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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

「 「間」の感覚 」の授業 6  全文を要約する

2015年10月24日 | 国語のお勉強(評論)

 

Q32 全文を200字以内で要約しなさい。


 手順1、意味段落ごとの内容をまとめる。
   2、意味段落の論理的な関係をつかむ。
    対比の関係? 並立? 因果関係? 発展させたもの?
   3、2が見えるようにまとめる。
    a 骨格を決める
    b 与えられた字数にあわせ、必要な要素を足す


 【骨 格】 S(何)は、Aである。
 【基本形】 SはBではなくAだ、なぜなら~(理由)からだ。
 【字数にあわせて】
       Sは、Bではなく(対比)Aである。
       Sは、a1、a2、a3のように(相似)Aである。
       Sは、~のときに(条件)Aである。
       Sは、A1でありA2である(並列)。


一 自然感情の違い A ←→ B
二 中間領域の存在 A
三 内と外の区別  A
四  「間」の感覚  X   … ここがメイン

 

【骨格】 日本人の行動様式を決定するのは、「間」の感覚という特有の行動原理である。

A32
一段落 自然と距離を置いて生きる西欧人とは異なり自然と一体化して生きる日本人は、36字

二段落 中間領域に媒介されて内部と外部との境界が曖昧な日本建築に暮らしているが、36字

三段落 同時に内面的には内部と外部との境界は明確に意識されている。29字

四段落 
 空間だけでなく、時間、人間関係のあらゆる面で、自己との関係性に基づく心理的境界が時と場合によって設定され、54
 この日本人独特の「間」の感覚が日本人の行動様式を決定する原理となっている。37字


 ☆ 200字は一橋大学の第三問と同じ形式だが、東大の第一問設問五も、ほぼ同じように考えればよい。

コメント
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