イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

終戦記念日の本

2009-08-13 13:38:55 | 


 近頃トンと本を読まなくなりました、目が渋くなったというのもあるし本を読める時間、たとえば通勤電車に乗るというように確かな時間が無いこと、、など考えられます、かといって時間が無いわけではない!事実は本を開いて少し読み始めるとスーッと睡魔が襲ってきてその場で気を失ってしまうのです。つまり読書は睡眠薬の替わりになっているのです。
 それでも本を読みたいという欲求は昔と変わらず、いいなと思う本はすぐに買ってしまう、そのまま読まずに積んで置くこともよくあります、でもいつか読むだろうということで注文してしまう。
 そんな事でつんである本の一冊を今読み始めているところです。

「終戦日記を読む」 野坂昭如 著

 8月に入って広島、長崎の原爆投下の日を迎えそして終戦記念日、終戦記念日というより敗戦を記憶する日といったほうがイイのではないかと何時も思うのですが、ともあれもう64年も過ぎてしまったのですね。
 さて、内容はその時代の様々な人、市井の人、有名人などの日記を読んで野坂氏がもう一度あの時代を生き考えるという内容だ、昭和20年8月5日、広島の女学生・森脇瑤子さんは「一生懸命がんばる」と日記に書き、その翌日原子爆弾の犠牲となった。
 野坂昭如といえば今の若い人には「アニメ火垂るの墓」の作者として知られているようですが人によれば「エロ事師たち」などの書名だけでエロい本を書いた人と感じている人もあるようです。
 そこで野坂氏の生き方や作品が好きな私としてはぜひこの本や以前からの作品を読んでいただきその誤解を解いてほしいと考える次第です。