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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

夜スペ

2008年01月10日 | 日々のあれこれ
 部員を駅まで送った帰り、車のラジオで藤原校長先生の話をきいた。塾と提携した補習授業「夜スペ」で、いま話題になっている方だ。今回の件について都教委が待ったをかけたという報道があり、それで賛否両論いっきに話題になったが、実際にはいろんな下準備をやられていたようだ。とくに英語については、これまでも同主旨の企画を続けていて、その成果をもとに国語や数学でも行うことにしたという。「よのなか科」の設置も有名だが、力のある人が校長になると、公立の中学校でも、これだけのことができるのだというお手本だろう。教育の問題については、たくさんの人が様々な意見を言い、いろんな案がだされるが、実際に学校を変えうるのは現場の教員でしかない。そして質の高い改革をやれる人となると、やはり東大を出ているぐらいの知力はないといけないのかとも思った。いや、東大を出ているだけじゃだめか。文科省がいかに無能かを考えれば。川越市の中学校に長年勤務し、「プロ教師の会」として多くの本を出版し発言されてきた河上亮一先生も東大の経済学部出身である。わが母校金沢大学教育学部OBが本を出したという話はきいたことがない。やはり偏差値と仕事能力の相関は高いと思ってしまう。
 ただ、今回の件で、一番心配しているのは、やはり現場の先生というか他の中学校の校長先生ではないかな。和田中でやれることがなぜうちの学校ではやれないのかと言い出す保護者が何人も出てくることが予想されるから。
 遅れている子の補習も進んでいる子用の塾的な講習も、全部まかなおうとしている我々が忙しいのも当然だ。
 
コメント
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