どこの学校でも、漢字練習用の問題集を使用していると思う。
本校も今まで『パピルス』やら『ゴロゴ』やら『漢字マスター1800』やらいろいろ使ってみて、今の学年は駿台文庫の『生きる漢字・語彙力』を採用させていただいた。
語彙力を伸ばすことを第一に考えて、霜栄先生のこの本にしてみたのだ。
よかったと思う。ただ、みょうに例文が気になる。
霜先生は、なるべく生きた例文を用意したと前書きで書かれているが、やけに乙女度が高い気がするのだ。
子供の頃からイタン児だったの。やーねぇ。
毎日やればカンタンに上達するのは確かよ。でも嫌。
みたいに。
「やーねぇ」とか「でも嫌」って、いる?
読む側に「えっ」と思わせてるのだから、きっと効果あるのだろう。
駿台に教員研修にいって霜先生にサインもらったとき、聞いてみればよかった。
みんなヘイサ的なの、ちょー好きだね。だよね。
人生をモサクするのは十二で飽きた。十二?
これは、複数の登場人物なのだろうか。
廊下で大好きな男の子とショウトツしそうになった。
私はソバージュにするのにはテイコウがあった。
どんなクリームも完全には紫外線をシャダンできない。
ソボクな人が好き。飾らない人が好き。
て、やっぱ女子ぽいよね。
でも、つきあってみると、けっこう気の強い子なんだと思える。
ふーん、あなたってアンガイいい加減な人だったんだ。
モンガイカンは黙ってろってわけ?
人をカイしてなど会いたくありません。
どうしていつも責任をマヌガれようとするの?
ときびしく詰問したり、男子をリードしようとしたりする。
彼女はスラリとしたシシを蒲団の上に投げ出した。
思わず彼が言う。
君にその気がなくても人にはチョウハツ的に映るんだ。
彼女が答える
この先のテンカイはどうなるの?
シャワーをアびてからにしようよ。
生徒さんたちが勉強しながらドキドキしたりしないか、少し心配だ。