水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

2月11日

2014年02月11日 | 日々のあれこれ

 修学旅行二日目。積雪380㎝。快晴。あまりに天気がよく、理系クラスだけの予定だったクラス集合写真を全クラス撮ってしまった。開講式を行ってスキー実習に入る。陽が出ているので気温もあがり、北海道バージョンで装備して外に出た子は汗をかいたようだ。午前中は本部ですごし、午後ゲレンデに出ると、昨年実習できなかった子たちを中心にした初級班が目に入る。たどたどしいけど、一生懸命すべっている。まったく初めてのスキーを北海道の雪で三日間専門家について習ったら上手になるだろう。そのうちの一人に実習後声をかけてみたら、楽しいですと言うので安心した。お昼はカツカレー。夕食はバイキングメニューでカニ食べ放題もついていた。夜は希望者だけのナイター。昼の様子から見てけっこう参加すると予想したが、それほどではなかった。食事の光景を見ても感じるけど、たとえば自分が高校生のときに比べてもみな上品で、がつがつ感がないのだ。なんかすごい大きな話になってしまうけど、日本の社会の成熟度がこんなところに現れてるんじゃないだろうか。いいことか悪いことかっていったら、いいに決まってる。ハングリー精神が足りないとか、草食系とか今の若者を評する人もいる。でも、われわれの諸先輩方が、日本人みんなが食うに困らないように、健康で文化的な生活ができるようにとがんばってきて、われわれもその流れで働いて、結果子供たちに今の暮らしを与えることができた。自分はできなかったことも子供たちのは与えようとしてきた結果だ。問題点はもちろんあるけれど、総体として今の若者たちは恵まれていると思う。彼ら自身がそれをどうとらえるかは全く別問題で、大人がああだこうだ言うのは大きなお世話なはずだ。自分たちに与えられているものは遠慮なく享受してもらって、そのうえで可能なかぎりいろんな経験をしてもらいたいなあと思う。まだ二日目なのね。

 

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