混じってそれぞれだったのです。
その状況の中で宮沢賢治はたくさんの鳥を童話や詩に登場させて、ユニークに描きました。』(企画手展開催にあたってより抜粋-赤田 秀子)
確かに賢治さんの時代に沢山の野鳥を観察してその特長とか習性を上手く作品に登場させたのはすごいことですね。一番心に残っているのはやはり学校の教科書で読んだ「よだかの星」ですか。ヨダカは標準和名ではヨタカだそうです。
興味のある方は9月24日までやっているそうですからぜひ見に行ってください。
盛岡市中ノ橋通り1丁目1―25℡019-604-8900
http://www.odette.or.jp/seishunkan/
もう一つ、すぐそばに国の重要文化財がありました
こちらは現役の銀行でした。
レトロな建物もいいですね。
owakuさんが宮沢賢治を「賢治さん」と書いておられるのも印象に残りました。
ついでに岩手大学の植物園や校内を散策してきました。
もちろん樹木観察をかねてでした。