宮沢賢治の童話に出てくる「なめとこ山の熊」の舞台になっている「なめとこ山」って本当にあるのでしょうか?
花巻市を流れる豊沢川にかかる「幕舘橋」の欄干に設置されている案内板です、実在する山のようですね、宮沢賢治生誕100年記念のときに記念行事の一つとして国土地理院の地形図にその名前が載ったということでした。
案内版には「登山道が整備されていないので登山できません」と有りましたが登った人が有る様なので実際に行ってみました。
花巻市外から鉛温泉を通り越してから豊沢湖を渡り旧沢内村に向かい、幕舘橋を渡ってすぐに雫石方面に曲がります。
そして豊沢川の支流に沿って車を走らせます、花巻市と雫石の境「峰越峠」の手前辺りに目印になっている「金勢神社」登り口があったので、どんな感じか確かめるつもりで登ってみました。
もう一つ、直接なめとこ山に登る登山道があるようですが今回は解かりやすいというか登りやすい道を選びました。
道はわかりやすく登りもきつくなく快調でした、はじめは杉や一部唐松の植林のなかを登りますがそのうち雑木の山になります。
ブナやミズナラのなかに「クロベ」の大木がひときは目立っていました。「クロベ」は別名「ネズコ」といってヒノキかですが樹皮が滑らかで光沢があります。
クロベ
ブナなどの登山道
金勢神社
今回登った道はこの写真の神社のための物ですが、この道はそのまま「なめとこ山」の頂上まで通じているようです。というのは少し時間がなくなったのでもう少し頂上目指して歩いてから帰路につくことにしました。
ということで、次回「樹を観る会」の下見でした。
10月26日(日)「樹を観る会」で「なめとこ山」に行きます。
改めて時間などはお知らせいたしますが、良かったら日程に入れておいてください。
「アケボノソウ」のぼり口当たりに咲いていました、綺麗ですね。
この間新聞に紹介されていたので直ぐに分かりました。