「勉強してないので、模試はまだ受けたくないです。」
「さらってないので、合奏でないで個人練やってて、いいですか?」
こういう生徒さんには、きびしくそれをとがめ、勉強してないからこそ模試を受けるのだ、合奏にまさる個人練はないのだと指導してきた。
なので、練習してないから休ませてもらおうかなと考えてしまう自分を叱咤し、指揮法講習会に参加させていただいた。
「じゃあ、まず一回、やってみましょう」
はい、おねがいします。
「 … 。
先生、鏡を見て図形を書く練習しましたか。
前回言いましたよね。」
す、すいません。
後悔した。
参加したことをではなく、練習していかなかったことを。
そんな状態でも、何がどうわるいか、何をどう練習してくればいいのかを、丁寧に教えていただいた。
逆の立場で、つまりおれが教える側で、そんな生徒をみたら、やる気ないなら帰ればって言ってたかもしれない。
今度こそちゃんとやっていこう。
でも、やはり休まなくてよかった。
休んでいたらゼロになってしまうところだった。
レッスンが終わり、その足で東京駅へ。
膝の手術をした母を見舞いに新幹線に乗る。
反省しながら、駅で一杯だけビールをいただいた。
カバンの中につめてあったやるべき仕事は、出す前に眠りにおちていた。
「さらってないので、合奏でないで個人練やってて、いいですか?」
こういう生徒さんには、きびしくそれをとがめ、勉強してないからこそ模試を受けるのだ、合奏にまさる個人練はないのだと指導してきた。
なので、練習してないから休ませてもらおうかなと考えてしまう自分を叱咤し、指揮法講習会に参加させていただいた。
「じゃあ、まず一回、やってみましょう」
はい、おねがいします。
「 … 。
先生、鏡を見て図形を書く練習しましたか。
前回言いましたよね。」
す、すいません。
後悔した。
参加したことをではなく、練習していかなかったことを。
そんな状態でも、何がどうわるいか、何をどう練習してくればいいのかを、丁寧に教えていただいた。
逆の立場で、つまりおれが教える側で、そんな生徒をみたら、やる気ないなら帰ればって言ってたかもしれない。
今度こそちゃんとやっていこう。
でも、やはり休まなくてよかった。
休んでいたらゼロになってしまうところだった。
レッスンが終わり、その足で東京駅へ。
膝の手術をした母を見舞いに新幹線に乗る。
反省しながら、駅で一杯だけビールをいただいた。
カバンの中につめてあったやるべき仕事は、出す前に眠りにおちていた。